クラスターの管理¶
既存のクラスターを管理するには、[Overview] ダイアログを開きます。トップメニューの をクリックして、表示されるメニューで
を選択します。

[Overview] ダイアログ¶
既存の各クラスターについて、テーブルに以下の列が表示されます。
Environment: クラスターが属している環境。クリックすると、その 構成ダイアログ が開きます。
Cluster: クラスター名。クリックすると、その 構成ダイアログ が表示されます。クラスター名の横に
アイコンがある場合、それをクリックすると クラスターの概要 を表示できます。
Status: クラスターのステータス。以下の値の間で変化します。
Pending creation 。クラスターは、使用可能なリソースがクラウドインフラストラクチャを作成するのを待機しています。
Awaiting services 。クラスターは、起動されたインスタンスが Solution Manager に登録されるのを待機しています。
Warning 。すべてのサーバータイプのインスタンスが 1 つ以上実行されているため、クラスターは使用可能ですが、一部のインスタンスの準備ができていません。
Stopped 。クラスターの停止後にすべてのインスタンスが停止されたか、インスタンスが属するオートスケーリンググループのサイズがゼロに設定されたため、すべてのインスタンスが終了しました。
Pending recreation 。クラスターがインポートされました。クラスターの再作成を実行して、インポートプロセスを終了する必要があります。
Last Action: クラスターで実行された最後の操作。アクション名の横のアイコンがその実行のステータスを表します。
Actions: クラスターで実行可能な操作が示されたドロップダウン。これらすべてのアクションについては、以下のセクションで詳しく説明します。実行可能な操作は、権限、クラスターの 動作モード 、クラスターのステータス、および進行中の操作の有無によって変わる可能性があることに留意してください。
クラスターの概要の表示¶
自動モードのクラスターの場合、クラスター名の横に アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、[Cluster summary] ダイアログが表示され、クラウドにおけるこのクラスターの実際のインフラストラクチャに関する情報を確認できます。

[Cluster summary] ダイアログ¶
最後のアクションの進行状況の表示¶
[Last Action] の値をクリックすると、[Cluster progress] ダイアログが開き、最後に実行されたアクションに関連するすべてのイベントを確認できます。各イベントについて、[Cluster events] ダイアログと同様の情報が表示されます。

[Cluster progress] ダイアログ¶
クラスターの有効化¶
[Actions] ドロップダウンの [Enable] オプションをクリックすると、クラスターが有効化され、そのクラスターは今後のデプロイに参加します。
このオプションは、無効になっている標準モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
クラスターの無効化¶
[Actions] ドロップダウンの [Disable] オプションをクリックすると、クラスターが無効化され、そのクラスターは今後のデプロイでは無視されます。
このオプションは、有効になっている標準モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
すべてのクラスターイベントの表示¶
[Actions] ドロップダウンの [View all events] オプションをクリックすると、[Cluster events] ダイアログが開きます。ここには、対象のクラスターに関連するすべてのイベントの履歴ビューが表示されます。

[Cluster events] ダイアログ¶
イベントは一般的にアクションの結果として生成されるので、アクション別にグループ化されます。アクションの前にある アイコンをクリックすると、発生したイベントの詳細を表示できます。ただし、すべてのイベントがアクション別にグループ化されるわけではありません。たとえば、新規インスタンスの登録は、オートスケーリングポリシーの結果として発生します。

クラスターイベントの詳細¶
イベントの [State] 列には、以下のいずれかの値が表示されます。
ドロップダウンをクリックすると、イベント中に発生した出力またはエラーを確認できます。
このオプションは、自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
クラスターの起動¶
[Actions] ドロップダウンの [Start] オプションをクリックすると、ステータスが「 Stopped 」のクラスターを「 Ok 」のステータスに変えることができます。
このオプションは、自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
クラスターの停止¶
[Actions] ドロップダウンの [Stop] オプションをクリックすると、クラスターを「 Stopped 」のステータスに変えることができます。これにより、対象のインスタンスが属するオートスケーリンググループはすべて 0 に設定され、インスタンスは終了します。オートスケーリンググループに属していないインスタンスは停止します。
このオプションは、自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
クラスターの再起動¶
[Actions] ドロップダウンの [Restart] オプションをクリックすると、クラスターを再起動できます。つまり、まずクラスターを停止してからもう一度起動できます。
このオプションは、スタータスが「 Ok 」、「 Warning 」、または「 Error 」になっている自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
クラスターの再作成¶
[Actions] ドロップダウンの [Recreate] オプションをクリックすると、[Recreate cluster] ダイアログが開きます。

[Recreate cluster] ダイアログ¶
すべてのクラスターを再作成することも、再作成する製品を選択することもできます。[Recreate minimizing downtime] オプションをチェックすると、選択した製品の新しいインスタンスが作成され、準備が整い次第、ロードバランサー内の既存のインスタンスを置き換えます。これにより、新しいリクエストはすべて新しく作成されたインスタンス宛てに送信されます。
このオプションは、自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
サーバーからのクラスターの再作成¶
[Actions] ドロップダウンの [Recreate from server] オプションをクリックすると、[Recreate cluster from server] ダイアログが開きます。

[Recreate cluster from server] ダイアログ¶
すべてのクラスターを再作成することも、再作成する製品を選択することもできます。各製品について、再作成元とする既存のサーバーを選択する必要があります。
このオプションは、自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
クラスターへの Denodo 更新プログラムのインストール¶
このオプションは、自動モードのクラスターの場合にのみ選択できます。
Denodo 更新プログラムをインストールする場合、Solution Manager は次のような順序で処理を行います。
新しいインスタンスを作成します。
インスタンスに更新プログラムをインストールします。
インスタンスから新しい AMI を作成します。
既存のクラスター内の AMI を、新規作成した AMI に置き換えます。
更新プログラムは、Denodo Support Site または任意の S3 バケットから取得できます。どちらの場合でも、 自動モード (AWS) の構成パネル で必要な資格情報を入力する必要があります。
[Update installation] ダイアログを開くには、[Actions] ドロップダウンの [Install Denodo update] オプションをクリックします。

[Update installation] ダイアログ¶
このダイアログの上部に、各サーバータイプについて (該当する場合)、インストールされる更新プログラムの情報が表示されます。
ドロップダウンをクリックして、Denodo 更新プログラムの取得元の場所を選択します。
Support site: Denodo Support Site から適用可能な任意の更新プログラムを選択して、詳細を確認できます。
Denodo Support Site からの更新プログラムの選択¶
S3 location: S3 バケットに使用するプロファイル、および Denodo 更新プログラムがある S3 URL を選択する必要があります。
S3 ロケーションから更新プログラムを選択するためのダイアログ¶
どちらの場所であっても、クラスター内のどのサーバータイプを更新するかを選択できます。
また、[Install minimizing downtime] オプションを選択できます。これを選択すると、新しい AMI を使用して新しいインスタンスが作成され、準備が整い次第、ロードバランサー内の既存のインスタンスを置き換えます。これにより、新しいリクエストはすべて新しく作成されたインスタンス宛てに送信されます。
適用する更新プログラム (複数可) を選択したら、 をクリックして続行します。
Diagnostic & Monitoring Tool によるクラスターの監視¶
[Actions] ドロップダウンの [Open Diagnostic & Monitoring Tool] オプションをクリックすると、Diagnostic & Monitoring Tool を使用してクラスターの監視を開始できます。