ChangePassword スクリプト (Scheduler)¶
change_password
スクリプトを使用すると、Scheduler のローカルベース認証ユーザー admin
のパスワードを更新できます。このスクリプトは、ディレクトリ <DENODO_HOME>/tools/scheduler
にあります。
change_password [-i] -h <host> -p <port> -l <login> -P <password> [-vdpauth] [-o <oldLocalPassword>] -n <newLocalPassword>
-i
:オプション。インタラクティブモードを有効にします。インタラクティブモードが有効な場合、引数として渡されないパラメータはすべて入力を求められます。
-h <host>
: Scheduler サーバーのホスト名または IP アドレス
-p <port>
: Scheduler サーバーのポート
-l <login>
:認証に使用するログイン/ユーザー名。-vdpauth
オプションが指定されている場合、VDP サーバーユーザーアカウントの有効なユーザー名を使用します。-vdpauth
オプションが指定されない場合、デフォルトで Scheduler のローカルベースのユーザーアカウントのユーザー名を使用します。
-P <password>
:認証に使用するパスワード。-vdpauth
オプションが指定されている場合、VDP サーバーユーザーアカウントの有効なパスワードを使用します。-vdpauth
オプションが指定されない場合、デフォルトで Scheduler のローカルベースのユーザーアカウントのパスワードを使用します。
-vdpauth
:オプション。VDP サーバーによる認証を実行します。このオプションが指定されない場合、デフォルトで Scheduler によるローカルベースの認証を実行します。
-o <oldLocalPassword>
:オプション。ローカルベース認証の admin
ユーザーの古いローカルパスワード。このオプションは、 -vdpauth
オプションを使用する場合のみ使用できます。
-n <newLocalPassword>
:ローカルベース認証の admin
ユーザーの新しいローカルパスワード。
両方のパスワードを暗号化するには、コマンド <DENODO_HOME>/tools/scheduler/encrypt_password "<password>"
を使用します。次に、このコマンドの出力をコピーし、プレフィックス encrypted
を付けて、このパラメータの引数として渡します。たとえば、 -P encrypted:Gr16MjvuXhRzPtPH/yTXHw==
のようになります。
ping コマンドの実行例を以下に示します。
例 1:
change_password -h localhost -p 8000 -l admin -P "admin" -n "encrypted:wj8lN8TDVPzmFOCplpoUt7uCYVSVA01emJwR27MWPwHtuSek1Ds0FAo5GOFIoFXwpvq5s9mNtzLwnAq8T8RAReA4FfG4pUwYs6ZxrWYGNtoZTGxyvIGXtlDWTZ6Rs6J51DWMfD63ZkoBzEbtF63AMQ=="
このコマンドは、Scheduler のローカルベースユーザーアカウントを使用して、ローカルベース認証ユーザー admin
のパスワードを new_admin_password
に更新します (この例では、この新規パスワードを暗号化した状態で渡しています)。
例 2:
change_password -h localhost -p 8000 -l vdp_user -P vdp_user -vdpauth -o old_admin_password -n new_admin_password
このコマンドは、VDP サーバーのユーザーアカウントを使用して、ローカルベース認証ユーザー admin
のパスワードを new_admin_password
に更新します。