Denodo Platform 用のサーバーの構成¶
このページでは、Denodo Platform をインストールするサーバーで、インストール前に完了しておく必要がある作業について説明します。
Denodo Platform をインストールするユーザーアカウントを選択する¶
Denodo Platform をインストールするホストで、以下の作業を行います。
Denodo Platform サーバーのインストールおよび起動に使用する既存のアカウントを指定します。
または、Denodo Platform サーバーのインストールおよび起動に使用するユーザーアカウントを作成します。
重要
Denodo Platform サーバーを実行する場合は、必ずインストール時と同じユーザーアカウントを使用してください。これは、Denodo サーバーがインストール先ディレクトリ内のファイルを変更する際に、ユーザーアカウントに読み取りと書き込みの権限が必要になるためです。あるユーザーアカウントでサーバーをインストールし、別のアカウントでサーバーを実行した場合、後者のアカウントではインストール環境に含まれるファイルを変更できません。
選択したユーザーアカウントに権限を付与する¶
Linux の場合、上記のフォルダを作成できるように、このユーザーアカウントに必要な書き込み権限を付与します。Linux の場合、以下を実行する必要があります。
# Create the directory "/opt/denodo"
sudo mkdir /opt/denodo
# Grant ownership of this directory to the user "ec2-user" of the group "ec2-user"
sudo chown ec2-user:ec2-user /opt/denodo
PATH 環境変数を確認する (Windows)¶
Linux に Denodo Platform をインストールする場合は、このサブセクションは省略してください。
Windows に Denodo Platform をインストールする場合、PATH 環境変数が以下の規則に従っていることを確認します。
PATH に二重引用符を含めることはできません。二重引用符があると、Denodo Platform のモジュールは起動しません。たとえば、次のような PATH は無効です。
PATH=path1;"C:\Program Files\Software"
PATH に二重引用符がある場合は、削除します。
PATH の末尾にバックスラッシュ (
\
) を使用することはできません。末尾がバックスラッシュの場合、Denodo Platform は Windows サービスとして起動しません。末尾がバックスラッシュの場合、バックスラッシュを削除するか、変数の値の末尾にセミコロンを追加します。
必要なポートが空いていることを確認する¶
Denodo Platform のサーバーは、複数のポートで着信接続をリッスンします。デフォルトのポートは、付録「 Denodo Platform のモジュールで使用されるデフォルトのポート 」に記載されています。
システムでそれらのポートが利用可能であることを確認します。利用可能ではない場合は、インストール時に空いている別のポートを選択します。
インストール時にこれらのポートが使用されていても Denodo Platform をインストールできますが、これらのポートを使用するコンポーネントはポートが空くまで起動しません。