Design Studio での VQL シェルの使用¶
VQL シェルでは、クエリや DDL ステートメント (CREATE VIEW
、 DROP VIEW
など) をはじめとする、あらゆる VQL ステートメントを実行できます。複数のステートメントを一度に実行する場合は、ステートメント間を ;
で区切ります。ステートメントは、入力することも、[Load] ボタンを使用してファイルから読み込むこともできます。
VQL シェルにはいくつかのコントロールがあり、その多くは、説明がなくても容易に使用できます。以下に、説明が必要なコントロールについて解説します。
Execute: ボックス内のすべてのクエリを実行します。クエリボックスに入力したクエリの一部のみを実行する場合は、対象のクエリを選択して Ctrl+Enter キーを押します。
Load: ファイルの内容をコマンドボックスに読み込みます。複数のデータベースを作成する VQL ファイルを読み込む場合は、VQL シェルからではなく [File] メニューの [Import] ウィザードを使用して読み込んでください。[Import] ウィザードでは、別のデータベースのエレメントに依存するデータベースエレメントを適切にインポートできるためです。
Limit displayed rows: 先頭から指定した数の行までの結果のみが表示されます。
Retrieve all rows: チェックしてある場合、[Limit displayed rows] に指定された数の行しか表示されませんが、結果セット全体が処理されます。チェックをはずしてある場合、
LIMIT
句が自動的にクエリに追加されます。たとえば、[Limit displayed rows] を 100 に設定してSELECT * FROM sales
というクエリを実行すると、SELECT * FROM sales LIMIT 100
というクエリが送信され、クエリは 100 行返した後に完了します。このチェックボックスをチェックすると、以下の場合に役立ちます。
クライアントアプリケーションでこのクエリを実行するのにかかる時間の概算。
[Execute] ダイアログまたは VQL シェルからビューのキャッシュを読み込む場合は、このチェックボックスをチェックする必要があります。チェックしないと、キャッシュが正しく読み込まれません (以下の説明を参照)。
重要
[Retrieve all rows] チェックボックスをチェックしないと、クエリは完了前に中断されるため、ビューのキャッシュを読み込むクエリに次のように影響します。
キッシュモード Partial でビューのクエリを実行しているときには、クエリのキャッシュは読み込まれません。
キャッシュモード Full でビューのクエリを実行し、[Store results in cache] (
'cache_preload'='true'
) を選択しているときには、キャッシュに保存される最大行数は、[Limit displayed rows] に指定されている数になります。コマンド
CREATE REMOTE TABLE
を実行しているときには、リモートテーブルに挿入される最大行数は、[Limit displayed rows] に指定されている数になります。
[Retrieve all rows] を選択した場合、キャッシュを読み込むクエリは適切に機能します。
クエリの実行時には、[Query Results] タブが表示されます。このタブでは以下の操作を行えます。
[Save] をクリックしてクエリの実行トレースを保存します。生成された zip ファイルを開くには [Tools] > [Trace viewer] を使用してください。
クエリの 実行トレース を参照できます。クエリの実行トレースで表示されるエレメントについては、「 ステートメントの実行トレース 」を参照してください。
VQL シェルは、直前の VQL ステートメントの実行を保存する「コマンドログ」機能を備えています。このコマンドログは、そのシェルの実行中のみ保持され、[Execution Log] タブに表示されます。
[Server Explorer] を使用して、VQL ステートメントの作成を迅速化できます (新しい VQL シェルが開きます)。
ビューを右クリックして [VQL Shell] > [Select...] をクリックすることによって、
SELECT <fields of the view> FROM <view name>
ステートメントを追加できます。任意のエレメントを右クリックして [VQL Shell] > [Desc...] をクリックすることによって、
DESC VQL <element type> <element name>
ステートメントを追加できます。
VQL シェルでのショートカット¶
VQL シェルのエディターで使用できるキーボードショートカット:
ショートカット |
説明 |
---|---|
Ctrl + A |
すべて選択 |
Esc |
複数の項目を選択している場合、最初に選択した項目以外の項目の選択をすべて解除します |
Ctrl + D |
カーソルを置いている行を削除します |
Ctrl + Z |
最後の変更を元に戻します |
Ctrl + Y |
最後の元に戻した変更をやり直します |
Ctrl + U |
選択した項目に対する最後の変更を元に戻すか、最新の操作が選択のみではない場合は、その操作を元に戻します |
Alt + U |
選択した項目に対する最後の変更をやり直すか、項目を選択した状態が残っていない場合は、最後のテキスト変更をやり直します |
Ctrl + Home |
カーソルを文書の先頭に移動します |
Ctrl + End |
カーソルを文書の末尾に移動します |
Alt + 左矢印 |
カーソルを行頭に移動します |
Alt + 右矢印 |
カーソルを行末に移動します |
左矢印 |
カーソルを 1 文字左に移動し、すでに行頭に達している場合は前の行に移動します |
右矢印 |
カーソルを 1 文字右に移動し、すでに行末に達している場合は次の行に移動します |
上矢印 |
カーソルを 1 行上に移動します |
下矢印 |
カーソルを 1 行下に移動します |
Home |
行のテキストの先頭に移動するか、すでに行のテキストの先頭に達している場合は、空白も考慮した行の実際の先頭に移動します |
Ctrl + 左矢印 |
カーソルの前にあるグループの左側に移動します。グループとは、1 つの文字列、複数の句読点文字の集合、1 つの改行、または複数の空白文字の集合を指します |
Ctrl + ] |
現在の行または選択項目を、1 インデント単位 (空白文字 2 つ分) だけインデントします |
Ctrl + [ |
現在の行または選択項目のインデント量を、1 インデント単位 (空白文字 2 つ分) 削減します |
タブ |
何かを選択している場合、それをタブ文字で 1 インデント単位だけインデントします。何も選択していない場合は、タブ文字を挿入します |
Enter |
改行を挿入し、新しい行を自動的にインデントします |
Insert |
上書きフラグを切り替えます |
Ctrl + F |
検索 |
Ctrl + クリック + マウスをドラッグ |
複数の項目を選択します |
Alt + クリック + マウスをドラッグ |
行を無視してテキストを自由に選択します |
F3 |
次を検索 (検索場所であるテキストフィールドにフォーカスがある場合) |
Shift + F3 |
前を検索 (検索場所であるテキストフィールドにフォーカスがある場合) |
Alt + T |
VQL エディター外部の次のエレメントにフォーカスを移動します。エレメント間を移動するタブ操作と同等の操作です |
Ctrl + I |
VQL シェルでクエリの書式を自動的に調整します。何かを選択している場合、選択したクエリの書式を調整します。 |
Ctrl + Space |
オートコンプリートをトリガーします。 |