Solution Manager の自動インストール¶
以下のセクションでは、Solution Manager とその更新プログラムの自動インストールを実行する方法について説明します。
Solution Manager インストーラーを変更して最新の更新プログラムを含める¶
Solution Manager をインストールする時点で、そのバージョンの更新プログラムが利用可能な場合 (これは Denodo Support Site で確認できます)、更新プログラムも自動的にインストールされるように、インストーラーを簡単に変更することができます。
これは、多数のコンピューターにインストールする場合に便利です。たとえば、組織内の開発者全員が使用するインストーラーを生成するような場合です。
以下の手順に従って実施してください。
Denodo Support Site から Solution Manager インストーラーをダウンロードし、解凍します。必要なインストーラーについては、「 インストーラーのダウンロード 」を参照してください。
Solution Manager の 最新の更新プログラムをダウンロードして解凍します (Denodo Platform の更新プログラムではありません)。
インストーラーのフォルダ内に、
denodo-update
という名前のフォルダを作成します。つまり、denodo-install-solutionmanager-8.0\denodo-update
になります。更新プログラムの zip ファイル内にある jar ファイルの名前を
denodo-update.jar
に変更します。denodo-update.jar
をdenodo-update
フォルダにコピーします。したがって、パスはdenodo-install-solutionmanager-8.0\denodo-update\denodo-update.jar
になります。ディレクトリ
denodo-install-solutionmanager-8.0
を再度圧縮します。
この変更したインストーラーを使用すると、インストールプロセスの完了後に、更新プログラムも自動的にインストールされます。
Solution Manager の自動インストール¶
グラフィックウィザードまたはコマンドラインウィザードを使用する代わりに、応答ファイルを生成して Solution Manager のインストールを自動化できます。自動化のメリットは、複数のホストへの各種インストールをユーザーの操作なしで完了できることです。
このプロセスには、主に 2 つの手順があります。
応答ファイルの生成: この手順は、コマンドラインから Solution Manager をインストールする場合と同様ですが、実際のインストールが行われるわけではなく、応答ファイルが生成されます。
この応答ファイルを使用して、自動インストールを実行します。
自動インストールを実行するには、以下の手順に従って実施します。
Support Site から Solution Manager インストーラーをダウンロードします。どのインストーラーを選択すべきかについては、「 インストーラーのダウンロード 」を参照してください。
この時点で更新プログラムが利用可能な場合、インストーラーの設定を変更することにより、更新プログラムも同時に自動インストールできます。この方法については、「 Solution Manager インストーラーを変更して最新の更新プログラムを含める 」を参照してください。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
コマンドラインを開き、以下のコマンドを実行します。Windows では、管理者としてログインしている場合でも、[管理者として実行] オプションを使用してコマンドラインを起動してください。
Windows:
cd denodo-install-solutionmanager-8.0 installer_cli.bat generate response_file_8_0.xml
Linux:
cd denodo-install-solutionmanager-8.0 chmod +x installer_cli.sh installer_cli.sh generate response_file_8_0.xml
ウィザードの手順に従って操作を行うと、インストールの実行に必要な情報を含むファイル
response_file_8_0.xml
が生成されます。Solution Manager をインストールする各ホスト上で、インストーラーの zip ファイルを解凍して以下のコマンドを実行します。これにより、自動インストールが開始されます。
Windows:
cd denodo-install-solutionmanager-8.0 installer_cli.bat install --autoinstaller response_file_8_0.xml
Linux:
cd denodo-install-solutionmanager-8.0 chmod +x installer_cli.sh installer_cli.sh install --autoinstaller response_file_8_0.xml
Linux インストーラーで生成した応答ファイルを Windows へのインストールに使用することも、その逆も可能です。この場合、応答ファイルを変更してオペレーティングシステムで有効なパスを設定するだけです。このパスを変更するには、応答ファイルを編集して、プロパティ "INSTALL_PATH" の値を変更します。
ただし、インストールごとに、「 インストール後のタスク 」のセクションで説明するインストール後のタスクを実行する必要があることに注意してください。インストール後のタスクの大部分も、スクリプト化して迅速化できます。