クラスタアーキテクチャ/サーバーバックアップ¶
Virtual DataPort は、クラスタアーキテクチャで動作して、高可用性と負荷分散を実現できます。
Virtual DataPort のクラスタアーキテクチャは、通常は以下のように動作します。
外部の負荷分散システムが、受信したリクエストを Virtual DataPort サーバーのプール間で分散します。
負荷分散システムが、特定のサーバーから応答がないことを検出します (いわゆる「サーバーの正常性チェック」を使用)。この場合、負荷は残りのサーバー間で分散されます。
応答がなかったサーバーが再び使用可能になると、クラスタリングシステムによって検出され (「正常性チェック」を使用)、そのサーバーがプールに追加されます。
Virtual DataPort では、クラスタアーキテクチャを簡単に構成できるように、以下の機能が提供されています。
「Ping」スクリプト: Virtual DataPort サーバーのステータスをチェックします。製品によってはアプリケーションの「正常性チェック」を行う独自のデフォルト実装を備えていますが、この Ping スクリプトは、他のソリューションでは検出されない不具合状況を検出します。
複製ユーティリティ: 特定の Virtual DataPort サーバーのメタデータと構成を他の Virtual DataPort サーバーのプールに自動的に複製します。このユーティリティを使用して、サーバーのメタデータのバックアップコピーをスケジュールすることもできます。
セーフシャットダウンモード: このモードに移行すると、サーバーは新しいコネクションを受け付けなくなり、現在のクエリがすべて完了するまでシャットダウンしません。これにより、外部クライアントに影響を及ぼさずに、サーバーをクラスタから削除できます。
以下のセクションでは、次の操作の方法について説明します。
Denodo Tools (複数の Virtual DataPort サーバーのクラスタを構築するのに役立つ一連のツール) をインストールする (「 Denodo Tools 」を参照)
Ping スクリプトを使用する (「 Virtual DataPort サーバーが稼働中かどうかの確認方法 」を参照)
Virtual DataPort サーバーのメタデータをサーバーのグループに複製する (「 import/export スクリプトによるバックアップと複製 」を参照)