カスタムラッパーの構成¶
カスタムラッパーは、 getConfiguration
メソッドで構成することができます。このメソッドでは、以下の構成パラメータをカプセル化する CustomWrapperConfiguration
クラスのインスタンスを返す必要があります。
delegateProjections
(デフォルトは true): 投影フィールドがクエリ対象であるときにカスタムラッパーがそのフィールドを処理できるかどうかを定義します。delegateOrConditions
(デフォルトはfalse
): カスタムラッパーが SQL のOR
条件 (WHERE F1 = 1 OR F1 = 2
など) を処理できるかどうかを定義します。delegateNotConditions
(デフォルトはfalse
): カスタムラッパーが SQL のNOT
条件 (WHERE NOT (F1 = 1)
など) を処理できるかどうか定義します。delegateArrayLiterals
(デフォルトはfalse
): カスタムラッパーが、配列を含む条件 (MY_INT_ARRAY = { ROW( 1 ), ROW( 2 ) }
など) を処理できるかどうか定義します。delegateRegisterLiterals
(デフォルトはfalse
): カスタムラッパーが、レジスターを含む条件 (MY_REGISTER = ROW( 1, 'A' )
など) を処理できるかどうかを定義します。delegateLeftLiterals
(デフォルトは false): カスタムラッパーが、左辺がリテラルである条件 (100 = FIELD
など) を処理できるかどうかを定義します。delegateRightFields
(デフォルトは false): カスタムラッパーが、右辺がフィールドである条件 (FIELD1 = FIELD2
など) を処理できるかどうかを定義します。delegateRightLiterals
(デフォルトは true): カスタムラッパーが、右辺がリテラルである条件 (FIELD1 = 100
など) を処理できるかどうかを定義します。delegateOrderBy
(デフォルトは false): カスタムラッパーが ORDER BY 式を処理できるかどうかを定義します。allowedOperators
(デフォルトは、演算子=
を含む配列): カスタムラッパーに渡される条件でサポートされる演算子を定義します。指定可能なすべての演算子のリストについては、 CustomWrapperConfiguration クラスの
setAllowedOperators(...)
メソッドの Javadoc に記載されています。
これらすべてのプロパティの値は、適切な getter と setter を使用して取得および定義できます。