実行トレース情報¶
Administration Tool を使用してクエリを実行する際に、[View execution trace] ボタンをクリックすると、クエリの実行トレースをグラフィカルに表現して表示できます。
以下の表に、トレースによって提供される情報の意味を示します。
「 Icons of the execution trace and their meaning 」は、実行トレースに表示されるアイコンの意味を示します。
「 Color code of the nodes of the execution trace 」は、トレースのノードの色の意味を示します。
「 Values of the "State" attribute of the nodes of a query's execution trace 」は、トレースのノードの「State」属性が取り得る値のリストを示します。
アイコン |
意味 |
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フラット化 |
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グループ化 |
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インターフェイス |
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積結合 |
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結合 |
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差結合 |
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投影 |
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選択 |
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サブクエリ |
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標準和結合と拡張和結合 |
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無効。実行プランのこの分岐は実行されていません。 |
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中間結果がディスクにスワップされました。 |
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データはビューのキャッシュから取得されました。 |
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このノードには以下のような追加情報があります。
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ルート計画 |
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仮想プラン: 派生ビューの実行がデータソースに完全にプッシュダウンされた場合に実行トレースに表示されるノード。 |
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データ移動。ビューから取得したデータが「一時的」に別のデータソースに挿入されたことを示します。データ移動の最適化については、「 データ移動 」を参照してください。 |
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、 |
JDBC データソースと基本ビュー |
、 |
ODBC データソースと基本ビュー |
、 |
多次元データソース |
、 |
Web サービスデータソース (SOAP) |
、 |
XML データソース |
、 |
JSON データソース |
、 |
DF データソース |
、 |
WWW データソース (ITPilot) |
、 |
LDAP データソース |
、 |
BAPI データソース (SAP ERP) |
、 |
カスタムデータソース (カスタムラッパー) |
、 |
ストアドプロシージャ |
次の表に、クエリの実行トレースのノードの「State」属性が取り得る値のリストを示します。
State |
意味 |
---|---|
INIT |
クエリが開始しましたが、ノードは結果の処理を開始していません。 |
PROCESSING |
現在、ノードは下位ノードで生成された結果を処理しています。 |
STOPPED |
実行はユーザーによってキャンセルされました。 |
OK |
ノードの実行が正常に完了しました。 |
ERROR |
クエリの実行中にエラーが発生しました。 |
THREAD_TIMEOUT |
サーバーがスレッドプールにスレッドを要求しましたが、スレッドを取得する前にタイムアウトになりました。 [Administration] > [Server configuration] メニューの [Thread Pool] ダイアログでスレッドのタイムアウトを増やすことができます。 |
TOO_MANY_WORKS_TIMEOUT |
サーバーが最大スレッド数に達しました。 [Administration] > [Server configuration] メニューの [Thread Pool] ダイアログで最大スレッド数を増やすことができます。 |
PARSE_ERROR |
入力データの解析中にエラーが発生しました。たとえば、クエリで JSON 基本ビューが使用されていますが、入力 JSON ドキュメントが整形式ではありません。 |
INVALID_ROUTE |
データソースのコネクション詳細が無効です。 |
CONNECTION_ERROR |
ソースへの接続試行中にエラーが発生しました。たとえば、ビューが Web サービスの基本ビューに対してクエリを実行していますが、Web サービスのサーバーに接続できません。 |
QUERY_TIMEOUT |
クエリがタイムアウトになりました。 Virtual DataPort サーバーのすべてのクライアントがクエリのタイムアウトを設定します。これは、JDBC/ODBC 経由で Virtual DataPort に接続するクライアントと Administration Tool に接続するクライアントに適用されます。 Administration Tool のクエリタイムアウトを変更するには、[Tools] > [Admin Tool preferences] メニューの [Connection] タブを開きます。 JDBC クライアントまたは ODBC クライアントのクエリタイムアウトの変更方法については、『開発者ガイド』の「JDBC 経由でのアクセス」および「ODBC 経由でのアクセス」を参照してください。 |
LICENSE_QUERY_TIMEOUT |
クエリが Denodo Platform の現在のライセンスによって設定されているタイムアウトに達しました。 |
ROW_LIMIT_REACHED |
実行は正常に完了しましたが、結果セットの一部の行が返されていません。その理由は、クエリに |
ENOUGH_ROWS_RETRIEVED |
リクエストを完了するためにこのノードの行はこれ以上不要なので、ノードが停止しました。 |
INTERFACE_NOT_IMPLEMENTED |
実装ビューが割り当てられていないインターフェイスビューがクエリで使用されているので、クエリが失敗しました。 |
INCOMPATIBLE_QUERY_VIEW |
選択されたクエリが結果を返さないことを簡素化エンジンが検出したため、このノードは実行されませんでした。 |
CACHE_LOAD_ERROR |
キャッシュロードプロセスはエラーが発生して終了しました。 |