ITPilot のコンポーネントと構成¶
以下の ITPilot モジュールをインストールできます。
Navigation Sequence Generator : Web ソースの自動 Web 閲覧シーケンスをグラフィカルに生成する場合に使用します。Microsoft Internet Explorer ブラウザーのツールバーとしてインストールされます。
Wrapper Generator Tool : Web ソースに対するラッパーを作成する場合に使用します。『ITPilot Generation Environment』ガイドを参照してください。
Browser Pool : Microsoft Internet Explorer に基づく自動 Web 閲覧シーケンスの実行に必要で、Denodo Browser を使用することもできるラッパー実行環境コンポーネントです。
Wrapper Server : 上記のコンポーネントによって作成したラッパーを実行する場合に使用します。
Verification Server : Web ソースの変更後に ITPilot のラッパーが適切に動作し続けることを自動的に検証する場合に使用します。
Administration Tool : ラッパーの実行と、Browser Pool、Wrapper Server、および Verification Server の構成に使用する Web 管理コンソールです。
Wrapper Client Environment : ITPilot のラッパーを使用するアプリケーションを開発するための API です。
インストールウィザードの手順 2 で [ Custom Installation ] を選択した場合、ITPilot モジュールの以下の項目を構成できます。
Browser Pool : 「 Browser Pool の初期構成 」のセクションを参照してください。
Wrapper Server : 「 ITPilot Wrapper Server 」のセクションを参照してください。
Verification Server : 「 ITPilot Verification Server 」のセクションを参照してください。
Browser Pool の初期構成¶
インストールウィザードの手順 2 で [ Custom Installation ] を選択した場合、ITPilot Browser Pool の以下の項目を構成できます。
Server port number : Browser Pool が着信接続をリッスンするポートです。
Shutdown port number : Browser Pool がシャットダウン要求をリッスンするポートです。
Auxiliary port number : Browser Pool がクライアントとの通信に使用する補助ポートです。
Initial MSIE browser port : 開いている最初の Internet Explorer ブラウザーと通信するために ITPilot が使用するポートです。追加のブラウザーが要求された場合は、連続する昇順のポート番号が使用されます。
Windows オペレーティングシステムでは、[Install as a Windows service] を選択して、Browser Pool を Windows サービスとしてインストールします。
ウィザードの次のページで、ITPilot で必要になる場合があるいくつかのアプリケーションのパスを構成します。
Acrobat Professional installation directory : Acrobat Professional がインストールされているパスです。これは、Adobe Professional ソフトウェアを使用して PDF ドキュメントからデータを抽出する場合に必要です。
Open Office installation directory : OpenOffice がインストールされているパスです。これは、Microsoft Word または Microsoft Excel のドキュメントからデータを抽出する場合に必要です。
ITPilot Wrapper Server¶
インストールウィザードの手順 2 で [ Custom Installation ] を選択し、 かつ Virtual DataPort Server をインストールしない場合、ITPilot Wrapper Server の以下の項目を構成できます。
Server port number : Administration Tool、Design Studio、Denodo JDBC ドライバー、および Denodo Web コンテナーの着信接続をリッスンするポートです。
ODBC port number : ODBC 着信接続をリッスンするポートです。
JMX monitoring ports ( Monitoring port number と Auxiliary port number ) : 監視アプリケーション (JMX アプリケーション) の着信接続をリッスンするポートです。Denodo Diagnostic & Monitoring Tool および Solution Manager がこれらのポートに接続します。
Shutdown port number : ITPilot Wrapper Server がシャットダウン要求をリッスンするポートです。
Windows オペレーティングシステムでは、[Install as a Windows service] を選択して、ITPilot Wrapper Server を Windows サービスとしてインストールします。
Wrapper Server とは別に Browser Pool をインストールする場合は、Wrapper Server で以下の項目を構成します。
Browser Pool の IP アドレス
Browser Pool のリッスンポート
Browser Pool もインストールする場合、インストール中にプールに対して指定した値がこれらのパラメータとして使用されます。
ITPilot Verification Server¶
インストールウィザードの手順 2 で [ Custom Installation ] を選択した場合、ITPilot Verification Server の以下の項目を構成できます。
Server port number : ITPilot Verification Server が着信要求をリッスンするポートです。
Shutdown port number : ITPilot Verification Server がシャットダウン要求をリッスンするポートです。
Auxiliary port number : ITPilot Verification Server がクライアントとの通信に使用する補助ポートです。
Windows オペレーティングシステムでは、[Install as a Windows service] を選択して、ITPilot Verification Server を Windows サービスとしてインストールします。
さらに、同じインストールで Wrapper Server をインストールしない場合、Wrapper Server の以下の接続データを構成する必要があります。
Wrapper Server の IP アドレス
Wrapper Server のリッスンポート
Wrapper Server もインストールする場合、インストール中にこのサーバーに対して指定した値がこれらのパラメータとして使用されます。