Kubernetes のデプロイ¶
Denodo 組み込み MPP は、Kubernetes 1.23 以上で以下のソフトウェアと一緒に動作するように設計されています。
Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)
Amazon EKS へのデプロイを計画する場合、 Denodo 組み込み MPP AWS チェックリスト を参照してください。
Azure Kubernetes Service (AKS)
Azure Kubernetes Service へのデプロイを計画する場合、 Denodo 組み込み MPP Azure チェックリスト を参照してください。
Red Hat OpenShift
Google Kubernetes Engine (GKE)
Kubernetes クラスタにデプロイするための主な手順を以下に示します。
Kubernetes クラスタを作成します。
以下の構成でノード数
N + 2
個の Kubernetes クラスタを作成し、それらのノードでは他のアプリケーションを実行しないことをお勧めします。組み込み MPP コーディネーター用ノード 1 個
組み込み Hive メタストアおよび組み込み PostgreSQL 用ノード 1 個
組み込み MPP ワーカー用ノード N 個 (MPP ワーカーごとにノード 1 個)
Denodo 組み込み MPP でクエリを処理するには一定量の CPU とメモリが必要なので、少なくとも 16 ~ 32 コアおよび 64 ~ 128 GB のメモリのノードから開始することもお勧めします。たとえば、Amazon Elastic Kubernetes Service では、
m6a.8xlarge
またはr6a.4xlarge
ノードで開始できます。詳細については、「 Denodo 組み込み MPP のサイズ設定の推奨 」を参照してください。
Kubernetes サービスタイプに基づいて Denodo 組み込み MPP を Denodo サーバーに公開する方法 を決定します。オプションを以下に示します。
LoadBalancer。デフォルトで構成されているオプションです。
ClusterIP と Ingress。それには、事前に NGINX Ingress Controller などのイングレスコントローラーをインストールする必要があります。
ClusterIP と Route。ルートは OpenShift に固有であるため、このオプションは OpenShift でのみ使用できます。
組み込み PostgreSQL を使用する場合、クラスタで Kubernetes ストレージクラスを構成し、Kubernetes Persistent Volume をプロビジョニングしていることを確認します。なぜなら、クラスタは永続ボリュームを使用して、メタデータの永続性を保証するからです。詳細については、 組み込み PostgreSQL の永続ボリューム の説明を参照してください。
Denodo 組み込み MPP の Helm チャートとコンテナーイメージは、 Denodo Harbor Registry から入手できるほか、Denodo 組み込み MPP ディストリビューション にも用意されています。
重要
Denodo Harbor Registry の資格情報は、6 か月ごとに期限切れになります。これは、Kubernetes が Denodo Harbor Registry からイメージをプルできるように、 Denodo Harbor に 6 か月ごとにログインすることを意味します。
このオプションはテストや概念実証 (POC) を目的とする場合には適していますが、本番シナリオではベストプラクティスとして プライベートコンテナーイメージレジストリ を使用することを検討してください。
Helm チャートの
values.yaml
ファイルを使用して、Denodo 組み込み MPP を構成します。「 構成 」のセクションを参照してください。ディストリビューションに含まれる
cluster.sh
スクリプトを使用して、Denodo 組み込み MPP をデプロイします。「 デプロイ 」のセクションを参照してください。オートスケーリングは、オプションですが、使用することをお勧めします。
Amazon EKS のオートスケーリングについては、「 EKS における Denodo 組み込み MPP クラスタのオートスケーリングの構成 」を参照してください。
Azure Kubernetes Service のオートスケーリングについては、「 AKS における Denodo 組み込み MPP クラスタのオートスケーリングの構成 」を参照してください。