ログ構成¶
Scheduler サーバーのログ構成ファイル log4j2.xml
のパスは、 <DENODO_HOME>/conf/scheduler
です ( DENODO_HOME
には基本インストールパスを指定します)。これらのファイルは、 Apache Log4j 2 をベースとしています。これらのファイルではさまざまなことができますが、その 1 つとして、 ログ ファイルの保存先のパスと、アプリケーションに定義されたカテゴリの ログ レベルを変更することができます。詳細については、Log4j のドキュメントを参照してください。
また、Scheduler Web Administration Tool には、このアプリケーションによって生成されるイベントの登録レベルを設定するための構成ファイル log4j2.xml
が用意されています。このファイルは、 <DENODO_HOME>/conf/scheduler-webadmintool
ディレクトリにあります。
デフォルトでは、Scheduler サーバーはすべてのトリガーの失敗 (Scheduler がシャットダウンしているためトリガーが時間どおりに実行されない場合や、Quartz のスレッドプールに利用可能なスレッドが存在しない場合) をログに記録します。トリガーの実行の開始と終了もログに記録する場合 (これは、スケジューリング方法のテスト時に、ジョブが実際にいつ起動されるのか、または予定どおりに実行されないことがあるのかを分析するのに役立ちます)、ログカテゴリ com.denodo.scheduler.core.server.quartz.plugins を error ではなく debug に変更する必要があります。
Scheduler サーバーは、ログメッセージを <DENODO_HOME>/logs/scheduler/scheduler.log
ファイルに保存します。
Scheduler Web Administration Tool は、ログメッセージを <DENODO_HOME>/logs/scheduler/scheduler-admin.log
ファイルに保存します。
また、Scheduler Web Administration Tool からの HTTP リクエスト情報をログに記録する場合、このロガーをファイル <DENODO_HOME>/conf/scheduler-webadmintool/log4j2.xml
に追加します。これらのログメッセージは、ファイル <DENODO_HOME>/logs/scheduler/scheduler-admin-request.log
に保存されます。
<Logger name="org.springframework.web.filter.CommonsRequestLoggingFilter" level="DEBUG" >
<AppenderRef ref="REQUESTOUT"/>
</Logger>
重要
このファイル <DENODO_HOME>/logs/scheduler/scheduler-admin-request.log
に保存される情報はマスクされないので、ペイロードは (パスワードを含めて) クリアテキストで表示されます。