GET_CACHE_CONFIGURATION¶
説明
ストアドプロシージャ GET_CACHE_CONFIGURATION
は、サーバーのキャッシュ構成と各 Virtual DataPort データベースのキャッシュ構成を返します。
構文
GET_CACHE_CONFIGURATION (
database_name : text
)
database_name
: キャッシュ構成の取得対象データベース。null
の場合、このプロシージャはすべてのデータベースのキャッシュ構成とグローバルキャッシュ構成を返します。
このプロシージャは、グローバルキャッシュ構成が格納された 1 つの行 (この行では database_name
フィールドが null
に設定されます) と、データベースごとに 1 つの行を返します。各行には以下のフィールドがあります。これらは、Administration Tool で構成できるフィールドと同じです。
database_name
: データベースの名前。グローバルキャッシュ構成を表す行の場合、このフィールドはnull
です。database_datasource_name
: キャッシュデータソースが含まれているデータベース。データベースに特定のキャッシュ構成がない場合、この値はadmin
です。datasource_name
: キャッシュデータソースの名前。データベースに特定のキャッシュ構成がない場合、この値はvdpcachedatasource
です。adapter_database_name
: キャッシュデータソースのアダプター。adapter_database_version
: キャッシュデータソースのアダプターのバージョン。adapter_driver_name
: キャッシュデータソースのアダプターのドライバークラス名。status
: このデータベースでキャッシュが有効になっている場合はON
、無効になっている場合はOFF
。batch_size
: バッチ挿入サイズ (行数)。time_to_live
: データベースの デフォルトの有効時間 (秒単位)。データベースに独自のキャッシュ構成があるものの、このフィールドの値が Default の場合は0
です。これは、グローバルキャッシュ構成で設定されている有効時間を使用することを意味します。maintenance
: cache maintenance task が有効になっている場合はtrue
、そうでない場合はfalse
。maintainer_period
: サーバーがキャッシュメンテナンスタスクを実行する頻度 (秒単位)。
必要な権限
このプロシージャには権限は必要がありません。
例
例 1
グローバルキャッシュ構成とすべてのデータベースのキャッシュ構成を取得するには、以下を実行します。
SELECT database_name, status, batch_size, time_to_live, maintenance, maintainer_period
FROM GET_CACHE_CONFIGURATION()
結果は以下のようになります。
database_name |
status |
batch_size |
time_to_live |
maintenance |
maintainer_period |
---|---|---|---|---|---|
null |
ON |
200 |
120000 |
true |
21600 |
customer360 |
ON |
200 |
120000 |
true |
21600 |
最初の行は、 database_name
が null
であるため、グローバルキャッシュ構成を表しています。
例 2
グローバルキャッシュ構成のみを取得するには、以下を実行します。
SELECT *
FROM GET_CACHE_CONFIGURATION()
WHERE database_name is null;
例 3
特定のデータベースのキャッシュ構成を取得するには、以下を実行します。
SELECT *
FROM GET_CACHE_CONFIGURATION()
WHERE database_name = 'customer360';