Denodo 8.0u20220126 の新機能¶
ここでは、更新プログラム 8.0 20220126 に追加された主な拡張機能を紹介します。
この更新プログラムに含まれる拡張機能について解説した動画も公開しています。
拡張機能とバグ修正の完全なリストについては、この更新プログラムのページの サポートサイト 内にあるリリースノートを参照してください。
Virtual DataPort
新機能 グローバルセキュリティポリシー 。 グローバルセキュリティポリシー は、すべてまたはいくつかのビューに対してすべてまたは一部のユーザーに適用される、特定の条件を確認する制限のセットです。これらの制限は、クエリを実行するユーザーに応じて、一部のクエリの結果をマスクしたり、クエリを拒否したりすることができます。
グローバルセキュリティポリシーは、現在のビュー制限 ( 行制限 と 列権限 ) よりも管理が簡単です。これは、各ビューに制限を割り当てるのではなく、すべてのビューまたは特定のデータベースのビューにグローバルポリシーを適用するように選択できるからです。
パフォーマンスの新たな改善: クエリに GROUP BY があり、WHERE 句にビューパラメータを含む条件がある場合、GROUP BY がソースにプッシュされるようになりました (以前は不可)。
Virtual DataPort (データソース)
新しいデータベースの追加サポート:
SAP IQ (旧称 Sybase IQ)
Hive 3.0
DF、Excel、JSON、XML のデータソース:
FTP サーバーに対する認証に秘密キーファイルを使用できるようになりました。以前は、ユーザー名/パスワードしか使用できませんでした。
HDFS サーバーからのファイル取得のサポートが追加されました。
SAP BW コネクター (多次元データソース) で 内部変数 がサポートされるようになりました。この機能を使用するには、「RSZ_X_COMPONENT_GET」関数に対して、Virtual DataPort が SAP BW への接続で使用するユーザーアカウントへのアクセス権を付与します (「 SAP BW で多次元データソースを使用する権限の付与 」を参照)。
Google BigQuery に接続するためのデータソースを作成する場合、ウィザードから サービスアカウントキーファイル をアップロードできるようになりました。以前は、このファイルを Denodo サーバーが稼働しているコンピュータに手動でコピーする必要がありました。
.zip ファイルを参照する区切りファイル (DF) データソース: ファイルに複数のファイルが含まれる場合、データソースでその zip ファイル内のすべての区切りファイルが処理されるようになりました。以前は、最初の 1 ファイルしか処理されませんでした。その zip ファイル内のファイルはすべて同じ構造 (同じ列) でなければなりません。
Virtual DataPort (キャッシュエンジン)
ターゲットデータベースが Azure Synapse の場合、ビュー、サマリビュー、リモートテーブル、一時テーブルのキャッシュを増分ロードできるようになりました。前回の更新プログラムにより、すでに他のデータベースでは増分ロードが可能になっています (「 増分モード 」を参照)。
Virtual DataPort (Denodo によって公開される Web サービス)
公開する REST Web サービスに OpenAPI ビューアー (SwaggerUI) が組み込まれるようになりました。このビューアーにより、Web サービスのエンドユーザーは、Web サービスの操作を定義する OpenAPI ドキュメントを視覚化し、ビューアー自体から操作をテストできます。
ブラウザーからサービスのルート URL を開くと、ビューアーへのリンクが表示されます。また、Design Studio の Web サービスのサマリでルート URL を開くことができます。
REST Web サービスと RESTful Web サービス (例: http://denodo-server.acme.com:9090/denodo-restfulws) のルックアンドフィールが最新化されています。
Virtual DataPort (JDBC ドライバー)
問題のトラブルシューティングに役立つ可能性のあるログメッセージを生成するよう JDBC ドライバーを構成できるようになりました。ドライバーは、これらのメッセージをファイルに保存したり、コンソールに表示したりすることができます。これを有効にするには、接続 URL にいくつかのプロパティを追加するだけです (「 JDBC ログの有効化 」を参照)。
Virtual DataPort (オペレーションとセキュリティ)
ビューに対して 行制限 を定義するときに、「機密値」のマスク方法を選択できるようになりました。値の最初と最後の 4 文字を返すか、数値を 0 または 1 にするか、独自のカスタム式を適用するか、値を
null
にするかを選択できます。以前は、機密値をマスクするには、null
に設定するしかありませんでした。行制限のような詳細な権限を含む複数のロールをユーザーが持っている場合、その動作は、ロールを追加することで権限を拡張できても、制限されることはないという原則に必ず従うようになりました。この変更の詳細については、「 Fine-Grained Privileges at View Level 」のセクションを参照してください。
Virtual DataPort - Design Studio
ロードマップに従い、Virtual DataPort の Administration Tool のほぼすべての機能を Design Studio で利用できるようになりました。
サーバー構成 。Administration Tool と同様に、この構成にアクセスできるのは管理者のみです。
サマリの作成 と サマリレコメンデーションツール の使用
派生ビューの VQL の手動編集
...
Data Catalog
メタデータを外部データベースに 保存するよう Data Catalog を構成する場合、Oracle と SQL Server への接続に Kerberos 認証を使用できるようになりました。
Scheduler
ジョブの実行結果で、各エクスポーターによって生成されたファイルの数とそのファイル名を表示するポップアップを開くことができるようになりました。
Solution Manager
Solution Manager の 自動クラウドモード で Azure をサポートするようになりました。
自動クラウドモードの主なメリットは、カスタムの Azure エレメントを作成および構成する必要なく、さまざまな設定を構成するために個々のインスタンスに SSH 接続することもなく、Denodo サーバーのデプロイ全体をインスタンス化および管理できることです。
Denodo Platform サーバーのインストールと起動を自動化するには、Solution Manager にお客様の組織で割り当てられた Azure のサービスアカウントが必要になります。Solution Manager は Denodo Platform のデプロイを自動化しながら、インフラストラクチャを組織の管理下に置いて、組織外のユーザーがインフラストラクチャにアクセスできないようにします。
Solution Manager のモニタリング機能を GUI で 構成できるようになりました。この更新プログラムの前までは、一部の構成ファイルを手動で変更する必要がありました。
非推奨機能に関する情報
この更新プログラムのリリースにともなって、以下の機能が廃止されました。
スクリプト export の
--property cluster
パラメータは非推奨になりました。
「 Denodo Platform 8.0 で非推奨となった機能 」も参照してください。