パーソナライズ¶
このセクションでは、このツールのいくつかの要素の構成とパーソナライズを行う方法を説明します。ここで取り上げるトピックは次のとおりです。
これらのパラメーターは、このツールのすべてのユーザーに対してグローバルに適用されます。
参照の構成¶
[Allow users to browse by Databases/Folders] では、ユーザーに対してデータベースおよびフォルダーに基づく参照を可能にするかどうかを選択できます。このオプションを無効にすると、ユーザーは [Databases/Folders] パネルにアクセスできません。この場合、[Hide uncategorized views and web services] を選択して、未分類のビューと Web サービスをユーザーに表示しないようにすることも可能です (未分類のビューと Web サービスは、検索結果にも、 カテゴリ や タグ に基づく参照時にも表示されません)。
ユーザーインターフェイス¶
自社のブランドに合わせて、このツールをカスタマイズできます。以下の設定を変更できます。
左上に表示されるロゴ
ログインページの背景に表示される画像
ウェルカムページの背景に表示される画像

パーソナライズ¶
注釈
アップロード可能な画像の最大サイズは 5 MB です。
エクスポート形式の構成¶
ビューのクエリ および Web サービスのクエリ の結果のエクスポートに関して、管理者は以下を構成できます。
利用可能なエクスポート形式。CSV、HTML、Excel、Tableau (.tde) および Tableau (.hyper) を選択できます (Tableau へのエクスポートを有効化する方法については、 以下 のセクションを参照してください)。デフォルトでは、これらすべての形式が有効になっています。
デフォルトで Data Catalog がヘッダー付きのファイルを生成するかどうか。これは、CSV、HTML および Excel のファイルの場合にのみ適用されます。Tableau (.tde および .hyper) をエクスポートする場合は、ファイルには常にヘッダーが入ります。
利用可能な各形式で使用する行の最大数。
利用可能な各エクスポート機能を使用してクエリ結果をエクスポートできるユーザーを、Virtual DataPort で data_catalog_exporter の役割を持つユーザーだけに制限するかどうか。
CSV ファイルをエクスポートする場合のデフォルトのフィールド区切り文字。区切り文字として指定できるのは、カンマ、パイプライン、セミコロン、スペース、タブ、およびユーザー定義の区切り文字です。
注釈
二重引用符 ("
) は、区切り文字に設定できません。

エクスポート形式の構成¶
Tableau へのエクスポートの有効化¶
Tableau へのデータエクスポート機能を有効にするには、Denodo Platform がインストールされているホストに、「Tableau Data Extract API」 (.tde 形式に対応) または「Extract API 2.0」 (.hyper 形式に対応) をインストールする必要があります。以下の手順に従って実施してください。
Tableau Data Extract API (https://www.tableau.com/data-extract-api) または Extract API 2.0 (https://www.tableau.com/products/api-download>) の Web サイトにアクセスします。
このページでサインインして、 C/C++/Java 64 ビットバージョン のパッケージをダウンロードします。Denodo サーバーを実行しているオペレーティングシステムに応じて、Windows または Linux を選択してください。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
Denodo サーバーが Windows 上で実行されている場合は、ダウンロードしたファイルの
bin
フォルダー内のファイルを<DENODO_HOME>/jre/bin
にコピーします。Denodo サーバーが Linux 上で実行されている場合は、以下の操作を行います。
ダウンロードしたファイルの
bin
フォルダー内 (.tde の場合) またはbin/hyper
フォルダー内 (.hyper の場合) のファイルを、<DENODO_HOME>/jre/bin
にコピーします。ダウンロードしたファイルの
lib64/dataextract
フォルダー (.tde の場合) またはlib64/tableausdk
フォルダー (.hyper の場合) のすべての .so ファイル を<DENODO_HOME>/jre/bin
にコピーします。Java サブフォルダーのファイルは不要です。一部の Linux ディストリビューションでは、上述の .so ファイル をすべて、Linux ルートフォルダーの/lib
ディレクトリにコピーする必要があります。
Data Catalog を再起動します。
データベース、ビューおよび Web サービスのコネクション URI¶
データベース、ビューおよび Web サービスの詳細ページに [Show Connection URIs
] ボタンを表示するかどうかを選択できます。表示することを選択した場合は、以下のパラメーターをカスタマイズできます。
Introduction text of the connections panel: デフォルトの前文の代わりに、入力したテキストがパネルに表示されます。
URI Patterns: JDBC、ODBC、REST、および OData 経由でサーバーのデータベースにアクセスする方法を記述します。パターン定義では、変数
$vdp_host
、$vdp_port
、$odbc_port
、$user_name
、$database_name
、$view_name
および$webcontainer_port
を使用できます。これらの変数は、URI がユーザーに表示されるときに適切な値に置換されます。ビューページの [Summary] タブに、Tableau データソース接続ボタンを表示するかどうかを構成するオプション。

コネクション URI¶
使用状況統計¶
Data Catalog では、Denodo Virtual DataPort によって収集された使用状況データの分析を通じて、ビューおよび Web サービスの使用状況統計を表示することができます。この機能を利用するには、 準備のための手順 をいくつか実行する必要があります。これについては、このセクションで後述します。
この機能を有効にすると、ビューおよび Web サービスの詳細ページに、使用状況統計を示す 新しいタブ が、(統計の収集および計算後に) 表示されるようになります。
統計の収集の構成手順¶
ビューおよび Web サービスの詳細ページに [Usage] タブ を表示するには、管理権限を持つユーザーが以下の手順を実行する必要があります。
要求ログをデータベース (Oracle のテーブルなど) に保存するように Denodo Monitor を構成 します。デフォルトでは、Denodo Monitor はログ情報をファイルに保存します。この設定を、ログファイルではなくデータベースを使用するように変更する必要があります。
<DENODO_HOME>/tools/monitor/denodo-monitor/conf/ConfigurationParameters.properties
を編集します。以下のテキストを見つけて、ファイルの指示に従ってください。# ================================================================================ # Settings to store the output of the Virtual DataPort query monitor in a database # ================================================================================
Virtual DataPort で以下の手順を実行します。
注釈
ライセンスの制限により、Solution Manager に含まれている Virtual DataPort サーバーは使用できません。
denodo_logs という名前のデータベースを作成します。別の名前にすることもできますが、その場合は、手順 4 でインポートする Scheduler プロジェクトのプロパティファイルを変更する必要があります。
Denodo Monitor が要求ログを保存するデータベースを参照する JDBC データソースを作成します。このデータソースがすでに存在する場合、新しいデータソースを作成する必要はありません。
このデータベースの
request_notification
テーブルの基本ビューを作成します。これは、Denodo Monitor が要求ログを保存するテーブルです。この基本ビューの名前は
request_notification
にする必要があります。各フィールドの名前は変更しないでください。Virtual DataPort のキャッシュエンジンが 有効化されている ことを確認します。
ファイル
<DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/usage-statistics.properties
を編集して、以下の変更を行います。末尾が URL のプロパティでは、Data Catalog を参照する必要があります。Data Catalog を実行している Tomcat サーバーがデフォルト以外のポートを接続に利用している場合や、このサーバーが Virtual DataPort から localhost として解決できない場合は、これらのプロパティの変更が必要になることがあります。
末尾が USER 、 PASSWORD 、および PASSWORD.ENCRYPTED のプロパティは、Data Catalog の REST API を呼び出すために使用されるユーザー名とパスワードを示します。デフォルトでは、これらのプロパティは、デフォルトのユーザー admin とそのデフォルトのパスワードを使用するように構成されています。
末尾が TIMEOUT のプロパティは、Data Catalog API の呼び出しのタイムアウト (ミリ秒) を示します。
ファイル
<DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/usage-statistics.vql
を、変更したプロパティファイルとともに 「denodo_logs」データベースに インポートします。これにより、新しい [FULL] キャッシュビュー usage_statistics_src と関連オブジェクトが作成されます。
Data Catalog で 使用状況統計 を有効にします。以下の手順に従って実施してください。
使用状況統計を計算する期間 ([Last day]、[Last month]、[All time] のいずれかまたはすべて) を構成します。
使用状況統計の計算対象のエレメント ([User]、[User Agent]、[Query] のいずれかまたはすべて) を構成します。
前述した Denodo Monitor の要求ログ (使用状況統計の計算に必要) のビューが格納された Virtual DataPort サーバーへの接続の詳細を構成します。
Database: ビューが作成されたデータベース。このフィールドに値を指定しないと、[Connection URI] のデータベースが使用されます。
View Name: 使用状況統計のクエリを実行するためのビュー名。このフィールドに値を指定しないと、デフォルト値 usage_statistics_src が使用されます。
使用状況統計¶
統計を計算します。
ここで、統計を計算して、Data Catalog の [Statistics] タブに統計が表示されるようにする必要があります。この計算の実行には以下の 2 つのオプションがあります。
Denodo Scheduler を使用したスケジュール実行:
Denodo Virtual DataPort に、 Denodo Incremental Cache Load ストアドプロシージャを 読み込み ます。
Denodo Virtual DataPort で、 INCREMENTAL_CACHE_LOAD ストアドプロシージャを 作成 します。
<DENODO_HOME>/resources/data-catalog/statistics/
にある data_catalog_statistics_scheduler.zip ファイルを Scheduler に インポート します。これにより、 data_catalog_statistics という名前のプロジェクトが作成されます。このプロジェクトには以下のものが含まれています。VDP データソース。手順 1 で構成した VDP サーバーとデータベースを参照するように編集します (必ず、そのサーバーとデータベースに対する十分な権限を持つユーザーで構成してください)。
load_cache_and_update_statistics という名前の Scheduler ジョブ。「VDP」タイプのこのジョブは、Data Catalog API 経由でビューを実行して、 usage_statistics_src ビューのキャッシュの増分読み込みを行い、使用状況統計を計算します。このジョブを定期的に実行するようにスケジュールしてください。少なくとも 1 日 1 回実行 (使用状況統計をより頻繁に更新したい場合は、より短い間隔で実行) するようにスケジュールすることをお勧めします。
Data Catalog からの手動実行:
Data Catalog で [Compute usage statistics now] ボタンをクリックすることによって、使用状況統計を計算できます。このボタンで実行されるアクションにより、前回のキャッシュ更新以降に変更された新しいデータがキャッシュに読み込まれ、統計が計算されます (Denodo Scheduler では、同じ処理が即時実行ではなくスケジュール実行されます)。
注釈
統計を常に最新の状態に保つには、Denodo Scheduler を使用するオプションをお勧めします。スケジューリングのトリガーはニーズに合わせて変更できます。