大規模言語モデルを使用する Denodo Assistant の機能¶
Denodo には大規模言語モデル (LLM) を使用する機能が複数あります。組み込みの LLM はありません。 OpenAI や Amazon Bedrock など、人気のあるサードパーティのサービスを利用します。Denodo では、これらのサービスの REST API を使用してデータをサービスに送信し、目的の出力を取得します。これらの機能を有効化する場合、Denodo の管理者は組織のユーザーアカウントを提供する必要があります。
これらの機能は、 エンタープライズプラス サブスクリプションバンドルでのみ利用できます。所有するバンドルを見つけるには、Design Studio または Administration Tool の [About] ダイアログを開きます。この詳細については、「 Denodo Platform - サブスクリプションバンドル 」のセクションを参照してください。
これらの機能を使用する前に、Design Studio の [Server configuration] > [DENODO ASSISTANT] で機能を有効にします。
これらの機能を使用するために必要な権限¶
ユーザーが大規模言語モデルを使用する Denodo Assistant の機能を利用するには、 use_large_language_model ロールを持っているか、管理者である必要があります。
送信されるデータ¶
これらの機能では、ビューが関係する場合、およびユーザーがビューに対するメタデータ権限を持っている場合にのみ、次のデータが大規模言語モデルの API に送信されます。
ビューの名前。
ビューのデータベースの名前。
フィールドごとに以下の情報があります。
フィールドの名前。
構成されている場合は、フィールドの論理名。
フィールドの型。
フィールドの説明。
フィールドがプライマリキーかどうかに関する情報。
フィールドに null 値が可能かどうかに関する情報。
フィールドに割り当てられているタグの名前と説明。
データ利用とキャッシュが有効になっている場合、ビューに対する実行権限を持っていて、ビューのデータサンプルも含まれるかどうか。
ビューの説明。
ビューに割り当てられているタグの名前と説明。
直接のアソシエーションごとに、ビューの場合と同じ情報。
警告
Denodo Assistant は、メタデータ情報を大規模言語モデルの API に送信します。[Use sample data] が有効になっている場合のみ、結果を改善するために、ビューのデータも処理され、大規模言語モデルの API に送信されます。組織がこのことを認識し、同意していることを確認してください。
ビューに含まれる情報が多すぎる場合、モデルでサポートされるトークンの制限を超えないように、構成されている LLM サービスプロバイダーに送信する前に、ビューの情報の一部を除外する必要がある場合があります。このような詳細情報を除外すると、提供される応答の精度や完全性に影響を与える可能性があります。極端な場合、応答プロセスが停止する場合があります。こうした状況が発生した場合、適切な通知が表示されます。
機能¶
大規模言語モデルを使用する Denodo Assistant の機能は、以下のタスクを支援できます。
ビューの説明の提案: ビューの説明の提案 機能は、指定したビューの説明テキストを生成します。
フィールドの説明の提案: フィールドの説明の提案 機能は、フィールドに関するテキストの簡潔な説明を生成します。
フィールド名の提案: フィールド名の提案 は、データフィールドの適切な名前を生成します。
クエリの説明: クエリの説明 は、VQL クエリの包括的な説明を提供します。
クエリの診断: クエリの診断 は、提供されたクエリの修正バージョンを変更の説明と併せて提供します。
定義済みの関数: 「大規模言語モデルの関数 」を参照してください。
Data Catalog のクエリの自動生成: アシスト付きクエリ では、クエリを自然言語で説明して生成できます。