GIT を操作するステートメント¶
このセクションでは、GIT を操作するために必要なコマンドについて説明します。
注釈
VCS 関連のコマンドは、Administration Tool と Design Studio で使用するために設計されたコマンドであるため、手動または CI および CD プロセスで使用することはお勧めしません。
Denodo データベースの VCS 構成をプログラムで変更する場合は、「 Virtual DataPort データベースの作成と変更 」を参照してください。
DVCSCOMMIT¶
DVCSCOMMIT
は、指定したエレメント、およびそのエレメントの変更された依存関係を、バージョン管理リポジトリにチェックインします。
DVCSCOMMIT <element-path:literal> [ LOGMESSAGE <log-message:literal> ]
オプションで、 LOGMESSAGE
句でコミットにメッセージを追加することができます。
DVCSPUSH¶
DVCSPUSH
は、データベースのコミットをローカルリポジトリからリモートリポジトリに転送します。
DVCSPUSH <database_name:literal>
DVCSPULL¶
DVCSPULL
は、データベースへのコミットを、リモートリポジトリ上でローカルリポジトリにマージします。
DVCSPULL <database_name:literal>
DVCSREVERT¶
DVCSREVERT
は、データベースのローカルリポジトリを特定のコミットにリセットします。その際、最後のコミットから始めて、選択したコミットに達するまで各コミットを取り消します。
DVCSREVERT <database name:literal> <commit id:literal>
VCSCONTENTS¶
VCSCONTENTS
は、構成済みのバージョン管理リポジトリのデータベースやフォルダに含まれるエレメントや実際のファイルを返します。これは、リポジトリに含まれるデータベースのリストの取得にも使用できます。
VCSCONTENTS { <element path:literal> [ FILES ] | LIST DATABASES }
FILES
句を使用することで、VDP エレメントの代わりに実際のファイルのリストが表示されます。
VCSCONTENTS LIST DATABASES
は、リポジトリに含まれるデータベースのリストを格納します。
VCSSHOW¶
VCSSHOW
は、ローカルエレメントの VQL、および VCS サーバーに格納された同じエレメントの VQL を返します。これは、バージョン管理されているエレメントに対してのみ有効です。
VCSSHOW <path:literal> [ REVISION <revision:literal> ]
[ WITH_DEPENDENCIES ]
例:
VCSSHOW '/databases/customer360/views/p_view1' WITH_DEPENDENCIES
エレメントのリモートバージョンを取得するときは、 REVISION
句を使用して、リビジョンを指定できます (「 REVISIONS 」を参照)。
WITH_DEPENDENCIES
を追加すると、 VCSSHOW
でこのエレメントが依存するエレメントが返されます。
GET_REVISION¶
GET_REVISION
ステートメントは、2 つのコミット間で追加、変更、削除されたエレメントを作成するための VQL ステートメントを返します。'TO' ハッシュを指定しない場合、デフォルトは 'HEAD' です。また、生成される VQL に権限とサーバー構成のプロパティを含めるように選択することもできます。
GET_REVISION FROM '<from_hash>'
[TO '<to_hash>']
[FOR DATABASES (<db_1>,"<db n>")]
[ ( <GET_REVISION parameter> [, <GET_REVISION parameter> ]* ) ]
FROM '<from_hash>'
: 開始のコミットハッシュまたはタグを指定します。TO '<to_hash>'
(オプション): 終了のコミットハッシュまたはタグ (デフォルトは 'HEAD') を指定します。FOR DATABASES
(オプション): リビジョンに含まれるデータベースエレメントの範囲を指定します (デフォルトはすべてのデータベース)。GET_REVISION parameter
(オプション): 生成される VQL に含めるパラメータを指定します。使用可能なパラメータは以下のとおりです。 -'includeuserprivileges'
: 生成される VQL に権限を含めます。 -'includeserverproperties'
: 生成される VQL にサーバーのプロパティを含めます。 -'includeproperties'
: export スクリプトで使用します。この環境で使用されるプロパティ変数を含むプロパティファイルを生成します。これは、CI/CD フローでのデプロイ時に、プロパティを含む新しいエレメントを作成し、SM を使用してこのリビジョンをデプロイする場合に役立ちます。 -'exclude_jdbc_wrapper_properties'
: CREATE WRAPPER JDBC ステートメントのパラメータ CATALOGNAME と SCHEMANAME で、プロパティではなく実際の値を含める場合。デフォルト値: no
注釈
export スクリプトを使用してプロパティファイルを生成する場合、オプション -mp を使用すると、プロパティファイルのエクスポートにカスタムパスワードを指定できます。これは、異なる環境で別のキーストアを使用して、この VQL をインポートする場合に便利です。
例:
GET_REVISION FROM 'c80d1dfa86012f1401d1eb1ade7242e67db281b1' TO 'HEAD'
FOR DATABASES (database1, "database 2")
( 'includeuserprivileges' = 'yes', 'includeproperties' = 'no' )
GET_REVISION FROM 'c80d1dfa86012f1401d1eb1ade7242e67db281b1'
UNRESOLVED_ELEMENT¶
3 つのタイプの未解決エレメントのステートメントがあります。
ALTER UNRESOLVED_ELEMENT
: このステートメントは、未解決エレメントの VQL を変更する場合に使用します。以下に例を示します。ALTER UNRESOLVED_ELEMENT の使用例¶ALTER UNRESOLVED_ELEMENT v4_view VQL 'CREATE OR REPLACE VIEW v4 AS SELECT * FROM wrong_view';
EXECUTE UNRESOLVED_ELEMENT
: このステートメントは、未解決エレメントをインポートするために、その VQL を実行する場合に使用します。以下に例を示します。EXECUTE UNRESOLVED_ELEMENT の使用例¶EXECUTE UNRESOLVED_ELEMENT v4_view;
DESC UNRESOLVED_ELEMENT
: このステートメントは、未解決エレメントをインポートするために、そのエレメントの情報を確認する場合に使用します。以下に例を示します。DESC UNRESOLVED_ELEMENT の使用例¶DESC UNRESOLVED_ELEMENT v4_view;