Denodo Platform の自動インストール¶
グラフィックウィザードまたはコマンドラインを使用する代わりに、応答ファイルを生成して、Denodo Platform のインストールを自動化できます。自動化の主なメリットは、複数のホストへの各種インストールをユーザーの操作なしで完了できることです。
このプロセスには、主に 2 つの手順があります。
応答ファイルの生成 : この手順は、コマンドラインから Denodo Platform をインストールする場合と同様ですが、実際のインストールが行われるわけではなく、応答ファイルが生成されます。
この応答ファイルを使用して、自動インストールを実行します。
自動インストールを実行するには、以下の手順に従います。
Denodo Support Site にアクセスして、オペレーティングシステムに対応した Denodo Platform のインストーラーをダウンロードします。インストーラーを展開します。
ダウンロードする必要があるインストーラーの説明については、「 インストーラーのダウンロード 」のセクションを参照してください。
更新プログラムが提供されている場合、インストーラーの設定を変更する事により、更新プログラムも同時に自動インストールできます。その方法は、「 Denodo Platform インストーラーを変更して最新の更新プログラムを含める 」のセクションで説明しています。
コマンドラインを開いて、以下のコマンドを実行します。Windows の場合は、管理者としてログインしている場合でも、[管理者として実行] オプションを使用してコマンドラインを起動します。
Windows :
cd denodo-install-9 installer_cli.bat generate response_file_9_0.xml
Linux :
cd denodo-install-9 chmod +x installer_cli.sh installer_cli.sh generate response_file_9_0.xml
ウィザードの手順に従って操作を行うと、インストールの実行に必要な情報を含むファイル
response_file_9_0.xml
が生成されます。Denodo Platform をインストールする各ホスト上で、インストーラーの zip ファイルを展開して以下のコマンドを実行し、自動インストールを開始します。
Windows :
cd denodo-install-9 installer_cli.bat install --autoinstaller response_file_9_0.xml
Linux :
cd denodo-install-9 chmod +x installer_cli.sh installer_cli.sh install --autoinstaller response_file_9_0.xml
Linux インストーラーで生成した応答ファイルを Windows へのインストールに使用することも、その逆も可能です。オペレーティングシステムで有効なパスを設定する場合は、応答ファイルのみ変更します。このパスを変更するには、応答ファイルを編集して、プロパティ "INSTALL_PATH" の値を変更します。
ただし、インストールごとに、「 インストール後のタスク 」のセクションで説明するインストール後のタスクを実行する必要があることに注意してください。インストール後のタスクの大部分も、スクリプト化して迅速化できます。
Denodo Platform インストーラーを変更して最新の更新プログラムを含める¶
最新の更新プログラムも自動的にインストールされるよう、Denodo のインストーラーを簡単に変更することができます。これは、多数のコンピュータへのインストールを実行する場合に便利です。たとえば、組織内の開発者全員が使用するインストーラーを生成するような場合です。
これを行うには、以下の手順に従います。
Denodo Support Site にアクセスして、オペレーティングシステムに対応した Denodo Platform のインストーラーをダウンロードします。インストーラーを展開します。
ダウンロードする必要があるインストーラーについての説明は、「 インストーラーのダウンロード 」のセクションを参照してください。
Denodo Platform の最新の更新プログラムをダウンロードして展開します。
インストーラーのフォルダ内に、
denodo-update
という名前のフォルダを作成します。更新の zip ファイル内にある jar ファイルの名前を
denodo-update.jar
に変更します。denodo-update.jar
をdenodo-update
フォルダにコピーします。したがって、パスはdenodo-install-9\denodo-update\denodo-update.jar
になります。ディレクトリ
denodo-install-9
を再度圧縮します。
この変更したインストーラーを使用すると、インストールプロセスの完了後に、更新プログラムも自動的にインストールされます。