DF ラッパー¶
Virtual DataPort は、CSV 区切りファイル向け、および正規表現を適用することで抽出可能なデータを含むその他のフラットテキストファイル向けにラッパーの作成をサポートしています。
以下の例は、区切り形式ファイルのラッパーの作成構文を示しています。
CREATE [ OR REPLACE ] WRAPPER DF <name:identifier>
[ FOLDER = <literal> ]
DATASOURCENAME = <name:identifier>
[ TUPLEROOT <XML node or path:literal> ]
[ OUTPUTSCHEMA ( <field> [, <field> ]* ) ]
[ SOURCECONFIGURATION ( [ <source configuration property>
[, <source configuration property> ]* ] ) ]
<field> ::=
<name:identifier> [ = <mapping:literal> ] [ : <type:literal> ]
[ ( { OBL | OPT } ) ]
[ ( DEFAULTVALUE <literal> ) ]
[ EXTERN ]
[ <inline constraints> ]*
| <name:identifier> [ = <mapping:literal> ] :
ARRAY OF ( <register field> )
[ ( DEFAULTVALUE <literal> ) ]
[ <inline constraints> ]*
| <name:register field>
<register field> ::=
<name:identifier> [ = <mapping:literal> ] :
REGISTER OF ( <field> [, <field> ]* )
[ ( DEFAULTVALUE <literal> ) ]
[ <inline constraints> ]*
<inline constraint> ::=
[ NOT ] NULL
| [ NOT ] UPDATEABLE
| { SORTABLE [ ASC | DESC ] | NOT SORTABLE }
| NULLVALUE <literal>
| URIPARAM
<source configuration property> ::=
DATAINORDERFIELDSLIST = { DEFAULT | ( <name:identifier> { ASC | DESC }
[, <name:identifier> { ASC | DESC } ]* ) }
CREATE WRAPPER DF xxx
ステートメントを実行したときに、同じ名前の DF ラッパーがすでに存在する場合、作成は失敗します。OR REPLACE
修飾子を追加すると、現在の定義が新しい定義で置き換えられます。データソースの名前を入力します :
DATASOURCENAME
。オプションで、他のラッパーと同様に、ラッパーによって返されるデータのスキーマを指定できます :
OUTPUTSCHEMA
。URIPARAM
句は常にEXTERN
句と一緒に使用され、このフィールドが補間変数の値を表すことを示します。URIPARAM
を追加することで、フィールドの値は URL のクエリパラメータとしてエンコードされます。URIPARAM
は、パスが HTTP である DF データソースによってラッパーが作成され、変数が URL のクエリパラメータの値である場合にのみ、追加する必要があります。詳細については、管理ガイドの「 HTTP パス 」(「 Virtual DataPort でのパスの種類 」のサブセクション) を参照してください。デフォルトでは、DF ラッパーによって取得された値がない場合は
NULL
です。特定の文字列をNULL
とみなす場合は、NULL
としてみなす文字列とともにNULLVALUE
修飾子をフィールドの定義に追加します。たとえば、field1 フィールドを次のように定義します :field1 = 'field1' (OPT) NULLVALUE ''
。実行時に、field1 の値が空の文字列の場合、ラッパーはこの値を
NULL
に変更します。最後に、特定のラッパープロパティを指定できます (
SOURCECONFIGURATION
)。Virtual DataPort は、ラッパーで実行できる操作を判別するためにこれらを考慮します。適用可能なプロパティは該当するステートメント宣言に示されています (「 CREATE WRAPPER DF ステートメントの構文 」)。詳細については、「 ラッパー構成プロパティ 」を参照してください。
注釈
このタイプのラッパーでは、レジスターまたは配列は出力スキーマのエレメントとしてサポートされていません。
区切り形式ファイルラッパーの変更ステートメントの構文も同様です。
ALTER WRAPPER DF <name:identifier>
[ DATASOURCENAME = <name:identifier> ]
[ OUTPUTSCHEMA ( <field> [, <field> ]* ) ]
[ SOURCECONFIGURATION ( [ <source configuration property>
[, <source configuration property> ]* ] ) ]
<field> ::= (「 CREATE WRAPPER DF ステートメントの構文 」を参照)
<source configuration property> ::= (「 CREATE WRAPPER DF ステートメントの構文 」を参照)