8.0GA または 8.0u20210209 からのアップグレード¶
Denodo Platform 8.0 の更新プログラム 8.0u20210715 では、大きく改良された新しいバージョンの Data Catalog がリリースされました。例として、新しいユーザーインターフェイス、ビューと Web サービスの推奨、ユーザー間のコラボレーションなどが挙げられます。この新しいバージョンではデータベースへの変更が必要であり、前バージョンのデータベースとは互換性がありません。
Denodo Platform 8.0GA または更新プログラム 8.0u20210209 の Data Catalog を使用していた場合、更新プログラム 8.0u20210715 (または以降のバージョン) をインストールすると、 新しいバージョンの Data Catalog がインストールされ、旧バージョンの Data Catalog は削除されます 。この新しいバージョンは組み込みの Derby データベースを使用するように構成され、初期状態は空です。
旧バージョンの Data Catalog のデータを保持する方法としては、次の 2 つの方法があります。
Data Catalog のメタデータをエクスポートしてから、更新プログラムをインストールする: 旧バージョンの Data Catalog のメタデータを保存するには、 更新プログラムのインストール前に メタデータをエクスポートしてください。そして、更新プログラムをインストールしてから、新しいバージョンの Data Catalog にメタデータをインポートします。詳細な手順は後述します。
Data Catalog の Denodo Platform を更新しない: Denodo の各モジュールを別々の環境にインストールしている場合 (Virtual DataPort 用に 1 つのインストール環境、Data Catalog 用に 1 つのインストール環境、など)、すべてのインストール環境に更新プログラムをインストールしても構いませんが、Data Catalog 用の環境は除きます。この場合、旧バージョンの Data Catalog の利用を継続することになります。同じリリースの中では、Virtual DataPort サーバーは他の製品との後方互換性があるため、旧バージョンの Data Catalog から更新後のバージョンの Virtual DataPort に接続することが可能です。
注釈
旧バージョンの Data Catalog のドキュメントについては、 Data Catalog Guide (up to Update 20210209) を参照してください。
更新プログラムのインストール前の準備作業¶
更新プログラムのインストール前に、Data Catalog の メタデータをエクスポート する必要があります。以下の手順に従って実施してください。
Data Catalog に管理者ユーザーで接続します。
[管理] > [インポート/エクスポート] > [エクスポート] に移動します。
保存する設定をすべて選択します。
[エクスポート] ボタンをクリックします。
更新プログラムのインストール後の移行作業¶
更新プログラムのインストール後に、以下の作業を実施してください。
Data Catalog に管理者ユーザーで接続します。
外部データベースを使用していた場合、データベースで新しいスキーマを作成し、 このスキーマを使用するように Data Catalog を構成します 。
スキーマが変更されているため、旧バージョンで使用していたスキーマを再利用することはできません。
旧バージョンの Data Catalog の メタデータをインポートします 。
[管理] > [インポート/エクスポート] > [インポート] に移動します。
旧バージョンの Data Catalog からエクスポートしたメタデータファイルをドラッグ & ドロップします。
[インポート] ボタンをクリックします。
更新プログラムのインストール後に旧バージョンの Data Catalog からデータを回復する方法¶
旧バージョンの Data Catalog からメタデータをエクスポートせずに、更新プログラムをインストールした場合でも、データの回復が可能です。
旧バージョンの Data Catalog が、外部データベースに設定を保存する構成では なかった 場合、次の手順に従って実施してください。
<DENODO_HOME>/metadata/data-catalog-database_back
フォルダから、データベースのバックアップを見つけます。Denodo Platform 8.0 を別のフォルダにインストールします。必要に応じて、更新プログラム 8.0u20210209 を適用しても構いません。
新しいインストール先の
<DENODO_HOME>/metadata/data-catalog-database
フォルダを、上述のバックアップフォルダで置き換えます。Data Catalog を起動します。
「 Preparation Tasks Before Installing the Update 」の手順に従って、メタデータをエクスポートします。
外部データベースを使用していた場合、次の手順に従って実施してください。
Denodo Platform 8.0 を別のフォルダにインストールします。必要に応じて、更新プログラム 8.0u20210209 を適用しても構いません。
Data Catalog を起動します。
メタデータを保存していた 外部データベースを参照するように構成します 。
「 Preparation Tasks Before Installing the Update 」の手順に従って、メタデータをエクスポートします。
旧バージョンからメタデータを回復したら、新しい Data Catalog にインポートします。手順については「 Migration Tasks After Installing the Update 」を参照してください。