Virtual DataPort 7.0 で削除された機能¶
ここでは、Denodo 7.0 で今後使用できない機能を挙げます。
I18n 設定¶
キャッシュエンジンの I18n 設定¶
com.denodo.vdb.cache.i18nCode
プロパティは削除されました。VDBConfiguration.properties ファイルに指定されていても、その値は無視されます。代わりに、Denodo ではサーバーの「デフォルトの i18n」 ([Server configuration] で構成) を使用して、i18n を必要とするキャッシュの値の読み取り/書き込みが行われます。
Denodo 7.0 以降では、Denodo サーバーの i18n を変更すると、timestamptz 型や date 型 (非推奨) のフィールドが 1 つまたは複数存在するビューのキャッシュが無効になります。
これは Administration Tool から変更した場合、または次のステートメントを実行した場合に当てはまります。
SET 'com.denodo.vdb.misc.I18nParametersManager.i18nDefault'='<new i18n map>';
データベースおよびキャッシュに I18N は設定できない¶
Denodo データベースおよびキャッシュごとに異なる i18n 設定を使用することはできなくなりました。すべてに同じ i18n 設定が使用されます。
VQL の構文¶
一重引用符を使用して識別子を囲むことはできなくなりました。Denodo 5.0 で非推奨になっていましたが、以前のバージョンではまだこの方法が許可されていました。
たとえば、次のクエリは今後は無効になります。
SELECT *
FROM 'admin'.'iinc_sqls'
WHERE 'iinc_sqls'.'summary' = 'Bandwidth increase';
必要であれば、識別子を二重引用符で囲むことができます。以下に例を示します。
SELECT *
FROM "admin"."iinc_sqls"
WHERE "iinc_sqls"."summary" = 'Bandwidth increase';
JDBC データソースダイアログ: Choose Automatically¶
JDBC および ODBC データソースのチェックボックス [Choose automatically] は削除されました。
ODBC データソース¶
次の ODBC アダプターは削除されました。
Microsoft Excel。代わりに、Excel データソースを作成してください。
Microsoft SQL Server。代わりに、SQL Server 用のいずれかのアダプターを使用して JDBC データソースを作成してください。
JDBC/ODBC ソース構成プロパティ¶
VDP サーバーは minevidectabletime
を受け入れなくなりました。正しいスペルの minevictabletime
は今後もサポートされます。
ソース構成プロパティ orderbycollation
および delegateorderbycollation
はサポートされなくなりました。これらのプロパティは、6.0 より前のバージョンの VQL ファイルをエラーなしでインポートできるようにするためにサーバーでサポートされていましたが、このバージョンで、これらのプロパティのサポートは廃止されます。
SAP 向け XMLA コネクター¶
SAP (「SAP BW 3.x (XMLA)」および「SAP BI 7.x (XMLA)」) 向け XMLA アダプターは削除されました。代わりに「SAP BI 7.x (BAPI)」アダプターを使用してください。
文字列の比較: 大文字と小文字が区別される¶
Denodo 5.0 以降では、Virtual DataPort の 文字列の比較 で大文字と小文字が区別されます。以前のバージョンでは、以前の動作 (大文字と小文字が区別されない) に戻すことが可能でした。Denodo 7.0 では戻せなくなりました。
大文字と小文字が区別されない比較を実行すると、大量のデータを処理する場合に非常に大きな計算コストがかかります。
公開されている Web サービス: 「LDAP を使用した」認証¶
公開されている Web サービスの以下の認証方法は削除されました。
REST Web サービス向けの「HTTP Basic with LDAP」
SOAP Web サービス向けの「HTTP Basic with LDAP」と「WSS Basic with LDAP」
Denodo の認証レイヤーを Web サービスで利用できるように「HTTP Basic with VDP」または「WSS Basic with VDP」に移行することをお勧めします。詳細については、「 Web サービスの認証 」を参照してください。
export スクリプト¶
export スクリプトの legacyRepositoryLayout
および caseSensitive
パラメータが削除されました。
Denodo JDBC ドライバー¶
Basic バージョン¶
JDBC ドライバーの種類 basic が削除されました。今後、ドライバーの種類は <DENODO_HOME>/tools/client-drivers/jdbc/denodo-vdp-jdbcdriver.jar
の 1 つだけです。
内部のコネクションプール¶
Denodo の JDBC ドライバーは、Virtual DataPort への独自のコネクションプールを作成することができました。この機能は削除されました。この影響として poolEnabled
、 initSize
、 maxActive
および maxIdle
パラメータが無効になりました。
Virtual DataPort へのコネクションプールを作成する必要があるアプリケーションでは、独自のライブラリを使用して作成する必要があります。
Kerberos 制約付き委任¶
requestCredDeleg
プロパティがサポートされなくなりました。代わりに userGSSCredential
プロパティを使用して、ユーザーとして偽装するための資格情報をドライバーに渡してください。
Denodo ODBC ドライバー¶
com.denodo.vdb.vdbinterface.server.odbc.forceBinaryTypes
パラメータ (Denodo 6.0 のドキュメントの「 Increasing the Performance of the Denodo ODBC Driver 」セクションを参照) が削除されました。
このオプションで実現される速度向上はわずかでした。また、このオプションを有効にすると、ODBC クライアントは Denodo ODBC ドライバーしか使用できませんでした。
その他¶
<DENODO_HOME>/bin の「exe」ファイルが削除されました (vqlserver_startup.exe、denodo_platform.exe など)。両方に違いがあるかどうか (違いはありません) を知らない初心者ユーザーが混乱しないようにするためです。同等の .bat スクリプト (vqlserver_startup.bat、denodo_platform.bat など) を使用してください。.bat スクリプトは exe と同じ機能を備えています。