Data Catalog のメタデータのインポートとエクスポート¶
Data Catalog の構成およびメタデータ (カテゴリ、タグ、保存されたクエリなど) を、zip ファイルにパックされた JSON ファイルのコレクションとしてエクスポートおよびインポートできます。これは以下の 3 つの方法で行うことができます。
UI から実行する
スクリプトを使用する
Data Catalog の API を使用する
どの方法も処理内容は同じです。最後の 2 つは、環境間での (たとえば、テスト環境から本番環境への) カテゴリとタグの昇格を自動化するのに役立ちます。
どの方法の場合でも、管理者であるユーザーアカウント、またはロール data_catalog_admin または server_admin を持つユーザーアカウントで接続する必要があります。
UI からの Data Catalog のメタデータのインポートとエクスポート¶
UI からメタデータをエクスポートするには、 をクリックします。[Export] ダイアログが表示されます。すべてのサーバーが、そのサーバーのカタログメタデータ (ビュー、Web サービス、データベース、カテゴリ、およびタグ) とともにエクスポートされます。その他の設定 (コンテンツ検索設定、パーソナライズ設定、Kerberos 設定) もエクスポートする場合は、対応するオプション ([Content Search settings]、[Personalization settings]、[Kerberos settings]) を有効にします。

[Export] ダイアログ¶
UI からメタデータをインポートするには、 をクリックします。[Import] ダイアログが表示されます。ここで、メタデータファイルをドラッグアンドドロップするか、またはドロップ領域をクリックすると表示されるファイル選択画面でファイルを選択することができます。既存のメタデータを上書きする場合は、[Override Existing Metadata] オプションを有効にします。

[Import] ダイアログ¶
スクリプトを使用した Data Catalog のメタデータのインポートとエクスポート¶
Data Catalog のメタデータのエクスポートとインポートを実行するには、 <DENODO_HOME>/tools/data-catalog
にあるスクリプト export
および import
を使用します。
Data Catalog のメタデータのエクスポート
使用法:
export -h <host> -p <port> -l <login> [ -P <password> ]
[ -s <Virtual DataPort server> ]
-f <output file>
[ -contentSearch ] [ -personalization ] [ -kerberos ]
export ?
を実行すると、このツールを起動するための構文が表示されます。
パラメーター名 |
説明 |
---|---|
? |
ヘルプを表示します。 |
-h |
Data Catalog のホスト名または IP |
-p |
Data Catalog のポート (デフォルトでは 9090) |
-l |
ログインして Data Catalog に接続します。管理者アカウントである必要があります。 |
-P |
Data Catalog に接続するためのパスワード スクリプト これにより、プレーンテキストでの入力を回避できます。パスワードが暗号化されている場合は、先頭に 例: |
-s |
Virtual DataPort サーバー。Data Catalog に複数のサーバーが登録されている場合、この指定は必須です。それ以外の場合はオプションです。 |
-f |
出力ファイル |
-contentSearch |
コンテンツ検索設定をエクスポートします。 |
-personalization |
パーソナライズ設定をエクスポートします。 |
-kerberos |
Kerberos 設定をエクスポートします。 |
例
export -h localhost -p 9090 -l admin -P encrypted:xxxxxxx -f data_catalog_metadata.zip -contentSearch -personalization
Data Catalog のメタデータのインポート
使用法:
import -h <host> -p <port> -l <login> [ -P <password> ] [ -s <Virtual DataPort server> ] -f <input file> [ -override ]
import ?
を実行すると、このツールを起動するための構文が表示されます。
パラメーター名 |
説明 |
---|---|
? |
ヘルプを表示します。 |
-h |
Data Catalog のホスト名または IP |
-p |
Data Catalog のポート (デフォルトでは 9090) |
-l |
Data Catalog に接続するためのログイン |
-P |
Data Catalog に接続するためのパスワード スクリプト これにより、プレーンテキストでの入力を回避できます。パスワードが暗号化されている場合は、先頭に 例: |
-s |
Virtual DataPort サーバー。Data Catalog に複数のサーバーが登録されている場合、この指定は必須です。それ以外の場合はオプションです。 |
-f |
入力ファイル |
-override |
これを付加すると、Data Catalog のメタデータと構成パラメーターが上書きされます。 |
例:
import -h localhost -p 9090 -l jsmith -P encrypted:xxxxxxx -f data_catalog_metadata.zip -override