デプロイ時のトラブルシューティング¶
このセクションでは、Denodo 組み込み MPP をデプロイする際に最もよくある問題の解決方法について説明します。
Denodo 組み込み MPP をデプロイする際および Denodo Virtual DataPort から Denodo 組み込み MPP を使用する際によくみられるエラーを検出してトラブルシューティングするには、「 Denodo 組み込み MPP のトラブルシューティング 」を参照してください。
Cannot list resource "pods" in API group "" in the namespace "kube-system"
- 原因
Helm v2 を使用しています。
- 解決策
Helm v3 にアップグレードしてください。
kubectl get pods shows a pod with status ErrImagePull or ImagePullBackOff
- 原因
このエラーは、コンテナーイメージレジストリからイメージを取得できなかった場合に発生します。
- 解決策
kubectl describe pod <pod name>
コマンドを使用して、Events
セクションにイメージのプルに関連するエラーが表示されていないか確認してください。Authorization failed
は最もよくあるエラーの 1 つです。これは、Kubernetes がイメージにアクセスするための資格情報を持っていないことを意味します。これを解決するには、values.yaml
でpullSecret
またはpullCredentials
を設定して、コンテナーイメージレジストリの資格情報を追加します。pullCredentials
を使用する場合、必ずenabled
をtrue
に設定してください。資格情報が正しく、コンテナーイメージレジストリが Denodo Harbor である場合、その資格情報は 6 か月ごとに期限切れになるため、
values.yaml
のimage.repository
セクションで構成されているのと同じユーザーを使用して Denodo Harbor にログインし、その資格情報を更新してください。コンテナーイメージレジストリの資格情報を構成する方法の詳細については、「 コンテナーイメージレジストリの資格情報 」のセクションを参照してください。
kubectl get pods shows PostgreSQL pod in Pending status
- 原因
このエラーは、ノードにポッドをスケジュールできなかった場合に発生します。
- 解決策
kubectl describe pod <pod name>
コマンドを使用して、Events
セクションにポッドのスケジュールに関連するエラーが表示されていないか確認してください。よくあるエラーの 1 つは、Amazon EKS で Kubernetes バージョン 1.23 以上を使用してクラスタがデプロイされ、Amazon EBS CSI ドライバーアドオンがインストールされていないことです。これを解決するには、EKS アドオン
Amazon EBS CSI ドライバー
をインストールし、ポリシーAmazonEBSCSIDriverPolicy
を以下の 2 つにアタッチします。クラスタのワーカーノードのロール
クラスタの ServiceRole
kubect get pods shows Hive metastore pod in CrashLoopBackOff status
- 原因
このエラーは、ポッドが何らかの理由で起動に失敗し、繰り返しクラッシュする場合に発生します。
- 解決策
kubectl logs <hive-metastore pod> --previous
コマンドを使用して、ログにこのエラーが含まれているかどうかを確認します。Caused by: java.security.KeyStoreException: jceks not found ... java.security.NoSuchAlgorithmException: jceks KeyStore not available
これは、 Kubernetes クラスタが FIPS モードで動作していること (Federal Information Processing Standard) を意味します。この問題については、Denodo サポートチームにお問い合わせください。