USER MANUALS


新しいバージョンへのアップグレード

組み込み Hive メタストア の組み込み PostgreSQL または外部データベースの バックアップ を作成します。

以下の helm upgrade コマンド

helm upgrade prestocluster prestocluster/

を、 values.yaml ファイルの構成プロパティを変更した後に最新の Helm チャートバージョンを使用して実行します。

組み込み MPP 9 へのアップグレード

一般的な手順は次のとおりです。

  1. values.yaml を移行します。

    バージョン 8.0 と 9 の values.yaml の差分を取って、両方のファイルを比較します。各差分は、バージョン 9 で追加された新しいプロパティか、デプロイに固有の上書きされた値を示します。

  2. カタログを移行します。

    • 新しいカタログをプロパティファイルの形式で presto/conf/catalog フォルダに追加している場合は、それらを新しいカタログフォルダに追加する必要があります。ただし、今後の移行時にこの手順を行わなくても済むよう、 values.yaml に追加する方法を推奨します。

    # -- Additional catalogs, as an example the jmx catalog
    catalog:
      # jmx: |-
      #   connector.name=jmx
    
    • 新しいプロパティを hiveiceberg 、または delta のカタログに追加している場合は、それらを新しいカタログファイルに追加する必要があります。ただし、今後の移行時にこの手順を行わなくても済むよう、 values.yaml に追加する方法を推奨します。

    hive: iceberg: delta:
      # -- Entries for extra config properties for catalog
      additionalConfig: [
        #-Dprop=value,
        #-Dprop=value
      ]
    
    • 新しいプロパティを core-site.xml ファイルに追加している場合は、それらを新しい core-site.xml ファイルに追加する必要があります。

  3. JVM プロパティを移行します。

    新しいプロパティを presto/conf/jvm.config ファイルに追加している場合は、それらを新しい jvm.config ファイルに追加する必要があります。ただし、今後の移行時にこの手順を行わなくても済むよう、 values.yaml に追加する方法を推奨します。

    jvm:
      # -- Entries for extra JVM config properties
      additionalJVMConfig: [
        #-Dprop=value,
        #-Dprop=value
      ]
    
  4. 構成プロパティを移行します。

    新しいプロパティを presto/conf/config.properties.coordinator ファイルおよび presto/conf/config.properties.worker ファイルに追加している場合は、それらを新しい構成ファイルに追加する必要があります。ただし、今後の移行時にこの手順を行わなくても済むよう、 values.yaml に追加する方法を推奨します。

    coordinator.additionalConfig and worker.additionalConfig:
      # -- Entries for extra config properties
      additionalConfig: [
        # query.max-memory-per-node=15GB,
        # query.max-total-memory-per-node=15GB,
        # query.max-memory=60GB
      ]
    
  5. 組み込み PostgreSQL のバックアップまたは組み込み Hive メタストアの外部データベースを作成します。

    組み込み PostgreSQL を使用している場合、このバックアップは必須です。PostgreSQL の新しいメジャーバージョンへのアップグレードでは下位互換性が維持されないからです。

    アップグレードの前に手動ダンプを作成し、Denodo 組み込み MPP に新しいテーブルを作成する前にそれを復元する必要があります。バックアップコピーを作成するには、「 組み込み PostgreSQL のバックアップ 」セクションの説明に従います。

    手動ダンプが完了したら、 values.yamlpostgresql.version15BackupWarningfalse に設定したうえで、Denodo 組み込み MPP のインストールアップグレードを続行します。

    helm upgrade prestocluster prestocluster/
    

    MPP の新しいバージョンがデプロイされたら、「 組み込み PostgreSQL のバックアップ 」のセクションの説明に従ってバックアップを復元する必要があります。

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