USER MANUALS


Denodo Platform のアップグレードの概要

Denodo Platform を新しいメジャーバージョンにアップグレードするプロセスでは、別のコンピュータに、または同じコンピュータの別のディレクトリに新しいバージョンをインストールし、バージョン 7.0 または 6.0 のメタデータと設定を新しいインストール環境に転送します。Solution Manager でも同じです。

Denodo Platform 5.5 以前からのアップグレードでは、バージョン 6.0 にメタデータと設定を転送した後、6.0 から 8.0 に転送する必要があります (後述の「 Denodo Platform 5.5 以前からのアップグレード 」を参照)。

注釈

以下の点に留意してください。

  1. このアップグレードガイドの全手順は、明記されていない限り、Denodo 6.0 から、および 7.0 からのアップグレードに適用されます。つまり、 Denodo 7.0 で、この機能を有効にした場合... などの記載がありますが、特に断り書きがなければ、Denodo 6.0 からアップグレードする場合にも適用されます。

  2. このマニュアルでは、コンポーネントである Solution Manager のアップグレードにも触れています。これは Denodo 7.0 で追加されたコンポーネントであるため、Denodo 6.0 からのアップグレードでは、その部分を無視してください。

アップグレードプロセスの主な手順

Denodo Platform 8.0 へのアップグレードプロセスには、次の 6 つの手順があります。

重要

現在実行しているバージョン (6.0 または 7.0) の最新の更新プログラムをインストールできない場合、アップグレードを開始しないでください。最新の更新プログラムでは、バージョン 7.0 と 6.0 のメタデータを、 8.0 互換にするための機能を追加しています。

  • 手順 1: Denodo Platform と Solution Manager の現在のインストール環境に最新の更新プログラムをインストールします。

  • 手順 2: Denodo Platform 8.0 と Solution Manager 8.0 をインストールし、それぞれの最新の更新プログラムをインストールします。

  • 手順 3: 新しいインストール環境で、一部の設定を変更します。たとえば、以前のバージョンで有効になっていたキャッシュを有効にするなどです。

  • 手順 4: Solution Manager を含めた Denodo Platform の全コンポーネントの設定とメタデータをエクスポートします。

  • 手順 5: 新しいバージョンに設定とメタデータをインポートします。

  • 手順 6: アップグレードしたバージョンをテストします。

両方のバージョンを同じコンピュータで実行

Denodo Platform 8.0 を現在の Denodo のインストール環境と同じコンピュータにインストールすることはできますが、その場合は別のディレクトリにインストールする必要があります。たとえば、 /opt/denodo/denodo-platform-7.0/opt/denodo/denodo-platform-8.0 を使用します。この場合、以下の選択肢のいずれかを選んでください。

  1. 一度に 1 つのバージョンの Denodo Platform のみを実行する。たとえば、Virtual DataPort バージョン 8.0 と以前のバージョンのどちらかを起動することはできますが、両方を同時に起動することはできません。これは、デフォルトの構成では、両方のバージョンで同じポートを使ってコネクションをリッスンするためです。

  2. 新しいインストール環境または古いインストール環境を、別のポートを使用してコネクションをリッスンするように構成する。別のポートを使用すれば、同じホストで別のバージョンを同時に実行できます。

    アップグレード前後の両方のバージョンを同時に実行する場合、CPU、メモリ、ディスクに関し、両バージョンの要件に配慮する必要があります。

    また、新しいバージョンではデフォルトポートを使用しません。外部ユーザーは、Denodo では JDBC コネクションがポート 9999 でリッスンされ、HTTPS コネクションが 19443 でリッスンされると想定するので、このことが問題になる可能性があります。

Denodo Platform 5.5 以前からのアップグレード

Denodo Platform 5.5 以前のバージョンから Denodo Platform 8.0 への 直接 のアップグレードはサポートされていません。

Denodo Platform 5.5 からのアップグレード

Denodo Platform 5.5 からアップグレードするには、設定とメタデータを Denodo Platform 6.0 に転送した後、バージョン 6.0 から 8.0 に転送する必要があります。つまり、以下を行います。

  1. Denodo Platform 6.0 とその最新の更新プログラムをインストールします。

  2. Denodo Platform 6.0 の移行ガイド 』に記載された手順に従って、バージョン 5.5 から 6.0 に設定とメタデータを転送します。

  3. Denodo Platform 8.0 とその最新の更新プログラムをインストールします。

  4. このマニュアルに記載の手順に従います。

Denodo Platform 5.0 以前からのアップグレード

Denodo 5.0 以前からのアップグレードについては、 Denodo サポートチーム にお問い合わせください。

Add feedback