Oracle Essbase 用コネクターのインストール¶
Oracle Essbase からデータを取得するには、そのコネクターをインストールする必要があります。
Oracle Essbase API では、Essbase サーバーに接続するモードを 2 つ提供しています。これらのモードの詳細については、『Virtual DataPort Administration Guide』の「 Oracle Essbase に接続する多次元データソース 」を参照してください。
インストールする必要がある一連のドライバーは、使用する接続モードに応じて異なります。
3 層 APS モード :
ess_japi.jar
を取得します。組み込みモード : Oracle Essbase 管理ガイドを確認して、Java アプリケーションが組み込みモードで Essbase に接続するために必要な jar のリストを取得します。必要な jar は 接続先の Essbase のリリースに応じて変わるので、参照する Essbase 管理ガイドのバージョンが、使用する Essbase サーバーのバージョンと一致していることを確認します。
適切な jar を取得した後、それらを Virtual DataPort にアップロードします。これを行うには、以下の手順に従います。
Administration Tool を使用して、管理者アカウントでログインします。
[File] メニュー > [Extensions management] をクリックします。
[Libraries] タブをクリックして、[Import] をクリックします。
新しいダイアログの [Resource type] で、[essbase] を選択します。
[Version] で、アップロードするバージョンを選択します。
[Add] をクリックして、ファイルを 1 つまたは複数選択します。複数のファイルを選択するには、Ctrl キーを押しながら各ファイルを選択します。
[OK] をクリックして、ファイルを Virtual DataPort にアップロードします。
Essbase 11 アダプターの要件¶
8.0u20210715 以降のバージョンを使用している場合、Essbase のユーザーアカウントに「読み取り」ロールが必要です。
Denodo 8.0 GA または 8.0u20210209 を使用している場合、Oracle Essbase 11.1.2.2 以降のバージョンと接続するには、Essbase のユーザーアカウントに「マネージャー (データベース)」 ロール が求められます。これは、キューブのイントロスペクションを実行するために必要です。基本ビューの作成プロセス中にキューブのコンテンツをリストしますが、デフォルトでデータソースがキューブのアウトラインを開くためには、ユーザーアカウントにこのロールが必要です。
8.0u20210209 を使用する場合、デフォルトではユーザーアカウントに「マネージャー (データベース)」ロールも必要ですが、この要求は必要に応じて無効にすることができます。これを行うには、Virtual DataPort に管理者としてログインし、次のコマンドを実行します (実行後の再起動は不要です)。
SET 'com.denodo.vdb.essbaseAvoidOpenOutline' = 'true';
この変更を行うと、キューブのアウトラインを開かないため、Essbase のユーザーアカウントに必要なのは「読み取り」ロールのみになります。クエリを実行できるようにする場合は「実行」ロールも必要です。