Windows サービスの構成¶
Windows 向けの Denodo Platform のインストーラーは、Virtual DataPort、Scheduler、Data Catalog など、その各コンポーネントに対して Windows サービスを作成します。
注釈
Linux にインストールしている場合は、次のインストール後のタスクに進みます。
インストール中に Windows サービス を作成するオプションを選択した場合、インストーラーは、以下の設定で Windows サービスを作成します。
手動で開始する
事前定義されている「ローカルシステムユーザーアカウント」で動作する
Denodo の初期評価を実行している場合、 Denodo Platform Control Center で各コンポーネントを起動してください。なぜなら、この方法のほうが、 Windows サービス を使用するより簡単だからです。その場合、このインストール後のタスクを省略できます。ただし、「現実世界」のインストール環境では、通常、Windows サービスとして Denodo コンポーネントを起動するほうが適切です。その場合、ここで以下の手順を実行します。
Denodo サービスが実行されるアカウントを、Denodo Control Center の起動に使用するアカウントと同じになるように変更します。
[ スタートアップの種類 ] を [ 自動 ] に設定します。これにより、コンピュータを再起動すると、Windows がすべての Denodo サービスを自動的に開始するようになります。これは必須ではありませんが、この設定をお勧めします。
Windows サービスをこのように構成するには、以下の手順に従います。
Windows ロゴキー + R キーを押して、[ファイル名を指定して実行] ダイアログを開きます。
「
services.msc
」と入力して、Windows サービス構成ツールを開きます。Denodo サービスを検索し、見つかったサービス (すべて「Denodo」で始まります) を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
[全般] タブの [スタートアップの種類] ボックスで、[自動] を選択します。
[ログオン] タブをクリックします。
[アカウント] を選択して、Denodo Control Center の実行に使用するユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。
手順 3 ~ 6 を繰り返して、Denodo の他の Windows サービスを構成します。
このユーザーアカウントに必要な権限
このユーザーアカウントには、以下の権限が必要です。
Denodo Platform のインストール先のフォルダとサブフォルダに対する完全な権限。その理由は、最初は Control Center を使用して Denodo サーバーを起動し、その後 Windows サービスとして Denodo サーバーを起動した場合、サービスとして起動した Denodo サーバーは、Control Center から起動した Denodo サーバーが作成したファイルを変更できない可能性があるからです。たとえば、Virtual DataPort が既存のメタデータを変更できなくなります。
<DENODO_HOME>/resources/apache-tomcat/conf/jmxssl.properties
ファイルの 唯一の所有者 であること。Denodo に組み込まれている Web コンテナーで SSL を有効にして、このアカウントがこのファイルの唯一の所有者ではない場合、Web コンテナーは起動しません。