VCS の構成¶
注釈
グローバル管理者および Solution Manager 管理者のみが VCS を構成できます。詳細については、「 認可 」を参照してください。
Solution Manager では、 デプロイの後 に Denodo サーバーの状態のバックアップをバージョン管理システム (VCS) に保存できます。このバックアップは、デプロイが正常に完了した場合でも、失敗した場合でも実行されます。
一方で、Solution Manager は Virtual DataPort サーバーのバックアップを生成します。Solution Manager は、カタログツリーに定義されている順序に従って、環境内の最初の Virtual DataPort サーバーにアクセスして、 DESC VQL DATABASE
を実行します。このバックアップは、VQL 文のリストで表されたサーバーカタログ (ビュー、データソース、Web サービスなど) で構成されます。
同時に、Solution Manager は、環境内の最初の Scheduler サーバーの情報を使用して、Scheduler サーバーのバックアップも生成します。このバックアップには、サーバーのメタデータ (ジョブ、データソースなど) が含まれる zip ファイルが格納されます。
また、 デプロイが失敗した後 にロールバックを実行して、環境内の有効なクラスタそれぞれで有効になっている最初の Virtual DataPort サーバーと Scheduler サーバーの以前の状態を復元することもできます。これを実行する場合、Solution Manager は、これらの Virtual DataPort サーバーに VQL ファイルをインポートし、Scheduler のメタデータが含まれる zip ファイルを、有効なクラスタそれぞれで有効になっている最初の Scheduler サーバーにインポートします。
注釈
更新プログラム 8.0u20230301 以降、Solution Manager は、トランザクション内で変更を実行します。したがって、メタデータをインポートするロールバックプロセスは必要ありません。
バックアップ用の VCS リポジトリ (バージョン管理システム) を構成するには、[Configuration] メニュー > [Version Control System] をクリックします。
以下の情報を入力します。
Version Control System: Solution Manager では、バックアップ用の VCS として GIT および Subversion がサポートされています。
URL: VCS リポジトリのリモートの場所。
Use default branch: Git リポジトリの場合、デフォルトのリモートブランチを使用するかどうかを選択できます。
Branch: バックアップに使用するブランチの名前。[Use default branch] を無効にした場合に指定できます。
User/password authentication: VCS リポジトリでユーザーとパスワードによる認証が必要な場合に有効にします。
User: VCS リポジトリへの接続に使用するユーザー名。[User/password authentication] を有効にした場合に指定できます。
Password: VCS リポジトリへの接続に使用するパスワード。[User/password authentication] を有効にした場合に指定できます。
Local repository home: デフォルト値のままにします。リモートリポジトリのローカルコピーがある、Solution Manager のファイルシステム内のフォルダです。
をクリックして、変更を保存します。
この設定を完了したら、環境の構成を変更して、リビジョンを環境にデプロイした後に Solution Manager によって VCS にバックアップが保存されるようにします。環境でこれを有効にするには、環境の構成を開き、[Save VCS backup when the deployment finishes] を選択します。