サーバー構成¶
Virtual DataPort サーバーの構成¶
[Servers Configuration] タブでは、ログインダイアログに表示される Virtual DataPort サーバーを構成します。
サーバーの追加や変更を行う場合、その URL にデータベースが含まれている必要があります。このデータベースはユーザーの認可に使用されます。
このセクションから、サーバーを追加、編集、および削除できます。

サーバー構成: 新規サーバーの追加¶
注釈
保存されたクエリ は、ユーザーおよび Virtual DataPort サーバーごとに保存されます。Virtual DataPort サーバーは内部 ID によって識別されるため、サーバーを編集しても、そのサーバーに関連付けられたクエリはそのまま維持されますが、サーバーを削除するとクエリも削除されます。
Virtual DataPort サーバーへの接続設定の構成¶
Virtual DataPort サーバーに対してクエリを実行するために作成される、以下のグローバル接続パラメーターを構成することもできます。
Query timeout: クエリがステートメントの完了を待つ最大時間 (ミリ秒)。指定されていない場合 (または値 0 を受け取った場合)、クエリは実行が完了するまで待機します (デフォルトは 900000)。
Chunk timeout: クエリが新しい結果のチャンクの到着を待つ最大時間 (ミリ秒)。この時間を超過すると、Virtual DataPort はその時点までに抽出された結果を返します。この値が指定されていない場合 (または値 0 を受け取った場合)、Virtual DataPort はステートメントの実行終了時にすべての結果をまとめて返します (デフォルトは 90000)。
Chunk size: 結果のチャンクを構成する結果の数。Virtual DataPort ツールは、結果をこの数だけ取得すると、 チャンクのタイムアウト に達していなくても Data Catalog に結果を返します (デフォルトは 1000)。

サーバー構成: Virtual DataPort サーバーへの接続設定¶
Data Catalog での外部データベースの使用¶
Denodo Data Catalog には、すぐに使用できる組み込みのデータベース (Apache Derby) が付属しており、Data Catalog のメタデータはすべてこのデータベースに保存されます。ただし、メタデータの保存用に別のデータベースを指定することもできます。そのためには、以下の情報を指定する必要があります。
Database: メタデータの保存に使用するデータベースを選択します。以下のいずれかを選択できます。
Derby Embedded
MySQL 5.6 および 5.7
Oracle 12c
PostgreSQL 9.5
SQL Server 2014
MySQL 5.7 用および PostgreSQL 9.5 用の Amazon Aurora
Driver Class: 使用する JDBC アダプターの Java クラスの名前。このフィールドには、選択したデータベースに応じて値が自動入力されます。
URI: データベースアクセス URI。このフィールドには、選択したデータベースに応じてテンプレートが自動入力されます。
Username (オプション): 外部データベースへのアクセスに使用するユーザー名。
Password (オプション): 外部データベースへのアクセスに使用するユーザーパスワード。
Max Active Connections (オプション): プールで同時に管理可能なアクティブな接続の最大数 (ゼロは無制限を意味します)。
Max Idle Connections (オプション): アイドル状態でいられる、プール内のアクティブな接続の最大数 (ゼロは無制限を意味します)。
Max Wait Time (milliseconds) (オプション): プールを使い切った場合にアイドル状態のオブジェクトを待つ最大時間 (-1 は無制限を意味します)。
Ping Query (オプション): キャッシュされた接続のステータスを確認するためにプールが使用する SQL クエリ。これは単純なクエリでなければならず、また対象のテーブルが存在していなければなりません。たとえば、
select * from dual()
です。
注釈
選択したデータベースが
Derby Embedded
の場合、[Driver Class]、[URI]、[Username]、および [Password] のフィールドは編集できません。選択したデータベースが
MySQL 5.6
以上の場合、必ず MySQL (または使用する MySQL 内のデータベース) を「Default Charset = utf8」オプションと「Collation = utf8_unicode_ci」オプションで構成してください。
これらの設定を構成する前に、データベースのドライバーをディレクトリ <DENODO_HOME>/lib/data-catalog-extensions
か、または外部の Apache Tomcat を使用して Data Catalog をデプロイしている場合はディレクトリ <TOMCAT>/lib
にコピーし、その後 Data Catalog を再起動します。
実行する必要がある手順の概要は次のとおりです。
まず、現在のすべてのメタデータを エクスポート し、後で新しく構成したデータベースにインポートできるようにします。新しいデータベースに現在のメタデータを維持したい場合は、このエクスポートを行うことを 強くお勧めします 。
データベースドライバーをディレクトリ
<DENODO_HOME>/lib/data-catalog-extensions
にコピーします。Data Catalog メタデータ用の新しいデータベースとして Oracle 12 を使用する場合は、
<DENODO_HOME>/lib/extensions/jdbc-drivers/oracle-12c
にある ojdbc6.jar ファイルと orai18n.jar ファイルのみを<DENODO_HOME>/lib/data-catalog-extensions
にコピーします。サーバーを再起動します。
以下のスクリプトを実行します。
<DENODO_HOME>/bin/webcontainer_shutdown
Virtual DataPort Administration Tool を開き、管理者ユーザーとしてログインします。
VQL シェルを開き、以下を実行します。
WEBCONTAINER STATUS
結果の最初の行に、「 Web Container: stopped 」と表示されるはずです (表示されない場合は、30 秒ほど待ってから再試行してください)。
VQL シェルから以下を実行します。
WEBCONTAINER START
これにより、Web コンテナーが、すべての Denodo SOAP サービスと REST Web サービスも含めて開始されます。
使用する Denodo Web 管理ツールと Data Catalog を起動します。
Data Catalog を起動して、 フォーム を使用してデータベース設定を構成します。
サーバー構成: 内部データベースの構成¶
保存時に、Data Catalog はこのデータベースにアクセスできるかどうかを確認します。必要なテーブルが存在していない場合は、作成するように求められます。
[Yes] をクリックすると、テーブルが自動的に作成されます。
このスクリプトを実行する場合、フォームで構成したユーザーとは別のユーザーを指定できます。これは、構成されているユーザーがテーブルを作成するために必要な権限を持っていない場合に便利です。
または、ディレクトリ
<DENODO_HOME>/resources/apache-tomcat/webapps/denodo-data-catalog/WEB-INF/classes
にあるスクリプト (.sql
) を使用して、手動でテーブルを作成することもできます。注釈
クラスターを構成する場合、テーブルの手動作成は 1 回行うだけで済みます。
変更内容はサーバーの再起動後に適用されます。
手順 1 でメタデータをエクスポートした場合は、新しいデータベースにメタデータを インポート します。