クラスタへの Data Catalog のインストール: すべてのノードでの同一設定の共有¶
ここでは、設定を外部データベースに保存するように Data Catalog を構成する方法について説明します。
デフォルトでは、Data Catalog は、グローバル設定と各ユーザーの特定の設定をローカルデータベースに保存します。たとえば、ユーザーの「保存されたクエリ」や、ビューの検索画面にデフォルトで表示する、管理者が選択したフィールドの設定などです。
Denodo がクラスタにインストールされていて、そのクラスタの各ノードに Data Catalog がインストールされている場合、すべてのノードが共通データベースを使用して設定を保存および取得するように構成することができます。このように構成しない場合は、ロードバランサーによるリダイレクト先のノードに応じて異なる設定が使用されます。
重要
Data Catalog は Web セッションを利用するので、Data Catalog をクラスタにインストールした場合は、同じ Web セッションのすべての要求を同じノードにリダイレクトするように (スティッキーセッション) ロードバランサーを構成する必要があります。
共通データベースの設定¶
Data Catalog を構成する前に、クラスタのすべてのツールが共通の設定を保存する共通データベースを作成して構成する必要があります。任意の DBMS を使用できますが、以下の作業が必要です。
DBMS をインストールする (まだインストールしていない場合)。
Data Catalog が使用するデータベースを作成する。既存のデータベースも使用できますが、テーブル名が競合するのを避けるために新しいデータベースを作成することをお勧めします。
そのデータベースに対する作成、読み取り、および書き込みの権限を持つユーザー (およびそのパスワード) を構成する。
共通データベースを使用するための Data Catalog の構成¶
クラスタリングは、クラスタの各ノードが同じデータベースを共有することによって機能します。この機能を有効にするには、 共通データベースを使用するようにクラスタの各 Data Catalog を構成する 必要があります。
このプロセスでは、各ノードの Denodo Web コンテナーを停止する必要があります (つまり、すべての SOAP サービス、REST Web サービス、および Web 管理ツールが数秒間停止します)。