Denodo 8.0u20240926 の新機能¶
ここでは、Denodo Platform と Solution Manager の更新プログラム 8.0u20240926 の主な拡張機能を紹介します。
拡張機能とバグ修正の完全なリストについては、この更新プログラムのページの サポートサイト 内にあるリリースノートを参照してください。
Virtual DataPort
Virtual DataPort の安定性向上を図る新機能:
新しい メモリ安定性制御機能 (「 メモリ不足の自動回復 」を参照)。
スワッピングプロセスで生成されるファイル数の制限。2 つの新しい設定として、Maximum disk space that can be used for swapping (MB) と Maximum number of swap files that can be opened at the same time があります (「 スワップ設定 」を参照)。
ADO.Net を使用してアプリケーションから Virtual DataPort に接続できる状態になっています。現在、Virtual DataPort は ADO.Net の新しい各バージョンをサポートしています (「 ADO.NET データプロバイダー経由でのアクセス 」を参照)。
Virtual DataPort - データソース
新しい JDBC アダプター: SqreamDB:
SAP BAPI データソースでは、サービスアカウントの資格情報を入力せずに、資格情報ボールトから資格情報を取得できるようになりました (「 資格情報ボールト 」を参照)。
Microsoft SQL Server 用の JDBCアダプターで OAuth 認証がサポートされるようになりました (「 OAuth 認証をサポートする JDBC アダプターのリスト 」を参照)。
Virtual DataPort - 実行エンジン
いくつかのパフォーマンス向上:
SQL クエリで別のデータソースのビューとの不要な結合が発生し、その結合の下で集約プッシュダウンが実行できる場合、プルーニング後のクエリでデータソースへの全面的なプッシュが実行される可能性があっても、オプティマイザによって集約プッシュダウンが適用されます。
メタデータを外部データベースに保存している場合、いくつかのメタデータ操作でパフォーマンスが向上します。
既存のビューでの変更の保存が高速になり、派生ビューの大規模な階層の一部であるビューで特に顕著です。
ストアドプロシージャ VIEW_DEPENDENCIES 、 COLUMN_DEPENDENCIES 、 CATALOG_PERMISSIONS のメモリ使用量が少なくなっています。
Virtual DataPort - ODBC ドライバー
ODBC ドライバーは現在、以下をサポートしています。
多要素認証による OAuth 認証
OAuth 更新トークンフロー
Virtual DataPort - オペレーションとセキュリティ
ユーザーに権限を付与する新しいロール:
read_all_privileges
: 表示の権限が付与されますが、変更する権限は付与されません。すべてのユーザーとロールに付与される権限です。assign_vdb_admin_privileges
: データベースとそのエレメントに対するすべての権限 (「グローバル管理者」権限を除く) を割り当てる権限がすべてのユーザーとロールに付与されます。
「 デフォルトのロール 」のページには、デフォルトのロールがすべて記述されています。
グローバルセキュリティポリシー (GSP):
カスタムマスキング式を使用する GSP で、ワイルドカード
anytag
を使用できるようになりました (「 ワイルドカードタグ名を使用したカスタムマスキング式 」を参照)。Audience = Attributes of the user's session で GSP を定義する場合に使用できる新しい属性として
userRoles
があります。この属性は、クエリを実行するユーザーのすべての有効なロールを表します。
Data Catalog
アシスト付きクエリ の機能に拡張機能が追加されました。これには、正確な応答を得るために 大規模言語モデル に送信するデータの改善などがあります。また、ユーザーインターフェイスにも改善がいくつか適用されました。
OData サービス
OData サービスは現在、 date
関数をサポートしています。例: https://.../actor?$filter=last_update lt date(now())
(「 日付関数 」を参照)
GraphQL サービス
array
または register
の特定のサブフィールドを取得できるようになりました (「 基本的なクエリの実行 」を参照)。
Scheduler
Scheduler のメタデータを Amazon Aurora に保存するときに、認証方法として AWS IAM 資格情報 と AWS インスタンス資格情報 を Scheduler で使用できるようになりました。
Solution Manager
Solution Manager でユーザーが実行した操作を追跡する 監査証跡 機能を実装しました。この機能では、すべてのユーザーアクションが記録されてログに出力されるので、監視と分析を目的とする包括的な監査証跡が得られます。
非推奨機能に関する情報
次回のメジャーバージョン (Denodo 9) では、以下の機能は使用できなくなる予定です。
ITPilot
Denodo4Eclipse プラグイン
Scheduler の Elasticsearch 5.x と 6.x のサポート (Elasticsearch の今後のバージョンは引き続きサポートされます)
Virtual DataPort の以下の機能:
バージョン管理システム機能 の Subversion および Microsoft Team Foundation Server (TFS) との統合
VQL 関数の「IS_PROJECTED_FIELD」と「TEXTCONSTANT」
これは 2024年11月29日 に編集されたリストです。廃止されて最終的に Denodo 9 で使用できなくなる機能は増える可能性があります。
これらの機能は、Denodo 8.0 のリリースまたはその更新プログラムの 1 つですでに廃止されています。
非推奨のすべての機能のリストは、「 Denodo Platform 8.0 で非推奨となった機能 」を参照してください。