パーソナライズ¶
[パーソナライズ] ダイアログから、Data Catalog の表示方法と Data Catalog のインターフェイスで利用可能な機能を構成できます。このダイアログの機能は以下のタブごとに分類されています。
エレメント: このタブでは、カタログの エレメント に関する機能を構成できます。
通知メッセージ: このタブでは、アプリケーションにログインする前にユーザーに表示する メッセージ を構成できます。
エクスポート: このタブでは、クエリの結果を エクスポート する際に使用可能なオプションを構成できます。
コネクション: このタブでは、 接続 URL のカスタマイズと表示先の決定を行うことができます。
使用状況統計: このタブでは、 使用状況統計 の有効化と、使用可能なオプションの構成ができます。
テーマ: このタブのダイアログから、Data Catalog の 表示方法 を変更できます。
エレメント¶
[検索と参照の構成] セクションでは、次の設定を行うことができます。
ユーザーに表示するエレメントの選択: ユーザーがビューと Web サービスの片方だけにアクセスできるのか、両方にアクセスできるのかを指定できます。この設定は検索と参照だけでなく、ホームページと保存済みクエリにも影響します。
エレメントのデフォルトの表示方法の選択: エレメントのデフォルト表示モードを選択します。リストまたはグリッドを選択してください。
データベースとフォルダごとの参照をユーザーに許可: 無効にした場合、[参照] メニューに [データベース/フォルダ] オプションは表示されません。
カテゴリに属しているビューと Web サービスのみを表示: データベースとフォルダごとの参照が無効になっている場合、検索または参照の際に Data Catalog がサーバーのエレメントをすべて表示するか、カテゴリに属するエレメントのみを表示するかを指定できます。

[エレメント] タブの [検索と参照の構成] セクション¶
[クエリ] セクションでは、[クエリ保存の許可] オプションによってクエリの保存をユーザーに許可するかどうかを指定できます。無効にした場合、[マイクエリ] メニューは表示されません。

[エレメント] タブの [クエリ] セクション¶
[HTML の許可] セクションでは [HTML による説明とプロパティの許可] オプションによって、データベース、ビュー、Web サービス、カテゴリ、タグの説明で HTML をサポートするかどうか、および、プロパティグループが HTML 型プロパティをサポートするかどうかを指定できます。無効にした場合の影響は以下のとおりです。
エレメントの説明が常にプレーンテキストで表示されます。
既存の HTML 型のプロパティが 長いテキスト 型に変換されます。
プロパティグループでは HTML 型プロパティの作成は許可されません。

[エレメント] タブの [HTML の許可] セクション¶
通知メッセージ¶
[通知メッセージ] タブでは、Data Catalog にログインする前にモーダルポップアップとしてユーザーに表示される通知メッセージを構成できます。ウェルカムメッセージの表示や、サービスがメンテナンスのために停止する予定時刻の通知、免責条項の表示などに使用できます。

ユーザーが Data Catalog にログインする前に表示される通知メッセージ¶
エディターでは、ツールバーを利用してプレーンテキストまたは HTML テキストを入力します。HTML コードを入力する場合はツールバーの アイコンを使用します。

通知メッセージを構成するダイアログ¶
エクスポート¶
[エクスポート] タブでは、 ビュー と Web サービス のクエリ結果のエクスポートに関して、以下の設定を行うことができます。
使用できるエクスポートフォーマットは、
CSV
、HTML
、Excel
、Tableau (.tde)
、Tableau (.hyper)
から選択できます。デフォルトでは、すべてのフォーマットが利用可能です。参考
「 Tableau へのエクスポートの有効化 」では、Denodo Platform で Tableau 形式のエクスポートを有効化するための構成方法を解説しています。
利用可能な各エクスポート機能を使用してクエリ結果をエクスポートできるユーザーを、Virtual DataPort で
data_catalog_exporter
のロールを持つユーザーだけに制限するかどうか。デフォルトで Data Catalog がヘッダー付きのファイルを生成するかどうか。この設定は
CSV
ファイル、HTML
ファイル、Excel
ファイルの場合にのみ適用されます。Tableau (.tde)
およびTableau (.hyper)
にエクスポートする場合は、常にヘッダーを付加します。利用可能な各形式でエクスポートする際の最大行数。[エクスポートする最大行数の制限] にチェックを入れてから、対応する [最大行数] フィールドに値を指定する必要があります。
CSV
ファイルにエクスポートする際に使用する、フィールドの区切り文字。カンマ
、パイプライン
、セミコロン
、スペース
、タブ
から選択できます。もしくは、ボタンをクリックしてユーザー定義区切り文字を入力してください。
注釈
二重引用符 (
"
) は、区切り文字に設定できません。

クエリ結果のエクスポートに関する設定を構成するダイアログ¶
Tableau へのエクスポートの有効化¶
Tableau へのデータエクスポート機能を有効にするには、Denodo Platform がインストールされているホストに、 Tableau Data Extract API (.tde
形式に対応) または Extract API 2.0 (.hyper
形式に対応) をインストールする必要があります。以下の手順に従って実施してください。
Tableau Data Extract API または Extract API 2.0 の Web サイトにアクセスします。
このページでサインインして、 C/C++/Java 64 ビットバージョン のパッケージをダウンロードします。Denodo サーバーを実行しているオペレーティングシステムに応じて、Windows または Linux を選択してください。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
Denodo サーバーが Windows 上で実行されている場合は、ダウンロードしたファイルの
bin
フォルダ内のファイルを<DENODO_HOME>/jre/bin
にコピーします。Denodo サーバーが Linux 上で実行されている場合は、以下の操作を行います。
ダウンロードしたファイルの
bin
フォルダ内 (.tde
形式の場合) またはbin/hyper
フォルダ内 (.hyper
形式の場合) のファイルを、<DENODO_HOME>/jre/bin
にコピーします。ダウンロードしたファイルの
lib64/dataextract
フォルダ (.tde
形式の場合) またはlib64/tableausdk
フォルダ (.hyper
形式の場合) のすべての.so
ファイルを<DENODO_HOME>/jre/bin
にコピーします。Java
サブフォルダのファイルは不要です。一部の Linux ディストリビューションでは、Linux ルートフォルダの/lib
ディレクトリに上述の.so
ファイルをすべてコピーする必要があります。
Data Catalog を再起動します。
注釈
Linux 環境では Tableau ライブラリをインストールする上で制約が存在します。つまり、Data Catalog にどちらかの Tableau 形式 (.tde
または .hyper
) 用のライブラリしか構成できません。
コネクション¶
データベース、ビュー、Web サービスの [サマリ] タブに [接続 URL] ボタンを表示するかどうかを選択できます。表示する設定の場合、以下のパラメータをカスタマイズできます。
接続パネルの通知メッセージ: デフォルトの前文の代わりに、この値がパネルに表示されます。
URL パターン: JDBC、ODBC、REST、OData 経由でサーバーのデータベースとビューにアクセスする方法と、Web サービスのアクセス用 URL を値として記述します。パターン定義では、変数
$protocol
、$vdp_host
、$vdp_port
、$odbc_port
、$webcontainer_port
、$user_name
、$database_name
、$view_name
を使用できます。これらの変数は URL をユーザーに表示する際に適切な値で置換されます。Show the button to generate a Tableau data source: このオプションが有効な場合、ビューの [サマリ] タブに [Tableau] ボタンが表示されます。このボタンを使用すると、Tableau のビューにクエリを実行するデータソースを生成できます。

データベース、ビュー、Web サービスの接続 URL を構成するダイアログ¶
使用状況統計¶
Data Catalog では、Denodo Virtual DataPort によって収集された使用状況データの分析を通じて、ビューおよび Web サービスの使用状況統計を表示することができます。この機能を利用するには、準備のための手順をいくつか実行する必要があります。これについてはこのセクションで後述します。
この機能を有効にすると、 ビュー と Web サービス の詳細ページに [使用状況] という新しいタブが表示されます。このタブから、使用状況に関する統計情報を確認できます。
統計の収集の構成手順¶
ビューと Web サービスの詳細ページに [使用状況] タブを表示するには、管理権限を持つユーザーが以下の手順を実行する必要があります。
要求ログをデータベース (Oracle のテーブルなど) に保存するように Denodo Monitor を構成 します。デフォルトでは、Denodo Monitor はログ情報をファイルに保存します。この設定を、ログファイルではなくデータベースを使用するように変更する必要があります。
<DENODO_HOME>/tools/monitor/denodo-monitor/conf/ConfigurationParameters.properties
を編集します。以下のテキストを見つけて、ファイルの指示に従ってください。# ================================================================================ # Settings to store the output of the Virtual DataPort query monitor in a database # ================================================================================
Virtual DataPort で以下の手順を実行します。
注釈
ライセンスの制限により、Solution Manager に含まれている Virtual DataPort サーバーは使用できません。
denodo_logs
という名前のデータベースを作成します。別の名前にすることもできますが、その場合は、手順 4 でインポートする Scheduler プロジェクトのプロパティファイルを変更する必要があります。Denodo Monitor が要求ログを保存するデータベースを参照する JDBC データソースを作成します。このデータソースがすでに存在する場合、新しいデータソースを作成する必要はありません。
このデータベースの
request_notification
テーブルの基本ビューを作成します。これは、Denodo Monitor が要求ログを保存するテーブルです。この基本ビューの名前は
request_notification
にする必要があります。各フィールドの名前は変更しないでください。Virtual DataPort のキャッシュエンジンが 有効化されている ことを確認します。
ファイル
<DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/usage-statistics.properties
を編集して、以下の変更を行います。末尾が
URL
のプロパティでは、Data Catalog を参照する必要があります。Data Catalog を実行している Tomcat サーバーがデフォルト以外のポートを接続に利用している場合や、このサーバーが Virtual DataPort から localhost として解決できない場合は、これらのプロパティの変更が必要になることがあります。末尾が
USER
、PASSWORD
、およびPASSWORD.ENCRYPTED
のプロパティは、Data Catalog の REST API を呼び出すために使用されるユーザー名とパスワードを示します。デフォルトでは、これらのプロパティはデフォルトのユーザーadmin
とそのデフォルトパスワードを使用するように構成されています。末尾が
TIMEOUT
のプロパティは、Data Catalog API の呼び出しのタイムアウト (ミリ秒) を示します。
ファイル
<DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/usage-statistics.vql
を、変更したプロパティファイルとともにdenodo_logs
データベースにインポートします。これにより、新しいフルキャッシュビュー
usage_statistics_src
と関連オブジェクトが作成されます。Denodo Virtual DataPort に、 Denodo Incremental Cache Load ストアドプロシージャを 読み込み ます。
Denodo Virtual DataPort の
denodo_logs
データベースにincremental_cache_load
ストアドプロシージャを 作成 します (または、最初の手順で触れたように、Virtual DataPort に作成した別のデータベースで作成します)。
Data Catalog で使用状況統計を有効にします。以下の手順に従って実施してください。
使用状況統計を計算する期間 (
最終日
、最終月
、全期間
のいずれか) を構成します。使用状況統計の計算対象のエレメント (
ユーザー
、ユーザーエージェント (アプリケーション)
、クエリ
のいずれか) を構成します。前述した Denodo Monitor の要求ログ (使用状況統計の計算に必要) のビューが格納された Virtual DataPort サーバーへの接続の詳細を構成します。
データベース: ビューが作成されたデータベース。このフィールドに値を指定しない場合、[接続 URL] のデータベースが使用されます。
ビュー名: 使用状況統計をクエリするビューの名前。このフィールドに値を指定しないと、デフォルト値
usage_statistics_src
が使用されます。
使用状況統計¶
統計を計算します。
ここで、Data Catalog の [使用状況] タブに表示する統計を計算する必要があります。これを行うには、次の 2 つの方法から選択できます。
Scheduled with Denodo Scheduler:
<DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/data_catalog_statistics_scheduler.zip
ファイルを Scheduler に インポート します。これにより、data_catalog_statistics
という名前のプロジェクトが作成されます。内容は以下のとおりです。VDP データソース。手順 2 で構成した VDP サーバーとデータベースを参照するように編集します (必ず、そのサーバーとデータベースに対する十分な権限を持つユーザーで構成してください)。
load_cache_and_update_statistics
という名前の Scheduler ジョブ。VDP
タイプのこのジョブは、Data Catalog API 経由でビューを実行して、usage_statistics_src
ビューのキャッシュの増分読み込みを行い、使用状況統計を計算します。このジョブを定期的に実行するようにスケジュールしてください。少なくとも 1 日 1 回実行 (使用状況統計をより頻繁に更新したい場合は、より短い間隔で実行) するようにスケジュールすることをお勧めします。
Manually from the Data Catalog: Data Catalog で [使用状況統計の計算] ボタンをクリックすることで、使用状況統計を計算できます。このボタンで実行されるアクションにより、前回のキャッシュ更新以降に変更された新しいデータがキャッシュに読み込まれ、統計が計算されます (Denodo Scheduler では、同じ処理が即時実行ではなくスケジュール実行されます)。
注釈
統計を常に最新の状態に保つには、Denodo Scheduler を使用するオプションをお勧めします。スケジューリングのトリガーはニーズに合わせて変更できます。
テーマ¶
自社のブランドに合わせて、Data Catalog のインターフェイスをカスタマイズできます。以下の設定を変更できます。
色。
ダイアログとフォームのボーダーと影。
フォント。
アプリケーションのロゴ、ヘッダー、およびその他の画像。
注釈
アップロード可能な画像の最大サイズは 5 MB です。

Data Catalog のテーマを構成するダイアログ¶
変更を本適用する前にテーマを試したい場合は、[テーマの適用] をクリックしてください。変更内容がブラウザの現在のタブにのみ適用されます。他のタブや他のブラウザには変更が反映されません。
変更内容を本適用するには、[保存] ボタンをクリックします。変更を反映するには Data Catalog の再起動が必要です。
[デフォルトに戻す] ボタンをクリックすれば、いつでも初期設定に戻せます。
ファイルに設定を保存する場合は、[エクスポート] ボタンをクリックします。また、設定をファイルから読み込む場合は、[インポート] ボタンをクリックします。