Denodo Platform 8.0 のドキュメントにようこそ¶
重要
以前のバージョンの Denodo からアップグレードするには、『 Upgrade Guide 』の手順に従ってください。Denodo 7.0 で生成した VQL ステートメントを Denodo 8.0 に直接インポートすることはできません。
バージョン 8.0 にアップグレードするプロセスは、Denodo 7.0 にアップグレードするプロセスとは異なります。
注釈
ユーザーマニュアルは 2021年01月28日 に更新されています。
注釈
一部日本語版が準備できていないドキュメントがございますが、現在日本語化作業を推進しておりますため、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
はじめに¶
Denodo Platform は、アプリケーションで複数の異種混合のデータソースからのデータを使用できるようにするデータ仮想化システムです。
データソースからデータをコピーまたは移動することなく、分散した複数のデータソースのデータをリアルタイムで利用、統合できるようにします。

Denodo Platform の一般的なアーキテクチャ¶
Denodo Platform は、次のモジュールで構成されています。
Virtual DataPort |
Denodo Platform のメインモジュールです。これを使用することで開発者は、データベース、SAP BW サーバー、XML ファイル、JSON ファイル、CSV ファイルなどの複数のソースからのデータを統合する「仮想ビュー」を作成できます。 Virtual DataPort には、こういった仮想ビューにクエリを実行するための方法がいくつか用意されています。
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Data Catalog |
ビジネスユーザーを対象として、組織のデータおよびメタデータに対してクエリおよび検索を行えるようにします。 |
Scheduler |
これを使用すると、Denodo Platform の他のモジュールとやり取りするジョブをスケジュールできます。たとえば、特定の時点に Virtual DataPort にクエリを送信してその結果を処理するジョブなどです。 |
Diagnostic and Monitoring Tool |
これは次の 2 つの主要機能を提供します。
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ITPilot |
これを使用すると、半構造化データと非構造化データを Web からクエリして取得する処理が簡単になります。 |
Solution Manager |
これを使用すると、Denodo サーバーの展開を管理しやすくなります。Solution Manager は次の 2 つのコンポーネントで構成されています。
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これらのモジュールは次の 2 つのインストーラーで提供されています。
Denodo Platform のインストーラー。Virtual DataPort、Data Catalog、Scheduler、Diagnostic and Monitoring Tool、および ITPilot が含まれています。
Solution Manager のインストーラー。
インストール¶
Solution Manager をインストールする方法は、『 Solution Manager インストールガイド 』で説明されています。
Denodo Platform をインストールする方法は、『 Denodo Platform インストールガイド 』で説明されています。
Virtual DataPort¶
Virtual DataPort のマニュアルは、次の 3 つのドキュメントに分かれています。
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データ仮想化の基本概念を示しています。
Virtual DataPort Administration Tool を使用して、分散した異種ソースからのデータの統合ビューを作成する方法を説明しています。
Virtual DataPort Server を構成して管理する方法を説明しています。
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Denodo JDBC および ODBC ドライバーを使用して Virtual DataPort Server にアクセスし、アプリケーションから Denodo にクエリを実行する方法を説明しています。
Virtual DataPort が提供する API を使用して、ストアドプロシージャ、新規ソースに対するラッパー、関数、セキュリティポリシー、フィルターといったカスタムの拡張機能を開発する方法を説明します。
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VQL 言語 (Virtual Query Language) の参照マニュアルです。
VQL は Virtual DataPort が提供する言語です。これを使用すると、ビューのクエリ、Virtual DataPort 内の要素 (データソース、ビュー、Web サービスなど) の管理、および Administration Tool から実行できるほぼすべてのタスクのプログラムによる実行が可能になります。
VQL には SQL との高い互換性があります。
Data Catalog¶
Data Catalog を設定して使用する方法は、『 Data Catalog ガイド 』で説明されています。
Diagnostic & Monitoring Tool¶
『 Diagnostic & Monitoring Tool ガイド 』では、Diagnostic & Monitoring Tool を使用して、以下のことを行う方法を説明しています。
1 つまたは複数の Virtual DataPort Server のステータスをリアルタイムに表示する
Virtual DataPort によって生成されたログファイルを処理して過去の問題を診断する
Scheduler¶
Denodo Scheduler を使用する方法は、『 Scheduler Administration Guide 』で説明されています。
Solution Manager¶
Solution Manager のマニュアルは、次の 2 つのドキュメントに分かれています。
Solution Manager Administration Guide
このツールを使用して Denodo サーバーのクラスターを管理する方法を説明しています。
Denodo サーバーで使用するライセンスをこのツールから管理する方法を説明しています。これにより、ライセンスをサーバーごとに管理する必要がなくなります。
重要
以下に示した Denodo Platform の 2 つのモジュールはサポートが終了しており、次のメジャーバージョンの Denodo Platform で廃止される予定です。
Aracne (「 The Aracne Module Has Been Deprecated 」を参照)
ITPilot (「 Features Deprecated for Denodo Platform 8.0 」を参照)