JDBC ドライバーのパラメータ¶
次の表に、JDBC ドライバーのパラメータとそのデフォルト値を示します。
これらのオプションは、接続 URL のパラメータ または ドライバープロパティとして指定できます。ただし、 userGSSCredential
は URL パラメータではなくドライバープロパティとして渡す必要があります。
URL のパラメータ |
説明 |
---|---|
adjustScaleOfDecimalValues |
true の場合、ドライバーは、「decimal」型の「ResultSet」の値を、そのスケールが「ResultSet」のメタデータで示された「スケール」に合うように変更します。 Apache Arrow から接続する場合には「true」に設定します。 デフォルト値: |
autoCommit |
これは、アプリケーションがトランザクションを不用意に開始しないようにする場合に便利です。 このパラメータが true に設定されていても、アプリケーションは クライアントが クライアントが
トランザクションの期間に対する制限の詳細については、『VQL ガイド』の「 Virtual DataPort のトランザクション 」を参照してください。 デフォルト値 : |
chunkSize |
クエリの結果はブロック (チャンク) に分割できるため、サーバーはクエリの完了を待たずに、結果の一部をクライアントに送信し始めることができます。 このパラメータは、1 つのブロックに格納できる結果の最大数を設定します。サーバーは、ブロックを完成させるのに十分な結果を取得すると、このブロックをドライバーに送信して次の結果の処理を続行します。 このドライバーを使用するアプリケーションでは、このパラメータを接続 URL に追加するか、クエリの実行前に デフォルト値: |
chunkTimeout |
このパラメータは、サーバーが新しいブロックをドライバーに返すまで待機する最大時間 (ミリ秒) を設定します。この時間を超えた場合、 注:
デフォルト値: |
connectTimeout |
このパラメータは、コネクションが開くまでドライバーが待機する最大時間 (ミリ秒) を設定します。この時間を超えた場合、タイムアウトエラーが返されます。 注: デフォルト値: |
describeNationalCharTypesAsBasicTypes |
デフォルト値: |
i18n |
このパラメータは、サーバーとのコネクションのロケール (i18n) 構成を設定します。 存在しない場合、ドライバーは接続しているデータベースのロケールを想定します。 クエリの デフォルト値: 接続しているデータベースのロケール |
identifiersUppercase |
デフォルト値: |
infrastructureProvider |
このパラメータは、JDBC クライアントが配置されているインフラストラクチャプロバイダーを示します。 デフォルト値: <empty> |
infrastructureRegion |
このパラメータは、JDBC クライアントが配置されているインフラストラクチャプロバイダーのリージョン示します。 デフォルト値: <empty> |
idleKeepAlive |
コネクションが 'keepAlive' プロパティで指定された秒数だけアイドル状態にあるとき、'keep alive' を送信するかどうかを示します。 デフォルト値: |
keepAlive |
サーバーからの 0 以下の値を指定すると、この機能は無効になります。 デフォルト値: |
loggerConsole |
デフォルト値: |
loggerFile |
空ではない場合、ドライバーはこのファイルにログメッセージを書き込みます (「 JDBC ログの有効化 」を参照)。 デフォルト値: なし |
loggerLevel |
メッセージのログの記録に使用されるレベル。レベル名は、Java ログ構文に従います。これはログを有効にする場合に必須です (「 JDBC ログの有効化 」を参照)。 値: SEVERE、WARNING、INFO、FINE、FINER、FINEST、OFF デフォルト値: なし |
loggerNativeCalls |
デフォルト値: |
loggerConsole |
デフォルト値: |
loggerFile |
空ではない場合、ドライバーはこのファイルにログメッセージを書き込みます (「 JDBC ログの有効化 」を参照)。 デフォルト値: なし |
loggerLevel |
メッセージのログの記録に使用されるレベル。レベル名は、Java ログ構文に従います。これはログを有効にする場合に必須です (「 JDBC ログの有効化 」を参照)。 値: SEVERE、WARNING、INFO、FINE、FINER、FINEST、OFF デフォルト値: なし |
loggerNativeCalls |
デフォルト値: |
nativeCompress |
デフォルト値: |
password |
Virtual DataPort に対する認証に使用されるパスワード。このパラメータを使用する場合は、パラメータ デフォルト値: なし |
publishCatalogsAsSchemas |
デフォルトでは、JDBC ドライバーは Virtual DataPort のデータベースをカタログとして公開します。各カタログは、SQL オブジェクト (テーブル、ビュー、ストアドプロシージャなど) の集合です。 このプロパティが 一部のツールは、データベースがそのエレメントをカタログではなくスキーマで整理することを要求します。その場合は、このパラメータを デフォルト値: |
publishViewsAsTables |
一部のサードパーティツールでは、ビュー間に作成されるアソシエーションを認識するために、JDBC メタデータですべてのビューをテーブルとして公開する必要があります。このようなアプリケーションの場合、このパラメータを デフォルト値: |
queryTimeout |
ドライバーがクエリの完了を待機する最長時間 (ミリ秒)。この時間を過ぎると、ドライバーは例外をスローします。 このパラメータはオプションです。設定しない場合、クエリのタイムアウトはデフォルト値 (900000 ミリ秒) になります。0 の場合、ドライバーはクエリが完了するまで無期限に待機します。 このパラメータは、すべてのクエリのデフォルトタイムアウトを設定します。また、クエリの CONTEXT 句にパラメータ 'QUERYTIMEOUT' = '<value>' を追加することで、単一のクエリのタイムアウトを変更することもできます。この詳細については、『VQL ガイド』の「 CONTEXT 句 」を参照してください。 デフォルト値: |
pingQuery および pingQueryTimeout |
ロードバランサー経由で Virtual DataPort に接続する場合にのみ必要なパラメータです。これらの使い方については、「 ロードバランサー経由での Virtual DataPort への接続 」を参照してください。 デフォルト値: なし |
sendSniHeader |
デフォルト値: |
ssl |
デフォルトでは、ドライバーはサーバーとの非 SSL コネクションを確立しようとします。サーバーで SSL が有効になっている場合、コネクションは失敗し、その直後にドライバーは SSL コネクションを確立しようとします。
デフォルト値: なし |
sslTrustServerCertificate |
このパラメータにより、自己署名証明書や組織が内部で使用する CA が署名した証明書を使用することが簡単になりますが、証明書を検証しないことはセキュリティ上のリスクとなることを考慮してください。
ドライバーは、プロパティ デフォルト値: |
sslTrustStoreLocation および sslTrustStorePassword |
ドライバーは、プロパティ デフォルト値: なし |
user |
Virtual DataPort に対する認証に使用されるユーザー名。このパラメータを使用する場合は、パラメータ デフォルト値: なし |
userAgent |
コネクションのユーザーエージェントを設定します。このパラメータの設定を推奨する理由については、管理ガイドの「 アプリケーションのユーザーエージェントの設定 」を参照してください。 デフォルト値: <empty> |
userGSSCredential |
クラス このドライバープロパティは、ドライバーが Denodo への接続に使用する Kerberos 資格情報を渡すために使用します。
このプロパティの詳細については、「 Kerberos 認証を使用した Virtual DataPort への接続 」を参照してください。 デフォルト値: なし |
wanOptimized |
デフォルト値: |
OAuth 認証に関連するプロパティについては、「 OAuth 認証を使用した Virtual DataPort への接続 」を参照してください。
autocommit プロパティ
デフォルトでは、Denodo JDBC ドライバーによって開かれたコネクションでは、「autocommit」プロパティが true
に設定されます。これは推奨値で、クエリがトランザクションの内部で実行されなくなるという効果があります。
ステートメントを同じトランザクションの内部で実行する必要がある場合を除き、このプロパティを false
に変更しないでください。その理由は、Virtual DataPort は分散トランザクションマネージャーを使用し、分散トランザクションマネージャーは 2 フェーズコミットを使用するためです。このプロトコルを使用すると、クエリにオーバーヘッドが発生します。そのため、必要がない場合にこのプロパティを false
に設定すると、クエリの実行速度が不必要に低下します。
SSL/TLS を使用した Virtual DataPort への接続
Virtual DataPort で SSL が有効になっており、Virtual DataPort が使用する SSL 証明書がパブリック 証明機関 (CA) によって署名されていない場合、そのキーに署名した証明機関を信頼するようにクライアントアプリケーションが構成されていない限り、コネクションは失敗します。この証明機関を信頼するには、この証明機関の証明書を、このクライアントアプリケーションが使用する Java Runtime Environment (JRE) の cacerts ファイルにインポートする必要があります。