ローカルパス¶
このタイプのパスを使用して、1 つのファイルまたは同じディレクトリにある複数のファイルからデータを取得します。このファイルのパスは以下のいずれかです。
Virtual DataPort サーバーのローカルファイルシステム 上 (管理ツールが動作しているローカルファイルシステムではありません)。
Virtual DataPort が動作しているホストからアクセス可能な Windows 共有ドライブ上。Virtual DataPort サーバーを起動するユーザーアカウントには、このファイルを読み取る権限が必要であることに注意してください。
ファイルへのパスを入力するには、[Browse] ボタンをクリックして [File name] ボックスにファイルのパスを入力し、[Ok] をクリックする方法をお勧めします。その理由は、Virtual DataPort では、特別な意味を持つ文字をエスケープする必要があるからです。この方法では、パスを入力するとそれらの文字が自動的にエスケープされます。
基本ビューを作成するときにファイルへのパスが不明で、実行時にパスを指定する場合は、そのパスを指定する代わりに補間変数 (「 補間変数によるパスなどの値 」を参照) を使用できます。
たとえば、パスとして「 /tmp/datafiles/@REPORT_ID.txt
」を入力できます。このデータソースから作成した基本ビューには追加フィールド report_id
が存在するので、実行時にクエリの WHERE
句でこのフィールドの値を指定する必要があります。
ディレクトリを参照するパス¶
ローカルファイルシステムまたは Windows 共有ドライブにあるファイルまたはディレクトリを ファイルパス で参照できます。
ディレクトリを参照するデータソースから基本ビューを作成すると、Virtual DataPort では、そのディレクトリの先頭にあるファイルから新しいビューのスキーマを推測し、他のすべてのファイルはそれと同じスキーマを持つものと仮定します。
区切り形式ファイルのデータソースの場合にのみ適用される扱い: ディレクトリを参照するパスを指定している場合、[File name pattern] に値を入力すると、その値の正規表現と一致する名前のファイルのみがデータソースで処理されます。たとえば、拡張子が log
であるファイルのみを処理する場合は、「 (.*)\.log
」と入力します。
注釈
XML データソースでは、[Validation file] を指定した場合は、ディレクトリにあるすべてのファイルが、指定したファイルの スキーマ または DTD に一致している必要があります。