データソース数の制限¶
Denodo Professional のデータソース数は 5 つに制限されています。一部バージョンの Denodo Platform にもこの制限があります。
データソース数の制限については、次の点を考慮します。REST API の利用を促進するため、同じ REST API を参照する XML、JSON、DF 形式のデータソースは 1 つのデータソースとしてカウントされます。
ライセンスの面では、ユーザーが作成したデータソースが以下のすべての条件を満たしていれば、新しいデータソースとしてはカウントされません。
新しいデータソースが DF、JSON、または XML。
新しいデータソースが URL を参照する (つまり、 HTTP ルート を使用)。
すでに同じ種類のデータソースが存在し、そのデータソースが同じホスト名とポートを参照する HTTP ルートを持つ。なお、両方のデータソースが同じホスト名とポートを参照する必要がありますが、完全 URL は異なっても構いません。
たとえば、ユーザーが次の URL を参照する JSON データソースを作成したとします。「https://api.acme.com/projects/issues.json」
これは 1 つのデータソースとしてカウントされます。
このとき、ユーザーは「https://api.acme.com/」から始まる URL を参照する HTTP ルートを持つ JSON データソースを追加で作成できます。つまり、ライセンスの面では新しいデータソースとしてカウントされません。
ユーザーが HTTP ルートを持つ JSON データソースを作成し、その URL が補完変数 (例: 「@{input_value}」) である場合、実行時の補完変数の値が「https://api.acme.com/projects/issues.json」であるとしても、新しいデータソースとしてカウントされます。
ユーザーが追加で XML データソースを作成した場合、データソースが「https://api.acme.com/....」を参照するとしても、新しいデータソースとしてカウントされます。
同じホスト名とポート
以下の点に留意してください。
「https://api.acme.com/...」と「https://acme.com/...」は別のホスト名と見なされます。前者のホスト名は「api.acme.com」で、後者は「acme.com」であるためです。
URL がポートを指定しない場合、2 つの URL のプロトコルが同じでなければなりません。つまり、一方のデータソースが「https://api.acme.com/」を参照し、もう一方が「http://api.acme.com/」を参照する場合、2 つのデータソースは別物だと見なされます。なぜなら、前者は暗黙的にポート 443 (HTTPS) を参照し、後者はポート 80 (HTTP) を参照するためです。
制限に達した場合にデータソースのホスト名/ポートを変更する方法
Denodo はユーザーによるデータソースの作成時と変更時にデータソース数の制限を確認します。たとえば、4 つの JDBC データソースを使用しており、ライセンスによるデータソース数の制限が 5 つの場合、同じ URL とポートを参照する DF、JSON、または XML データソースであれば無制限に作成できます。しかし、作成後はデータソースのホスト名/ポートの変更ができなくなります。たとえば、次のような状況です。
Denodo Professional を稼働しているとします。この製品では 5 つのデータソースを作成可能です。
4 つの JDBC データソースを作成します。
https://api.acme.com/projects/issues.json を参照する JSON データソースを作成します。
https://api.acme.com/projects/projects.json を参照する別の JSON データソースを作成します。これにより、Denodo が使用するデータソース数は 6 つになりますが、データソース #5 と #6 のホスト名とポートが同じであるため、作成が許可されます。
ここで、データソース #5 のホスト名を https://api.roadrunner.com/projects/issues.json に変更しようとすると、操作に失敗します。なぜなら、変更を実施するとデータソース #5 が新しいデータソースとしてカウントされ、データソース数が 6 つになり、制限を超過するためです。
このような状況でデータソースのホスト名を変更する必要がある場合は、次の手順に従って実施してください。
Virtual DataPort のメタデータを VQL ファイルにエクスポートします。
データソース (および、そのビュー) を削除します。
VQL ファイル上でホスト名/ポートを変更します。
VQL ファイルを再度インポートします。