ベストプラクティス: 組織全体への更新プログラムのデプロイ¶
このセクションでは、Solution Manager および Denodo Platform のインストールの更新プログラムを組織全体にデプロイする方法に関するベストプラクティスを紹介します。
Solution Manager と Denodo Platform の更新プログラムは、次の順序でインストールする必要があります。
Solution Manager。Denodo Platform サーバーと Solution Manager との間には上位互換性と下位互換性があるため、必ずしも更新プログラムをインストールする必要はありません。詳細については、「 Solution Manager と Denodo Platform サーバーの互換性 」を参照してください。
更新プログラムは必須ではありませんが、Solution Manager を最新の状態に保ち、更新プログラムに含まれる拡張機能やバグ修正を利用することをお勧めします。
Solution Manager を高可用性アーキテクチャで実行している場合は、以下のセクション (「 高可用性構成の Solution Manager の更新 」) の手順に従って実施してください。
Denodo Platform の更新プログラムを開発環境にインストールします。
Denodo Platform の更新プログラムをテスト環境およびステージング環境にインストールします。
Denodo Platform の更新プログラムを本番環境にインストールします。
Denodo Platform の更新プログラムを 1 つの環境にインストールしたら、その環境で適切なテストを行ってから、次の環境にインストールします。
更新プログラムをインストールする方法については、『インストールガイド』の「 更新プログラムおよび修正プログラムのインストール 」を参照してください。
高可用性構成の Solution Manager の更新¶
高可用性 を確保するために、License Manager を アクティブアクティブ 構成または アクティブパッシブ 構成で動作するように構成し、Denodo Security Token を アクティブパッシブ 構成で動作するように構成できます。
このセクションでは、Solution Manager の更新プログラムまたは修正プログラムをインストールする際に、License Manager と Denodo Security Token にダウンタイムが発生しないようにする方法を説明します。Solution Manager サーバーとその管理ツールはクラスタ上では実行できないため、この手順は License Manager と Denodo Security Token にのみ適用されます。
以下の手順に従って実施してください。
ロードバランサーで、セカンダリノードの License Manager と Denodo Security Token を無効にします。
セカンダリノードで、License Manager と Denodo Security Token (これらは、セカンダリノードで実行されている Solution Manager の唯一のコンポーネントです) を停止します。この時点では、通常どおりプライマリノードがすべてのライセンスリクエストを引き続き処理しています。
セカンダリノードで、更新プログラムまたは修正プログラムをインストールして、License Manager と Denodo Security Token を起動します。
ブラウザーで、URL http://{セカンダリノードのホスト名}:10091/pingLicenseManager を開きます。
ページに「OK」というメッセージが表示されたら、License Manager は正常に起動しています。
「OK」と表示されなかった場合は、まず、エラーの発生場所を見つけます。
ブラウザーで、URL http{s}://{セカンダリノードのホスト名}:{19090/19443}/sso/ping を開きます。
ページに「STARTED」というメッセージが表示されたら、Denodo Security Token は正常に起動しています。
「STARTED」と表示されなかった場合は、続行せずに、まずエラーの発生場所を見つけます。
ロードバランサーで、セカンダリノードを有効にします。この時点では、両方のノードの License Manager と Denodo Security Token が動作しています。
ロードバランサーで、プライマリノードの License Manager と Denodo Security Token を無効にします。この時点で、セカンダリ License Manager と Denodo Security Token がすべてのリクエストを処理するようになります。
プライマリノードで、Solution Manager のすべてのコンポーネントを停止します。
プライマリノードで、更新プログラムまたは修正プログラムをインストールして、License Manager と Denodo Security Token だけ を起動します。License Manager や Denodo Security Token が起動したら、Solution Manager の他のコンポーネントを起動します。
ロードバランサーで、プライマリノードを有効にします。