USER MANUALS

パーソナライズ

このセクションでは、このツールのいくつかの要素の構成とパーソナライズを行う方法を説明します。ここで取り上げるトピックは次のとおりです。

これらのパラメーターは、このツールのすべてのユーザーに対してグローバルに適用されます。

ユーザーに表示するエレメント

以下のうち、ユーザーが参照可能なカタログエレメントを指定できます。

  • ビューのみ

  • Web サービスのみ

  • 両方

これは以下のセクションに表示される結果に影響します。

  • データベース の参照

  • 検索 (ユーザーはカタログ内のみを検索でき、メタデータ内は検索できません)

  • 保存されたクエリ (許可されたエレメントから保存されたクエリのみが表示されます)

参照の構成

[Allow users to browse by Databases/Folders] では、ユーザーに対してデータベースおよびフォルダーに基づく参照を可能にするかどうかを選択できます。このオプションを無効にすると、ユーザーは [Databases/Folders] パネルにアクセスできません。この場合、[Hide uncategorized views and web services] を選択して、未分類のビューと Web サービスをユーザーに表示しないようにすることも可能です (未分類のビューと Web サービスは、検索結果にも、 カテゴリタグ に基づく参照時にも表示されません)。

ユーザーインターフェイス

自社のブランドに合わせて、このツールをカスタマイズできます。以下の設定を変更できます。

  • 左上に表示されるロゴ

  • ログインページの背景に表示される画像

  • ウェルカムページの背景に表示される画像

Personalization

パーソナライズ

注釈

アップロード可能な画像の最大サイズは 5 MB です。

通知メッセージ

Data Catalog へのアクセス時にすべてのユーザーに表示する通知メッセージを追加できます。このメッセージはページ上部に表示されます。

これは、ウェルカムメッセージの表示、サービスがメンテナンスのために停止する予定がある場合のユーザーへの通知、免責条項の表示などに使用できます。

Informative Message Set-Up

通知メッセージの設定

メッセージを HTML で入力する場合は、エディターで [Source] をクリックして HTML を入力し、再び [Source] をクリックします。[Source] モードでは、[Save] ボタンは無効になっています。

Informative Message

通知メッセージ

HTML による説明とプロパティの許可

このセクションには、ユーザーが HTML によるプロパティを作成したり、カテゴリ、タグ、データベース、ビュー、Web サービス、グループ、およびプロパティに HTML による説明を追加したりできるようにするオプションがあります。

HTML による入力を許可しない場合、エレメントの説明は常にプレーンテキストとして表示され、HTML 型の既存のプロパティは、Long Text 型に変換されます。また、HTML 型のプロパティの作成はできません。

Allow HTML inputs section

HTML による入力を許可するためのセクション

エクスポート形式の構成

ビューのクエリ および Web サービスのクエリ の結果のエクスポートに関して、管理者は以下を構成できます。

  • 利用可能なエクスポート形式。CSV、HTML、Excel、Tableau (.tde) および Tableau (.hyper) を選択できます (Tableau へのエクスポートを有効化する方法については、 以下 のセクションを参照してください)。デフォルトでは、これらすべての形式が有効になっています。

  • デフォルトで Data Catalog がヘッダー付きのファイルを生成するかどうか。これは、CSV、HTML および Excel のファイルの場合にのみ適用されます。Tableau (.tde および .hyper) をエクスポートする場合は、ファイルには常にヘッダーが入ります。

  • 利用可能な各形式で使用する行の最大数。

  • 利用可能な各エクスポート機能を使用してクエリ結果をエクスポートできるユーザーを、Virtual DataPort で data_catalog_exporter の役割を持つユーザーだけに制限するかどうか。

  • CSV ファイルをエクスポートする場合のデフォルトのフィールド区切り文字。区切り文字として指定できるのは、カンマ、パイプライン、セミコロン、スペース、タブ、およびユーザー定義の区切り文字です。

注釈

二重引用符 (") は、区切り文字に設定できません。

Export Format Configuration

エクスポート形式の構成

Tableau へのエクスポートの有効化

Tableau へのデータエクスポート機能を有効にするには、Denodo Platform がインストールされているホストに、「Tableau Data Extract API」 (.tde 形式に対応) または「Extract API 2.0」 (.hyper 形式に対応) をインストールする必要があります。以下の手順に従って実施してください。

  1. Tableau Data Extract API (https://www.tableau.com/data-extract-api) または Extract API 2.0 (https://www.tableau.com/products/api-download>) の Web サイトにアクセスします。

  2. このページでサインインして、 C/C++/Java 64 ビットバージョン のパッケージをダウンロードします。Denodo サーバーを実行しているオペレーティングシステムに応じて、Windows または Linux を選択してください。

  3. ダウンロードしたファイルを解凍します。

  4. Denodo サーバーが Windows 上で実行されている場合は、ダウンロードしたファイルの bin フォルダー内のファイルを <DENODO_HOME>/jre/bin にコピーします。

  5. Denodo サーバーが Linux 上で実行されている場合は、以下の操作を行います。

    1. ダウンロードしたファイルの bin フォルダー内 (.tde の場合) または bin/hyper フォルダー内 (.hyper の場合) のファイルを、 <DENODO_HOME>/jre/bin にコピーします。

    2. ダウンロードしたファイルの lib64/dataextract フォルダー (.tde の場合) または lib64/tableausdk フォルダー (.hyper の場合) のすべての .so ファイル<DENODO_HOME>/jre/bin にコピーします。Java サブフォルダーのファイルは不要です。一部の Linux ディストリビューションでは、上述の .so ファイル をすべて、Linux ルートフォルダーの /lib ディレクトリにコピーする必要があります。

  6. Data Catalog を再起動します。

データベース、ビューおよび Web サービスのコネクション URI

データベース、ビューおよび Web サービスの詳細ページに [Show Connection URIs] ボタンを表示するかどうかを選択できます。表示することを選択した場合は、以下のパラメーターをカスタマイズできます。

  • Introduction text of the connections panel: デフォルトの前文の代わりに、入力したテキストがパネルに表示されます。

  • URI Patterns: JDBC、ODBC、REST、および OData 経由でサーバーのデータベースにアクセスする方法を記述します。パターン定義では、変数 $vdp_host$vdp_port$odbc_port$user_name$database_name$view_name および $webcontainer_port を使用できます。これらの変数は、URI がユーザーに表示されるときに適切な値に置換されます。

  • ビューページの [Summary] タブに、Tableau データソース接続ボタンを表示するかどうかを構成するオプション。

Connection URIs

コネクション URI

使用状況統計

Data Catalog では、Denodo Virtual DataPort によって収集された使用状況データの分析を通じて、ビューおよび Web サービスの使用状況統計を表示することができます。この機能を利用するには、 準備のための手順 をいくつか実行する必要があります。これについては、このセクションで後述します。

この機能を有効にすると、ビューおよび Web サービスの詳細ページに、使用状況統計を示す 新しいタブ が、(統計の収集および計算後に) 表示されるようになります。

統計の収集の構成手順

ビューおよび Web サービスの詳細ページに [Usage] タブ を表示するには、管理権限を持つユーザーが以下の手順を実行する必要があります。

  1. 要求ログをデータベース (Oracle のテーブルなど) に保存するように Denodo Monitor を構成 します。デフォルトでは、Denodo Monitor はログ情報をファイルに保存します。この設定を、ログファイルではなくデータベースを使用するように変更する必要があります。

    <DENODO_HOME>/tools/monitor/denodo-monitor/conf/ConfigurationParameters.properties を編集します。以下のテキストを見つけて、ファイルの指示に従ってください。

    # ================================================================================
    # Settings to store the output of the Virtual DataPort query monitor in a database
    # ================================================================================
    
  2. Virtual DataPort で以下の手順を実行します。

    注釈

    ライセンスの制限により、Solution Manager に含まれている Virtual DataPort サーバーは使用できません。

    1. denodo_logs という名前のデータベースを作成します。別の名前にすることもできますが、その場合は、手順 4 でインポートする Scheduler プロジェクトのプロパティファイルを変更する必要があります。

    2. Denodo Monitor が要求ログを保存するデータベースを参照する JDBC データソースを作成します。このデータソースがすでに存在する場合、新しいデータソースを作成する必要はありません。

    3. このデータベースの request_notification テーブルの基本ビューを作成します。これは、Denodo Monitor が要求ログを保存するテーブルです。

      この基本ビューの名前は request_notification にする必要があります。各フィールドの名前は変更しないでください。

    4. Virtual DataPort のキャッシュエンジンが 有効化されている ことを確認します。

    5. ファイル <DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/usage-statistics.properties を編集して、以下の変更を行います。

      • 末尾が URL のプロパティでは、Data Catalog を参照する必要があります。Data Catalog を実行している Tomcat サーバーがデフォルト以外のポートを接続に利用している場合や、このサーバーが Virtual DataPort から localhost として解決できない場合は、これらのプロパティの変更が必要になることがあります。

      • 末尾が USERPASSWORD 、および PASSWORD.ENCRYPTED のプロパティは、Data Catalog の REST API を呼び出すために使用されるユーザー名とパスワードを示します。デフォルトでは、これらのプロパティは、デフォルトのユーザー admin とそのデフォルトのパスワードを使用するように構成されています。

      • 末尾が TIMEOUT のプロパティは、Data Catalog API の呼び出しのタイムアウト (ミリ秒) を示します。

    6. ファイル <DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/usage-statistics.vql を、変更したプロパティファイルとともに 「denodo_logs」データベースに インポートします。

      これにより、新しい [FULL] キャッシュビュー usage_statistics_src と関連オブジェクトが作成されます。

  3. Data Catalog で 使用状況統計 を有効にします。以下の手順に従って実施してください。

    • 使用状況統計を計算する期間 ([Last day]、[Last month]、[All time] のいずれかまたはすべて) を構成します。

    • 使用状況統計の計算対象のエレメント ([User]、[User Agent]、[Query] のいずれかまたはすべて) を構成します。

    • 前述した Denodo Monitor の要求ログ (使用状況統計の計算に必要) のビューが格納された Virtual DataPort サーバーへの接続の詳細を構成します。

      • Database: ビューが作成されたデータベース。このフィールドに値を指定しないと、[Connection URI] のデータベースが使用されます。

      • View Name: 使用状況統計のクエリを実行するためのビュー名。このフィールドに値を指定しないと、デフォルト値 usage_statistics_src が使用されます。

    Usage Statistics

    使用状況統計

  4. 統計を計算します。

    ここで、統計を計算して、Data Catalog の [Statistics] タブに統計が表示されるようにする必要があります。この計算の実行には以下の 2 つのオプションがあります。

    • Denodo Scheduler を使用したスケジュール実行:

      1. Denodo Virtual DataPort に、 Denodo Incremental Cache Load ストアドプロシージャを 読み込み ます。

      2. Denodo Virtual DataPort で、 INCREMENTAL_CACHE_LOAD ストアドプロシージャを 作成 します。

      3. <DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/ にある data_catalog_statistics_scheduler.zip ファイルを Scheduler に インポート します。これにより、 data_catalog_statistics という名前のプロジェクトが作成されます。このプロジェクトには以下のものが含まれています。

        • VDP データソース。手順 1 で構成した VDP サーバーとデータベースを参照するように編集します (必ず、そのサーバーとデータベースに対する十分な権限を持つユーザーで構成してください)。

        • load_cache_and_update_statistics という名前の Scheduler ジョブ。「VDP」タイプのこのジョブは、Data Catalog API 経由でビューを実行して、 usage_statistics_src ビューのキャッシュの増分読み込みを行い、使用状況統計を計算します。このジョブを定期的に実行するようにスケジュールしてください。少なくとも 1 日 1 回実行 (使用状況統計をより頻繁に更新したい場合は、より短い間隔で実行) するようにスケジュールすることをお勧めします。

    • Data Catalog からの手動実行:

      Data Catalog で [Compute usage statistics now] ボタンをクリックすることによって、使用状況統計を計算できます。このボタンで実行されるアクションにより、前回のキャッシュ更新以降に変更された新しいデータがキャッシュに読み込まれ、統計が計算されます (Denodo Scheduler では、同じ処理が即時実行ではなくスケジュール実行されます)。

注釈

統計を常に最新の状態に保つには、Denodo Scheduler を使用するオプションをお勧めします。スケジューリングのトリガーはニーズに合わせて変更できます。

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