USER MANUALS

ハードウェア要件

このページには、Denodo Platform を実行する場合に推奨されるハードウェアの最低要件のリストを示します。

注釈

本番環境で、これらの要件を満たさないコンピュータで Denodo Platform を実行することは、サポートされていない構成です。

オンプレミスで Denodo Platform を実行する場合の最低要件

本番環境で、オンプレミスで Denodo Platform を実行する場合の最低要件を以下に示します。

プロセッサー

基本的なユースケースの場合 : Intel クワッドコアまたは同等のプロセッサー

高負荷シナリオまたは複雑な計算を使用する場合 : 8 コア以上

サポートされるアーキテクチャ: x64

物理メモリ (RAM)

Virtual DataPort が最大 8 ギガバイトのランタイムヒープ領域を割り当てられるように 16 ギガバイトのメモリが必要です。残りのメモリは、Denodo Platform の他のコンポーネントとオペレーティングシステム用に必要になります。

ディスク領域

最小 : 10 ギガバイトの空き領域

推奨 : 15 ギガバイトの空き領域

Denodo がソースにプッシュダウンできない極めて複雑なクエリを実行するシナリオでの推奨 : 100 ギガバイトの空き領域

後述の「 Considerations Regarding the Disk Space Requirements of the Denodo Platform 」を参照してください。

Denodo Platform は、物理マシンと同等のリソースが永続的に割り当てられる場合に限り、特性の似た仮想マシンにインストールできます。

重要

メモリのオーバーコミット を避けてください。つまり、仮想マシンを作成する際、仮想マシンに割り当てるメモリ容量は、物理メモリがサポートする容量であることを確認します。十分な物理メモリがないと、ホストオペレーティングシステムは仮想マシンの一部をディスクにスワップしなければなりません。この場合、Denodo Platform のパフォーマンスが著しく低下します。

メモリサイズの設定に関するアドバイスについては、 Denodo Support Team までお問い合わせください。

Amazon AWS で Denodo Platform を実行する場合の最低要件

本番環境で、AWS で Denodo Platform を実行する場合の最低要件を以下に示します。

インスタンスタイプ

M タイプの 汎用 インスタンス

Denodo で極めて複雑なクエリを実行するシナリオでは、タイプ M のインスタンスを使用することで、処理能力が劣る他のインスタンスよりも大幅にパフォーマンスが向上します。さらに強力なインスタンス (例 : m4.10xlargem5.10xlarge ) を使用すると、ワークロードによっては利点がありますが、通常、パフォーマンスは大きくは向上しません。

vCPU とメモリ (RAM)

4 つの仮想 CPU と 16 GB RAM

高負荷シナリオまたは複雑な計算を使用する場合 : 16 の仮想 CPU と 64 GB RAM

ディスク領域

35 ギガバイト

最小 : 5 ギガバイトの空き領域

推奨 : 10 ギガバイトの空き領域

Denodo がソースにプッシュダウンできない極めて複雑なクエリを実行するシナリオでの推奨 : 100 ギガバイトの空き領域

後述の「 Considerations Regarding the Disk Space Requirements of the Denodo Platform 」を参照してください。

Microsoft Azure で Denodo Platform を実行する場合の最低要件

本番環境で、Microsoft Azure で Denodo Platform を実行する場合の最低要件を以下に示します。

VM 型

汎用 VM サイズ

Denodo で極めて複雑なクエリを実行するシナリオでは、これらのインスタンスを使用することで、処理能力が劣る他のインスタンスよりも大幅にパフォーマンスが向上します。さらに強力なインスタンス を使用すると、ワークロードによっては利点がありますが、通常、パフォーマンスは大きくは向上しません。

vCPU とメモリ (RAM)

4 つの仮想 CPU と 16 GB RAM

高負荷シナリオまたは複雑な計算を使用する場合 : 16 の仮想 CPU と 64 GB RAM

ディスク領域

35 ギガバイト

最小: 5 ギガバイト

推奨 : 10 ギガバイトの空き領域

Denodo がソースにプッシュダウンできない極めて複雑なクエリを実行するシナリオでの推奨 : 100 ギガバイトの空き領域

後述の「 Considerations Regarding the Disk Space Requirements of the Denodo Platform 」を参照してください。

各モジュールを個別にインストールする場合のハードウェアの最低要件

場合によっては、各モジュールを個別のコンピュータ、Kubernetes ポッド、クラウドインスタンスなどで実行できます。つまり、あるホストでは Virtual DataPort をインストールし、別のホストでは Data Catalog をインストールします。

このようにする場合、本番環境で各モジュールを個別に実行する場合の最低要件を以下に示します。

  • Virtual DataPort: 上記の要件と同じ。他のモジュールの場合は以下の要件を使用します。

  • 他のモジュール (Scheduler、Data Catalog など) をそれぞれ実行する各ホストの場合:

    プロセッサー

    2 コア

    物理メモリ (RAM)

    8 ギガバイト

    ディスク領域

    最小 : 10 ギガバイトの空き領域

    推奨 : 15 ギガバイトの空き領域

Denodo Platform のディスク領域の要件に関する考慮事項

必要な空きディスク容量は、Denodo Platform の使用方法によって異なります。

  • Denodo Platform の完全インストール (全モジュールのインストール) には 3.5 ギガバイトが必要です。

  • Denodo Platform の各モジュールのメタデータ (たとえば、データソース、ビュー、Web サービス、Scheduler ジョブなどに関する情報) は、ローカルに保存され、通常、数百メガバイトを超えることはありません。

  • 更新プログラムに使用する領域 : Denodo は、更新対象のライブラリのバックアップコピーを維持します。各更新プログラムには最大で 300 メガバイトが必要です。各メジャーバージョンでリリースされる更新プログラムの件数を考えると、バックアップコピーは最終的に約 5 ギガバイトを使用します。

  • データスワップに使用する領域 : メモリオーバーフローを避けるため、Virtual DataPort は、クエリの中間結果がメモリに収まらない場合、それらの結果をディスクにスワップします。

    通常、処理のほとんどはソースにプッシュダウンされるため、Virtual DataPort が処理する行は少なく、スワップは必要ありません。しかし、数十億行を処理する極めて複雑なクエリの場合、メモリオーバーフローを防ぐために、データの一部がディスクにスワップされます。このような理由から、複雑なシナリオの場合は 100 ギガバイトの空きディスク領域を推奨しています。

    『Virtual DataPort Administration Guide』の「 Memory Management 」のセクションでは、Virtual DataPort がどのような場合に中間結果をディスクにスワップするのかを説明しています。

Docker での Denodo Platform の実行

Denodo は Docker のイメージを配布しており、 Denodo Support Portal からダウンロードできます。このイメージの起動および使用の方法については、『 Denodo Platform Container Quick Start Guide 』で説明しています。

Virtual DataPort Administration Tool の要件

Windows または Linux が動作する最新のコンピュータであれば、Virtual DataPort Administration Tool を実行できます。

プロセッサー

クワッドコアプロセッサー

物理メモリ (RAM)

8 ギガバイト

ディスク領域

2 ギガバイトの空き領域

オペレーティングシステム

Supported Platforms のセクションに記載された任意の OS

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