一意性検出¶
Git を使用している場合、このセクションは無視してください。これは、Microsoft TFS または Subversion にのみ関連します。
ファイルシステムおよびバージョン管理システムでは、同じ名前を持つ複数のファイルは、異なるフォルダに配置されている限り共存できます。一方、Virtual DataPort では、データベースとの関連において、エレメントの名前の付け方は以下に示すようにより厳格になっています。
複数のフォルダに対し、それらの親フォルダが異なる限りは同じ名前を付けることができます。
同じデータベース内では、どのような場合でも、ビュー、同じタイプのデータソース、Web サービスなどの名前は重複することはできません (たとえば、
Folder_1
フォルダにMy_View
という名前のビューを作成して、Folder_2
フォルダにMy_View
という名前の別のビューを作成することはできません)。
ファイルシステムと Virtual DataPort にはこのような違いがあるので、リモートリポジトリにおける Virtual DataPort エレメントの重複を避けるために、チェックインに含まれるエレメントがリモートリポジトリの他の場所にも存在するかどうかを確認する必要があります。
Virtual DataPort では、新しいチェックアウト (ローカルの観点から見た場合) またはローカルで変更されたチェックアウトによって影響を受けるエレメントが、リモートリポジトリの他の場所に存在しているかどうかを確認する必要もあります。これは、予期しない動作 (フォルダ間でのエレメントの予期しない移動など) が生じないようにするためです。
一意性検出機能では、こういったシナリオが検出され、ユーザーは次のような対処方法を選択できます。
チェックイン/チェックアウトの操作をキャンセルする。
チェックインで、競合しているエレメントをローカルデータベース上と同じ場所に移動し、現在の変更で上書きする。
チェックアウトで、競合しているエレメントをリモートリポジトリ上と同じ場所に移動し、リモートでの変更で上書きする。
一意性検出を有効にすることによって、フォルダの名前変更やフォルダ間でのエレメントの移動から、予期しない動作 (チェックアウト後のフォルダ間のエレメントの予期しない移動など) が生じることを防げます。前述のとおり、一意性検出によってユーザーはこの種類のシナリオへの対処方法を管理できます。