デプロイ¶
cluster.sh
スクリプトは、 ディストリビューション のルートフォルダにあり、Kubernetes への Denodo 組み込み MPP のデプロイを、Helm チャートを使用して自動化します。
重要
Windows 上で 組み込み MPP を実行するには、以下を実行します。
Cygwin 、 Git Bash などの Bash 互換シェルをインストールするか、または Linux 用 Windows サブシステム (WSL) を使用する必要があります。
このコンピュータで環境変数
HADOOP_HOME
が設定されているかどうかを確認します。なぜなら、cluster.sh
がユーザーの指定したすべての資格情報の暗号化を透過的に管理するために Hadoop が必要だからです。HADOOP_HOME
が設定されていない場合、以下を実行します。ディレクトリを作成します (例:
<DENODO_HOME>\hadoop_win_utils
)。作成したディレクトリの下に
bin
という名前のディレクトリを作成します (例:<DENODO_HOME>\hadoop_win_utils\bin
)。環境変数
HADOOP_HOME
を、<DENODO_HOME>\hadoop_win_utils
を参照するように設定します。<DENODO_HOME>\\dll\\vdp\\winutils
ディレクトリの内容を%HADOOP_HOME%\bin
にコピーします。
cluster.sh
スクリプトの 前提条件 を以下に示します。
Denodo 組み込み MPP コンテナーイメージが配置されているコンテナーイメージレジストリに対する認証を構成します。
「 コンテナーイメージレジストリの資格情報 」のセクションを参照してください。
Denodo 組み込み MPP のデプロイ方法の説明:
Denodo 組み込み MPP は、Helm チャートとして配布されます。ただし、Helm チャートに加えて、ユーザーの指定したすべての資格情報の暗号化を透過的に管理するための cluster.sh
も提供します。それには、Hadoop 資格情報プロバイダーフレームワークを使用してキーストアファイル creds.jceks
を作成し、暗号化されていない値を使用することを避けます (例: S3 アクセスキー ID と S3 シークレットアクセスキー)。
cluster.sh deploy [OPTIONS]
一般的なオプション
--presto-password
: このオプションは、デフォルトの``pr3st%`` を使用せずに、presto
ユーザーのパスワードを設定します。コマンドラインでこのパスワードが指定されない場合、
cluster.sh deploy
がパスワードの入力を要求し、bash の履歴にパスワードが残らないようにします。コマンドラインでもプロンプトでもパスワードが指定されない場合、values.yaml
ファイルで指定されているpresto.coordinator.passwordAuth.prestoPassword
が使用されます。--credstore-password
: 暗号化された資格情報ファイルcreds.jceks
を保護するパスワード。このファイルには、ユーザーが指定したすべての資格情報が保存されます。コマンドラインでこのパスワードが指定されない場合、
cluster.sh deploy
がパスワードの入力を要求し、bash の履歴にパスワードが残らないようにします。--metastore-password
: 組み込み Hive メタストアのデータベースのパスワード。コマンドラインでこのパスワードが指定されない場合、
cluster.sh deploy
がパスワードの入力を要求し、bash の履歴にパスワードが残らないようにします。コマンドラインでもプロンプトでもパスワードが指定されない場合、values.yaml
ファイルで指定されているmetastore.connectionPassword
が使用されます。--register
: このオプションを指定すると、 Denodo に「embedded_mpp」という特殊なデータソース を作成する最終ステップがデプロイプロセスに含まれます。また、Denodo 組み込み MPP を使用してクエリを高速化するように Denodo クエリオプティマイザーを構成します。
この機能を使用するには、 Denodo エンタープライズプラスサブスクリプションバンドル と 8.0u20230301 更新プログラムが必要です。
cluster.sh
スクリプトの他のオプションは、Denodo 組み込み MPP でアクセスするオブジェクトストレージによって異なります。
次のセクションを参照してください。