USER MANUALS

デプロイ

cluster.sh スクリプトは、 ディストリビューション のルートフォルダにあり、Kubernetes への Denodo 組み込み MPP のデプロイを、Helm チャートを使用して自動化します。

重要

Windows 上で 組み込み MPP を実行するには、以下を実行します。

  • CygwinGit Bash などの Bash 互換シェルをインストールするか、または Linux 用 Windows サブシステム (WSL) を使用する必要があります。

  • このコンピュータで環境変数 HADOOP_HOME が設定されているかどうかを確認します。なぜなら、 cluster.sh がユーザーの指定したすべての資格情報の暗号化を透過的に管理するために Hadoop が必要だからです。

    HADOOP_HOME が設定されていない場合、以下を実行します。

    1. ディレクトリを作成します (例: <DENODO_HOME>\hadoop_win_utils)。

    2. 作成したディレクトリの下に bin という名前のディレクトリを作成します (例: <DENODO_HOME>\hadoop_win_utils\bin)。

    3. 環境変数 HADOOP_HOME を、 <DENODO_HOME>\hadoop_win_utils を参照するように設定します。

    4. <DENODO_HOME>\\dll\\vdp\\winutils ディレクトリの内容を %HADOOP_HOME%\bin にコピーします。

cluster.sh スクリプトの 前提条件 を以下に示します。

  1. kubectlHelm v3 、および Java が必要です。

  2. Denodo 組み込み MPP コンテナーイメージが配置されているコンテナーイメージレジストリに対する認証を構成します。

    コンテナーイメージレジストリの資格情報 」のセクションを参照してください。

Denodo 組み込み MPP のデプロイ方法の説明:

Denodo 組み込み MPP は、Helm チャートとして配布されます。ただし、Helm チャートに加えて、ユーザーの指定したすべての資格情報の暗号化を透過的に管理するための cluster.sh も提供します。それには、Hadoop 資格情報プロバイダーフレームワークを使用してキーストアファイル creds.jceks を作成し、暗号化されていない値を使用することを避けます (例: S3 アクセスキー ID と S3 シークレットアクセスキー)。

cluster.sh deploy [OPTIONS]

一般的なオプション

  • --presto-password: このオプションは、デフォルトの``pr3st%`` を使用せずに、 presto ユーザーのパスワードを設定します。

    コマンドラインでこのパスワードが指定されない場合、 cluster.sh deploy がパスワードの入力を要求し、bash の履歴にパスワードが残らないようにします。コマンドラインでもプロンプトでもパスワードが指定されない場合、 values.yaml ファイルで指定されている presto.coordinator.passwordAuth.prestoPassword が使用されます。

  • --credstore-password: 暗号化された資格情報ファイル creds.jceks を保護するパスワード。このファイルには、ユーザーが指定したすべての資格情報が保存されます。

    コマンドラインでこのパスワードが指定されない場合、 cluster.sh deploy がパスワードの入力を要求し、bash の履歴にパスワードが残らないようにします。

  • --metastore-password: 組み込み Hive メタストアのデータベースのパスワード。

    コマンドラインでこのパスワードが指定されない場合、 cluster.sh deploy がパスワードの入力を要求し、bash の履歴にパスワードが残らないようにします。コマンドラインでもプロンプトでもパスワードが指定されない場合、 values.yaml ファイルで指定されている metastore.connectionPassword が使用されます。

  • --register: このオプションを指定すると、 Denodo に「embedded_mpp」という特殊なデータソース を作成する最終ステップがデプロイプロセスに含まれます。また、Denodo 組み込み MPP を使用してクエリを高速化するように Denodo クエリオプティマイザーを構成します。

この機能を使用するには、 Denodo エンタープライズプラスサブスクリプションバンドル と 8.0u20230301 更新プログラムが必要です。

cluster.sh スクリプトの他のオプションは、Denodo 組み込み MPP でアクセスするオブジェクトストレージによって異なります。

次のセクションを参照してください。

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