JMS リスナーの作成¶
JMS リスナーを作成するには、以下の手順に従って実行してください。
この Denodo サーバーで初めて JMS リスナーを作成する場合、使用する JMS サーバーのクライアント jar をインストールします。その手順については、『インストールガイド』の「 JMS コネクターをインストールしての、SOAP Over JMS を使用する JMS リスナーと Web サービスの作成 」を参照してください。
[File] > [New] メニューで [JMS Listener] をクリックするか、[Server Explorer] で右クリックして [New] メニューで [JMS Listener] をクリックします。
[On] をクリックして、リスナーを有効にします。[Off] をクリックした場合、リスナーは作成されますが、無効になります。
[VDP user name] で、リスナーが受信したクエリを Virtual DataPort が実行する場合に使用する VDP ユーザー名を選択します。選択するユーザーは、ローカルユーザーであり、Virtual DataPort で作成されたユーザーである必要があります。このリストで選択できるユーザーのタイプの詳細については、「 必要な権限 」を参照してください。
たとえば、以下の 2 つのユーザーが存在するとします。
admin: データベースの「管理者」であるユーザーまたはデータベースの「ローカル管理者」に昇格したユーザー。データベースの任意のビューにアクセスできます。
user1: このデータベースに対する
EXECUTE
権限のみを持つ「一般ユーザー」。ユーザー admin を選択した場合、リスナーは任意のクエリを実行できます。しかし、user1 を選択した場合は、
CREATE
、DROP
、INSERT
、UPDATE
、およびDELETE
の各クエリは失敗します。なぜなら、user1 が持っているのはEXECUTE
権限のみだからです。
パラメータ化されたクエリを使用する場合、[JMS messages contain the value of...] チェックボックスをチェックして、その下のボックスにクエリを入力します。
すでに説明したように、このオプションを使用すると、文字列
@JMSEXPRESSION
は実行時に JMS サーバーから受信した値で置き換えられます。リスナーの出力を XML ドキュメントまたは JSON ドキュメントにする場合、[Output] でそれぞれ [XML] または [JSON] を選択します。
[Destination] は、Virtual DataPort がサブスクライブしてリクエストを待機する、キューまたはトピックの名前です。
JMS のサブスクライブ先は、リスナーがサブスクライブしようとしたときに自動的に作成されますが、JMS サーバーのベンダーによってはユーザーが作成する必要があります。
[Queue] または [Topic] を選択します。
[Reply to] は、応答が送信される JMS キューまたはトピックの名前です。
宛先が設定されている場合、JMS メッセージに [Reply to] フィールドが含まれていても、応答は常にこの宛先に送信されます。
宛先が設定されていない場合、応答は、JMS リクエストの [Reply to] フィールドで指定されている宛先に送信されます。JMS リクエストにもこのフィールドが存在しない場合、サーバーは応答を送信しません。
[Ignore reply to] がチェックされている場合、リスナーは応答を送信しません。
[User name] と [Password] は、JMS サーバーに接続するための資格情報です。
[JMS vendor] では、JMS サーバーのベンダーがリストになく、JNDI 経由でアクセス可能な場合、[Generic] を選択します。この場合、適切な JNDI コネクションプロパティを指定する必要があります (広く使われている JMS ベンダーの必須 JNDI プロパティのリストについては、付録「 JMS コネクションの詳細: JNDI プロパティ 」を参照)。
[Metadata] タブでは、JMS リスナーの格納先フォルダと説明を設定できます。
リスナーを作成したら、[JMS Listener Status] ダイアログ ([Tools] > [JMS Listeners] メニュー) を開いて、既存の JMS リスナーのリストを表示できます。
JMS リスナーの名前の横にあるチェックボックスをチェックして、[Enabled selected] または [Disable selected] をクリックすることで、そのリスナーを有効または無効にできます。
リスナーを削除するには、[Server Explorer] でリスナーを右クリックして [Drop] をクリックします。