USER MANUALS


Denodo Platform 用のカスタム Azure イメージの作成

Denodo は、Solution Manager で管理されるように特別に構成され、Denodo Platform 8.0 が事前にインストールされた、Azure イメージを提供しています。これは、 [Configuration] > [Automated mode] ページの [Default region & Images] セクションで選択するか、 自動モード でクラスタを作成するときに選択するイメージです。

注釈

Azure の自動クラウドモードのサポートは、8.0u20220126 以降で利用できるため、このページに記載されている内容は、それ以降の更新プログラムの場合のみ適用されます。

今回提供するイメージでは、オペレーティングシステムは Windows Server です。このイメージのデフォルトのオプションを変更したい場合は、自身で作成することができます。

ここでは、独自のイメージを作成し、Solution Manager で Denodo Platform を管理するように構成する方法を説明します。

重要

イメージを作成して、そこに Denodo Platform をインストールしただけでは、Solution Manager でその Denodo Platform を管理することはできません (つまり、そのイメージに基づく仮想マシンを作成し、Denodo コンポーネントを起動して停止するなどの操作が必要です)。まず、以下の手順に従ってイメージを作成する必要があります。

  1. Denodo がサポートしている Windows のバージョン のいずれかに基づき、仮想マシンを起動します。

    インスタンスのタイプを選択するときには、Denodo Platform の ハードウェアソフトウェア の要件を考慮してください。

    仮想マシンでマネージドディスクが使用されていて、RDP の受信ポート (3389) が許可されていることを確認します。

  2. RDP と、作成時に定義した管理者アカウントを使用して、仮想マシンに接続します。

  3. この仮想マシンに、Denodo Platform 8.0 のインストーラーと最新の更新プログラム (利用可能な場合) をコピーします。

    インストール中に以下の操作を行います。

    • [Custom Installation] を選択します。

    • インストールパス: C:\Denodo\DenodoPlatform8.0

      重要

      このインストールパスを使用します。別のインストールパスを使用する場合は、その値を Denodo Azure Service の作成時に指定する必要があります。

    • License path: Enter キーを押します (何も入力しないでください)。

      このインスタンスは、License Manager に接続してライセンスを取得します。

    • インストールするコンポーネントのうち、 ITPilot を除くすべてのコンポーネントを選択します。

    • 残りのオプションにはデフォルト値を使用します。

      重要

      Windows Service としてのコンポーネントのインストールに関するチェックボックスの チェックをはずします

    • インストールの終了後は、ショートカットを作成しないでください。

  4. OpenJDK アプリケーションがファイアウォールを通過できるように Windows Defender Firewall を構成します。

    C:\Denodo\DenodoPlatform8.0\jre\bin\javaw.exeC:\Denodo\DenodoPlatform8.0\jre\bin\java.exe の両方のパスを許可する必要があります。

    Windows Security Firewall

    Windows セキュリティファイアウォール

    Windows Defender Firewall Allowed apps

    Windows Defender Firewall で許可されたアプリ

  5. Python の最新バージョン 3.9 がインストールされていることを確認します。すべてのユーザーについて、 python.exepath 環境変数に追加します。

  6. 以下を実行して pip をアップグレードし、必要な Python パッケージをインストールします。

    > python -m pip install --upgrade pip
    > pip install requests
    > pip install pywin32
    > pip install azure-core
    
  7. Windows 用の Denodo Azure Service をインストールします。

    > sc.exe create DenodoAzure binPath="C:\Program Files\Python39\python C:\Denodo\DenodoPlatform8.0\tools\cloud\azure\denodo_azure_srv.py -loglevel=DEBUG" DisplayName="Denodo Azure service" start=delayed-auto
    > sc.exe failure DenodoAzure reset=86400 actions=restart/5000/restart/5000/restart/5000
    

    重要

    Python のインストールパスは、 C:\Program Files\Python39 であることが前提となります。

    この Python スクリプトは、Denodo Platform が C:\DenodoPlatform8.0 にインストールされていることが前提となります。インストールしていない場合は、引数 -DENODO_HOME でインストールパスを指定できます。

  8. 仮想マシンを一般化する 必要があります。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

    > C:\Windows\System32\sysprep\sysprep.exe
    

    [System Preparation Tool] ダイアログボックスで、[Enter System Out-of-Box Experience (OOBE)] を選択し、[Generalize] チェックボックスを選択します。

    [Shutdown Options] で [Shutdown] を選択します。

    [OK] を選択します。

    Virtual Machine sysprep

    仮想マシンの Sysprep

    Sysprep が完了すると、仮想マシンがシャットダウンされます。再起動しないでください。

  9. これで、Azure ポータルに戻り、この仮想マシンを使用して イメージを作成 できるようになりました。

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