キャッシュに関する情報¶
サーバーのキャッシュエンジンに関する情報を提供する MBean には、以下の 3 つのタイプがあります。
VDBServerCacheManagementInfo
: サーバー上の現在のキャッシュプロセスに関する情報を提供します。DatabaseCache
: データベースのキャッシュの設定に関する情報を提供します。下記の「 DatabaseCache MBean 」を参照してください。ViewCache
: ビューのキャッシュの設定に関する情報を提供します。下記の「 ViewCache MBean 」を参照してください。
注釈
DatabaseCache
MBean と ViewCache
MBean は非推奨であり、デフォルトで無効になっています。
VDBServerCacheManagementInfo MBean¶
VDBServerCacheManagementInfo
MBean は、サーバー上の現在のキャッシュプロセスに関する情報を提供し、通知を生成します。
クライアントアプリケーションでこれらの通知をサブスクライブできます。Java VisualVM でサブスクライブするには、VDBServerCacheManagementInfo MBean を開き、[Notifications] タブをクリックして [Subscribe] をクリックします。
これらの通知には、以下の属性があります。
CacheStatus
: 更新するキャッシュのモード。想定される値は以下のとおりです。OFF
PARTIAL
PARTIAL EXACT
PARTIAL PRELOAD
PARTIAL EXACT PRELOAD
FULL
DatabaseName
: データベースの名前。Exception
: データをキャッシュに挿入している間に問題が発生した場合、この属性に問題の原因が格納されます。Identifier
: キャッシュ更新プロセスの一意の ID。NumConditions
: 実行されたクエリの条件数。NumOfInsertedRows
: これまでにキャッシュに挿入された行の数。キャッシュデータベースがその「データ一括読み込み API」を使用するように構成されている場合、これは、データファイルに書き込み済みで、これからこの API でデータベースに転送される行の数を示します。データベースに挿入された行の数では ありません 。なぜなら、データベースのデータ一括読み込み API では、挿入された行数に関する情報はすべてのデータが保存されるまで提供されないからです。
NumOfReceivedRows
: クエリによって返され、キャッシュに挿入する必要がある行の数。すべてのデータがキャッシュに挿入されると、この属性と
NumOfInsertedRows
は同じ値になります。ProjectedFields
: クエリによって投影されるフィールドのリスト。QueryPatternId
: クエリパターンの ID。QueryPatternState
: クエリパターンの状態。想定される値は、PROCESSING
、VALID
、またはINVALID
です。SqlViewName
: キャッシュデータが保存される、キャッシュデータソース内のテーブルの名前。StartTime
とEndTime
: キャッシュを更新するプロセスが開始/終了した日時。StartCachedResultMetadataStorageTime
とEndCachedResultMetadataStorageTime
: サーバーがキャッシュデータのメタデータの保存を開始/終了した日時。StartDataStorageTime
とEndDataStorageTime
: サーバーがキャッシュへのデータの保存を開始/終了した日時。StartQueryPatternStorageTime
とEndQueryPatternStorageTime
: サーバーがクエリパターンの保存を開始/終了した日時。TTLInCache
: この「キャッシュ更新プロセス」で保存されたデータの有効時間 (秒単位)。この時間に達すると、このプロセスによって挿入された内容は無効になります。注釈
この値が重要なのは、
TTLStatusInCache
属性の値がCUSTOM
の場合のみです。TTLStatusInCache
:TTLInCache
構成のステータス。以下の値のいずれかの値になります。CUSTOM
: ビューのキャッシュは、TTLInCache
属性で設定されている TTL を使用しています。DEFAULT
: ビューは、データベースのキャッシュ設定で設定されている TTL を使用しています。NOEXPIRE
: キャッシュデータは期限切れになりません。
VDPConditionList
: クエリの条件のリスト。ViewId
: ビューの内部名。ViewName
: ビューの名前。
この MBean には、以下の操作があります。
getActiveRefreshCacheProcesses( <maxActiveCacheProcesses:integer>、<database:string> )
: 特定のデータベースのビューのキャッシュに現在データを挿入しているプロセスに関する情報を返す操作。maxActiveCacheProcesses パラメータで、情報を取得するプロセスの数を制限します。
DatabaseCache MBean¶
DatabaseCache
MBean は、データベースのキャッシュの設定に関する情報を提供します。データベースごとにこのタイプの MBean が存在します。
注釈
この MBean は、非推奨であり、デフォルトで無効になっています。有効にするには、管理者でログインして、以下のコマンドを実行してから Virtual DataPort を再起動します。
SET 'com.denodo.vdb.management.server.manager.legacyCacheRequestMBean' = 'true';
非推奨のすべての機能のリストについては、「 Denodo Platform 8.0 で非推奨となった機能 」のセクションを参照してください。
この MBean は com.denodo.vdb.management.mbeans
> Cache
> データベース名 にあり、以下の属性を備えています。
ActiveRefreshCacheProcesses
: データベースのビューのキャッシュを現在更新しているプロセスの数。CacheStatus
: キャッシュのステータス。ON
またはOFF
。CustomDataSource
: このデータベースが、サーバー全体で設定されているキャッシュ設定ではなく、固有のキャッシュ設定を使用している場合はtrue
、そうでない場合はfalse
。DBURI
: キャッシュとして使用されているデータベースの URI。DatabaseName
: データベースの名前。DriverClassName
: キャッシュデータを保存しているデータベースに接続するために使用されている JDBC ドライバーのクラス。LastCacheAccessStatus
: キャッシュデータベースに対する最後のアクセスが成功 (true
) または失敗 (false
) のどちらだったかを示します。MaxRefreshCacheProcesses
(編集可能な値): このデータベースのビューのキャッシュを更新するためにサーバーが起動できる同時プロセスの最大数。RefreshCacheProcess<i>
(複合値): ビューのキャッシュを更新するために起動されたプロセス #i に関する情報が含まれます。この MBean は、DatabaseCache
MBean の子として追加されます。表示するには、MBean ブラウザーでDatabaseCache
ノードを展開します。RefreshCacheProcess
ノードが存在しない場合は、更新されたビューがまだ存在しないことを意味します。これらの MBean には、以下のプロパティがあります。CacheStatus
: 更新するキャッシュのモード。想定される値は以下のとおりです。OFF
PARTIAL
PARTIAL EXACT
PARTIAL PRELOAD
PARTIAL EXACT PRELOAD
FULL
DatabaseName
: データベースの名前。Exception
: データをキャッシュに挿入している間に問題が発生した場合、この属性に問題の原因が格納されます。Identifier
: キャッシュ更新プロセスの一意の ID。NumConditions
: 実行されたクエリの条件数。NumOfInsertedRows
: これまでにキャッシュに挿入された行の数。キャッシュデータベースがその「データ一括読み込み API」を使用するように構成されている場合、これは、データファイルに書き込み済みで、これからこの API でデータベースに転送される行の数を示します。データベースに挿入された行の数では ありません 。なぜなら、データベースのデータ一括読み込み API では、挿入された行数に関する情報はすべてのデータが保存されるまで提供されないからです。
NumOfReceivedRows
: クエリによって返され、キャッシュに挿入する必要がある行の数。すべてのデータがキャッシュに挿入されると、この属性と
NumOfInsertedRows
は同じ値になります。ProjectedFields
: クエリによって投影されるフィールドのリスト。QueryPatternId
: クエリパターンの ID。QueryPatternState
: クエリパターンの状態。想定される値は、PROCESSING
、VALID
、またはINVALID
です。SqlViewName
: キャッシュデータが保存される、キャッシュデータソース内のテーブルの名前。StartTime
とEndTime
: キャッシュを更新するプロセスが開始/終了した日時。StartCachedResultMetadataStorageTime
とEndCachedResultMetadataStorageTime
: サーバーがキャッシュデータのメタデータの保存を開始/終了した日時。StartDataStorageTime
とEndDataStorageTime
: サーバーがキャッシュへのデータの保存を開始/終了した日時。StartQueryPatternStorageTime
とEndQueryPatternStorageTime
: サーバーがクエリパターンの保存を開始/終了した日時。TTLInCache
: この「キャッシュ更新プロセス」で保存されたデータの有効時間 (秒単位)。この時間に達すると、このプロセスによって挿入された内容は無効になります。注釈
この値が重要なのは、
TTLStatusInCache
属性の値がCUSTOM
の場合のみです。TTLStatusInCache
:TTLInCache
構成のステータス。以下の値のいずれかの値になります。CUSTOM
: ビューのキャッシュは、TTLInCache
属性で設定されている TTL を使用しています。DEFAULT
: ビューは、データベースのキャッシュ設定で設定されている TTL を使用しています。NOEXPIRE
: キャッシュデータは期限切れになりません。
VDPConditionList
: クエリの条件のリスト。ViewId
: ビューの内部名。ViewName
: ビューの名前。
TotalRefreshCacheProcesses
: サーバーの起動以降に実行されたキャッシュ更新プロセスの合計数。UserName
: キャッシュデータを保存しているデータベースに接続するために使用されているユーザー名。UserPwd
: キャッシュデータを保存しているデータベースに接続するために使用されているパスワード。
この MBean には、以下の操作があります。
getActiveRefreshCacheProcesses( <maxActiveCacheProcesses:integer> )
: このデータベースのビューのキャッシュに現在データを挿入しているプロセスに関する情報を返す操作。パラメータで、情報を取得するプロセスの数を制限します。
ViewCache MBean¶
ViewCache
MBean は、ビューのキャッシュに関する情報を提供します。ビューごとにこのタイプの MBean が存在します。
注釈
この MBean は、非推奨であり、デフォルトで無効になっています。有効にするには、管理者でログインして、以下のコマンドを実行してから Virtual DataPort を再起動します。
SET 'com.denodo.vdb.management.server.manager.legacyCacheRequestMBean' = 'true';
非推奨のすべての機能のリストについては、「 Denodo Platform 8.0 で非推奨となった機能 」のセクションを参照してください。
この MBean は com.denodo.vdb.management.mbeans
> Cache
> データベース名 > ViewCache
> ビュー名 にあり、以下の属性を備えています。
BatchSizeInCache
: サーバーは、行をキャッシュにバッチで挿入します。この属性により、各バッチで挿入する行の数を制御します。CacheStatus
: ビューのキャッシュのステータス。想定される値は以下のとおりです。OFF
PARTIAL
PARTIAL EXACT
PARTIAL PRELOAD
PARTIAL EXACT PRELOAD
FULL
DatabaseName
: このビューが属するデータベースの名前。LastAccess
: ビューのキャッシュに対する最後のアクセス日時。LastRefresh
: このビューのキャッシュの内容が最後に更新された日時。RefreshFailuresCount
: ビューのキャッシュに新しいタプルを書き込む際に発生した失敗の数。TTLInCache
: ビューのキャッシュのデータの有効時間 (秒単位)。この時間に達すると、キャッシュの内容は無効とみなされます。注釈
この値が重要なのは、
TTLStatusInCache
属性の値がCUSTOM
の場合のみです。TTLStatusInCache
:TTLInCache
構成のステータス。以下の値のいずれかの値になります。CUSTOM
: この場合、ビューのキャッシュは、TTLInCache
属性で設定されている TTL を使用します。DEFAULT
: ビューは、データベースのキャッシュ設定で設定されている TTL を使用します。NOEXPIRE
: キャッシュデータは期限切れになりません。
ViewName
: ビューの名前。