USER MANUALS


Solution Manager の自動インストール

以下のセクションでは、Solution Manager とその更新プログラムの自動インストールを実行する方法について説明します。

Solution Manager インストーラーを変更して最新の更新プログラムを含める

Solution Manager をインストールする時点で、そのバージョンの更新プログラムが利用可能な場合 (これは Denodo Support Site で確認できます)、更新プログラムも自動的にインストールされるように、インストーラーを簡単に変更することができます。

これは、多数のコンピューターにインストールする場合に便利です。たとえば、組織内の開発者全員が使用するインストーラーを生成するような場合です。

以下の手順に従って実施してください。

  1. Denodo Support Site から Solution Manager インストーラーをダウンロードし、解凍します。必要なインストーラーについては、「 インストーラーのダウンロード 」を参照してください。

  2. Solution Manager の 最新の更新プログラムをダウンロードして解凍します (Denodo Platform の更新プログラムではありません)。

  3. インストーラーのフォルダ内に、 denodo-update という名前のフォルダを作成します。つまり、 denodo-install-solutionmanager-8.0\denodo-update になります。

  4. 更新プログラムの zip ファイル内にある jar ファイルの名前を denodo-update.jar に変更します。

  5. denodo-update.jardenodo-update フォルダにコピーします。したがって、パスは denodo-install-solutionmanager-8.0\denodo-update\denodo-update.jar になります。

  6. ディレクトリ denodo-install-solutionmanager-8.0 を再度圧縮します。

この変更したインストーラーを使用すると、インストールプロセスの完了後に、更新プログラムも自動的にインストールされます。

Solution Manager の自動インストール

グラフィックウィザードまたはコマンドラインウィザードを使用する代わりに、応答ファイルを生成して Solution Manager のインストールを自動化できます。自動化のメリットは、複数のホストへの各種インストールをユーザーの操作なしで完了できることです。

このプロセスには、主に 2 つの手順があります。

  • 応答ファイルの生成: この手順は、コマンドラインから Solution Manager をインストールする場合と同様ですが、実際のインストールが行われるわけではなく、応答ファイルが生成されます。

  • この応答ファイルを使用して、自動インストールを実行します。

自動インストールを実行するには、以下の手順に従って実施します。

  1. Support Site から Solution Manager インストーラーをダウンロードします。どのインストーラーを選択すべきかについては、「 インストーラーのダウンロード 」を参照してください。

    この時点で更新プログラムが利用可能な場合、インストーラーの設定を変更することにより、更新プログラムも同時に自動インストールできます。この方法については、「 Solution Manager インストーラーを変更して最新の更新プログラムを含める 」を参照してください。

  2. ダウンロードしたファイルを解凍します。

  3. コマンドラインを開き、以下のコマンドを実行します。Windows では、管理者としてログインしている場合でも、[管理者として実行] オプションを使用してコマンドラインを起動してください。

    1. Windows:

      cd denodo-install-solutionmanager-8.0
      installer_cli.bat generate response_file_8_0.xml
      
    2. Linux:

      cd denodo-install-solutionmanager-8.0
      chmod +x installer_cli.sh
      installer_cli.sh generate response_file_8_0.xml
      

    ウィザードの手順に従って操作を行うと、インストールの実行に必要な情報を含むファイル response_file_8_0.xml が生成されます。

  4. Solution Manager をインストールする各ホスト上で、インストーラーの zip ファイルを解凍して以下のコマンドを実行します。これにより、自動インストールが開始されます。

    1. Windows:

      cd denodo-install-solutionmanager-8.0
      installer_cli.bat install --autoinstaller response_file_8_0.xml
      
    2. Linux:

      cd denodo-install-solutionmanager-8.0
      chmod +x installer_cli.sh
      installer_cli.sh install --autoinstaller response_file_8_0.xml
      

Linux インストーラーで生成した応答ファイルを Windows へのインストールに使用することも、その逆も可能です。この場合、応答ファイルを変更してオペレーティングシステムで有効なパスを設定するだけです。このパスを変更するには、応答ファイルを編集して、プロパティ "INSTALL_PATH" の値を変更します。

ただし、インストールごとに、「 インストール後のタスク 」のセクションで説明するインストール後のタスクを実行する必要があることに注意してください。インストール後のタスクの大部分も、スクリプト化して迅速化できます。

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