環境管理

Denodo における「環境管理」とは、さまざまな場所で使用されている Denodo サーバーのメタデータの管理を意味します。

複数の環境を定義すると、以下の場合に便利です。

  • 開発チームが地理的に分散している。たとえば、ロンドンに Denodo 開発者チームが 1 つあり、デンバーに別の Denodo 開発者チームがある場合などです。

  • さらに、それぞれの場所に、開発者が使用しているデータソースのレプリカがある。たとえば、ロンドンに Oracle データベースが 1 つあり、デンバーに別の Oracle データベースがあり、それらのビューやテーブルは同じ (ただし、そのデータは異なる可能性がある) 場合などです。

  • また、それぞれの場所のチームは、その場所のデータソースを参照する必要がある。

組織がこれらの条件を すべて満たしているわけではない 場合、「development」という名前の環境を 1 つだけ作成して、常にこれを使用することをお勧めします。

組織がこれらの条件をすべて満たしている場合は、場所ごとに 1 つずつ環境を作成することをお勧めします。たとえば、「development_london」や「development_madrid」などです。

環境間でのエレメントの昇格に VCS を使用することはお勧めしません。テスト用や本番用の環境は作成しないでください。

VCS 環境とは

メタデータエレメントの一部のプロパティは「環境依存」と見なされます。たとえば、データソースは、Virtual DataPort サーバーの場所によって異なるデータベースを参照する場合があります。このようなシナリオでは、そのデータソースのアクセスの詳細情報 (URI やアクセス資格情報など) は環境によって異なる可能性があります。

Denodo では、このような状況を「環境」という概念の導入によって管理します。メタデータの環境依存プロパティ (データソースの URI やコネクションの詳細情報など) を指定するファイルを環境ごとに生成できます。別の環境からメタデータを読み込む場合、元のプロパティではなく、ターゲット環境のプロパティを使用してメタデータを読み込むことができます。

VCS 統合における環境は、名前および省略可能な説明で構成されます。環境に依存するエレメントごとに、VCS リポジトリに以下のようなプロパティファイルが格納されます。

  • エレメントがチェックインされるたびにアクティブになる、環境ごとに 1 つのプロパティファイル。

  • デフォルトのプロパティファイル。エレメントのチェックアウト時に、選択された環境にプロパティファイルがない場合に使用されるデフォルトのプロパティファイル。VCS リポジトリでは、エレメントがチェックインされるたびにそのデフォルトのプロパティファイルが置換されます。

プロパティファイルへのエクスポート 」には、環境依存と見なされるエレメントの完全なリストが、その環境依存プロパティとともに示されています。

VCS 環境の管理

VCS 環境を管理するためのウィザードを開くには、[Administration] メニューの [VCS management] をクリックして、[Environments] をクリックします。

Environments management screen

環境を管理するための画面

このダイアログでは、管理者ユーザーが環境を管理できます。

環境の追加または変更を行う場合、Virtual DataPort から、環境の名前と説明が含まれるプロパティファイルとともにコミットが VCS サーバーに送信されます。環境を削除する場合は、Virtual DataPort によってその環境が VCS サーバーから削除されます。

環境を選択して、[Set as default] をクリックすると、グローバル VCS 構成を使用する際にアクティブになる環境を選択できます (「 環境管理 」で説明したように、デフォルトの環境で VCS を使用するようデータベースが構成されている場合)。リポジトリに最初の環境を作成した後は、それが自動的にデフォルト環境として設定されます。

サーバーの環境を変更した場合 (ここで変更した場合、または「 環境管理 」で説明したようにデータベースの特定の構成で変更した場合)、その変更は、次回ユーザーがチェックインまたはチェックアウトの操作を実行するか、プルまたはプッシュを行うまで適用されません。このことが、特定の環境の構成が設定されているデータベースに影響を与えることはありません。


環境の作成後、以下のいずれかの操作を行う必要があります。

  1. 既存のデータベースでバージョン管理を有効にする。「 データベースの構成 」を参照してください。

  2. 別のユーザーによってすでに VCS サーバーにアップロードされていたデータベースをインポートする。「 VCS サーバーからの既存のデータベースのインポート 」を参照してください。