Web アプリケーションで Kerberos をデバッグする方法¶
Web 管理ツール (Data Catalog および Scheduler Web Administration Tool) を設定する際には、何らかの問題が生じた場合に備えて [Activate Kerberos debug mode] チェックボックスをチェックしておくことをお勧めします。
このオプションが有効になっていると、Kerberos に関連したメッセージはログファイルにではなく、Java Runtime Environment によって標準出力に記録されます。これらのメッセージを確認する方法は 2 つあり、どちらを使用するかは、Virtual DataPort Server と Web 管理ツールが同じインストール環境内にあるかどうかによります。
Virtual DataPort Server と Web 管理ツールが同じインストール環境内にある場合¶
Virtual DataPort Server と Web 管理ツールを停止します。
ファイル
<DENODO_HOME>/conf/vdp/log4j2.xml
を編集してロガーを設定します。<Logger name="com.denodo.tomcat" level="TRACE" />
Virtual DataPort Server を起動します。
tomcat ログが
<DENODO_HOME>/logs/vdp/vdp.log
への書き込みを停止するのを待ちます。Web 管理ツールを起動します。
Kerberos を使用して Web 管理ツールにログインしてみます。
ファイル
<DENODO_HOME>/logs/vdp/vdp.log
内の Kerberos デバッグメッセージを確認します。注釈
関連するログ行は先頭が OUTPUT> になっています。
Virtual DataPort Server と Web 管理ツールが同じインストール環境内にない場合¶
Web 管理ツールを停止します。
ファイル
<DENODO_HOME>/conf/<webapp>/log4j2.xml
を編集してロガーを設定します。<Logger name="com.denodo.tomcat" level="TRACE" />
コマンドラインインターフェイスを使用して、内部の Tomcat を開始します。
<DENODO_HOME>/resources/apache-tomcat/bin/catalina.{bat|sh} start
Control Center を使用して Web 管理ツールを起動します。
Kerberos を使用して Web 管理ツールにログインしてみます。
コマンドラインで Kerberos デバッグメッセージを確認します。
注釈
Virtual DataPort Server と Web 管理ツールが同じインストール環境内にある場合もこの方法を使用できますが、1 つ目の方法の方が簡単です。