Denodo Platform におけるネットワークインターフェイスの制限の構成¶
Denodo Platform のサーバーは、コンピュータのいずれかのネットワークインターフェイスでのみ着信接続をリッスンするように構成できます。これは、複数のネットワークインターフェイスがあるコンピュータで Denodo を実行する場合に便利です。この機能を有効にすると、他のネットワークインターフェイスからの接続がブロックされます。
この制限を有効にするには、まず組織のドメイン名システム (DNS) が、着信トラフィックを受信するネットワークインターフェイスに解決するホスト名を取得します。
続行する前に、インストールされている Denodo Platform のコンポーネントをすべて停止します。以下のファイルを編集します。
Virtual DataPort サーバー:
<DENODO_HOME>/conf/vdp/VDBConfiguration.propertiesファイルを編集して、以下を実行します。com.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.hostNameプロパティをコメント解除し、ドメイン名システム (DNS) 名に設定します。指定した DNS 名はサーバーホストによって、制限するネットワークインターフェイスに解決されます。Virtual DataPort インスタンスでは、このプロパティは特定のネットワークインターフェイスの
com.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.portポートにバインドする場合のみ必要です。com.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.registryURL.restrictedプロパティを Virtual DataPort がリッスンに利用するネットワークインターフェイスまたは IP アドレスに設定します。このプロパティの定義が必要となるのは、com.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.registryPortポートとcom.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.factoryPortポートを単一のネットワークインターフェイスにバインドする必要がある場合のみです。com.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.registryURLプロパティを、ドメイン名システム (DNS) 名に設定します。指定した DNS 名はサーバーホストによって、制限するネットワークインターフェイスに解決されます。
Scheduler サーバー:
<DENODO_HOME>/conf/scheduler/ConfigurationParameters.propertiesファイルのServer/registryURL.restrictedプロパティを、制限するネットワークインターフェイスに設定します。Scheduler Index サーバー:
<DENODO_HOME>/conf/arn-index/ConfigurationParameters.propertiesファイルのLauncher/registryURL.restrictedプロパティを、制限するネットワークインターフェイスに設定します。Aracne サーバー:
<DENODO_HOME>/conf/arn/ConfigurationParameters.propertiesファイルのServer/registryURL.restrictedプロパティを、制限するネットワークインターフェイスに設定します。Diagnostic & Monitoring Tool:
<DENODO_HOME>/resources/apache-tomcat/webapps/diagnostic-monitoring-tool/WEB-INF/classes/ConfigurationParameters.propertiesファイルを編集し、vdp.hostname.localプロパティを、制限するネットワークインターフェイスに設定します。Denodo Platform の Web コンテナー:
<DENODO_HOME>/resources/apache-tomcat/conf/tomcat.propertiesファイルで以下を実行します。com.denodo.tomcat.jmx.rmi.hostプロパティを、制限するネットワークインターフェイスに設定します。com.denodo.vdp.hostプロパティのコメントを解除します。com.denodo.tomcat.shutdown.hostプロパティを追加し、制限するネットワークインターフェイスを値として設定します。
<DENODO_HOME>/resources/apache-tomcat/conf/server.xmlファイルで以下を実行します。<Serverを検索して、address="${com.denodo.tomcat.shutdown.host}"属性を追加します。これは、Tomcat サーバーがシャットダウンコマンドを待機するホスト名と IP を構成します。
<Connector>エレメントを検索して、address="${com.denodo.vdp.host}"属性を追加します。これは、指定されたポートのリッスンに使用するアドレスを指定します。
以下のように終わらせます。
<Server address="${com.denodo.tomcat.shutdown.host}" port="${com.denodo.tomcat.shutdown.port}" shutdown="SHUTDOWN"> <Connector address="${com.denodo.vdp.host}" port="${com.denodo.tomcat.http.port}" /> </Server>
<DENODO_HOME>//resources/apache-tomcat/wepapps/denodo-graphql-service/WEB-INF/classes/application.propertiesファイルで、vdp.datasource.jdbcUrlプロパティを localhost ではなく、制限するインターフェイスのホスト名に設定します。
Virtual DataPort を起動し、すべての REST および SOAP Web サービスを再デプロイします。
これは、
VDBConfiguration.propertiesのcom.denodo.vdb.vdbinterface.server.VDBManagerImpl.registryURLプロパティの値が、制限するアドレスにローカルで解決しないホスト名と IP アドレスである場合に必要です。Solution Manager のインストール環境でこの制限を適用する方法については、「 Solution Manager におけるネットワークインターフェイスの制限の構成 」のセクションを参照してください。
注釈
Web コンテナーでのシャットダウンホストの構成は任意です。 com.denodo.tomcat.shutdown.host プロパティを設定しない場合、シャットダウンリスナーは LOCALHOST にバインドされます。この場合、server.xml の Server タグにアドレスプロパティを含めないでください。シャットダウンホストを構成した場合、すべてのネットワークインターフェイスをリッスンするランダムなポートが開く可能性があります。このポートは Web コンテナーホストからのコネクションのみを受け入れます。
