USER MANUALS


Denodo Platform で廃止された機能

新機能の導入または既存機能の変更により、慎重に検討した結果、機能を廃止対象にする可能性があります。

ここでは、Solution Manager を含め、Denodo Platform 9 で現在非推奨となっている機能を説明します。

非推奨となった機能を使用する場合、以下を考慮してください。

  1. これらの機能に関しては、バージョン 9 がライフサイクルを終えるまで、サポートを提供します。

  2. バージョン 9 がライフサイクルを終えるまで、お客様が発見したバグの修正と、セキュリティ上の脆弱性への対応を行います。

  3. これらの機能は、Denodo Platform の次のメジャーバージョンでは使用できなくなる可能性がありますが、現在のバージョンのすべての更新プログラムには残っています。

  4. 非推奨機能の使用を中止する計画を立てることを強くお勧めします。

機能を廃止することを決定した場合、更新プログラムのリリースで廃止する機能について発表します。その場合、以下を実行します。

  • 新しい更新プログラムの『 新機能ガイド 』の「 Denodo 9 更新プログラム ... の新機能 」の「 非推奨機能に関する情報 」で廃止する機能について発表します。

  • このページに廃止する機能を追加します。

Virtual DataPort

Administration Tool

Denodo 9.0 から、Administration Tool が廃止されています。ユーザーは、Design Studio に移行する必要があります。Administration Tool は引き続き維持されます (上記の「廃止」の定義を参照)。ただし、Virtual DataPort のいくつかの新機能のグラフィカルサポートは、Design Studio でのみ使用できます。

データ型「Date」

Denodo 7.0 から、データ型「date」は非推奨となっていますが、互換性に関する理由から維持されています。このデータ型のフィールドは、以前のバージョン 6.0 と同じように動作します。代わりに、新しい型の localdate、time、timestamp、または timestamptz を使用してください。

VQL の構文

SQLFRAGMENT 句

Denodo 6.0 から、 CREATE WRAPPER JDBC ステートメントの SQLFRAGMENT 句は非推奨となっています。

構文 ALTER TABLE <基本ビュー名> ADD SEARCHMETHOD

Denodo 6.0 から、 ALTER TABLE <base view name> ADD SEARCHMETHOD という構文は非推奨となっています。

基本ビューを作成する際は、 CREATE TABLE ステートメントを実行してから ALTER TABLE ステートメントで検索方法を追加するのではなく、 CREATE TABLE ステートメント内で検索方法を定義してください。

これにより、Virtual DataPort が処理しなければならないステートメント数が減ります。

たとえば、次を実行するのではなく、

CREATE TABLE internet_inc I18N us_est (
    iinc_id:long,
    summary:text,
    ...
    ...
);

ALTER TABLE internet_inc
    CACHE OFF
    TIMETOLIVEINCACHE DEFAULT
    ADD SEARCHMETHOD internet_inc(
        I18N us_est
        CONSTRAINTS (
             ADD iinc_id (any) OPT ANY
             ADD summary (any) OPT ANY
             ...
             ...
        )
        OUTPUTLIST (iinc_id, specific_field1, specific_field2, summary, taxid, ttime
        )
        WRAPPER (jdbc internet_inc)
    );

こちらを実行します (1 つのコマンドです)。

CREATE TABLE internet_inc I18N us_est (
    iinc_id:long,
    summary:text,
    ...
    ...
    )
    CACHE OFF
    TIMETOLIVEINCACHE DEFAULT
    ADD SEARCHMETHOD internet_inc(
        I18N us_est
        CONSTRAINTS (
             ADD iinc_id (any) OPT ANY
             ADD summary (any) OPT ANY
             ...
             ...
        )
        OUTPUTLIST (iinc_id, specific_field1, specific_field2, summary, taxid, ttime
        )
        WRAPPER (jdbc internet_inc)
    );

SELECT ステートメントの CONTEXT 句のパラメータ

  • Denodo 5.5 から、 SELECT ステートメントの CONTEXT 句のパラメータ VIEWPROPERTIES は非推奨となっています。

    このパラメータは、DF データソースのパラメータ「begin delimiter」の値を実行時に指定するためにのみ使用されます。代わりに、データソースのオプション Start delimiter from variable を有効にしてください。

  • Denodo 8.0 から、 SELECT ステートメントの CONTEXT 句のパラメータ cache_wait_for_load は廃止されています。デフォルトの動作は、「全体キャッシュ」または「明示的なロードで部分キャッシュ」に設定されているビューではキャッシュロードを待機します。

非推奨となった関数

Denodo 7.0 から、以下の関数が廃止されており、Denodo Platform の今後のバージョンで削除される可能性があります。

  • CREATETYPEFROMXML: この関数を使用する代わりに、型のルートを持つ XML データソースを 変数から 作成し、その XML ドキュメントをこのデータソースに渡してください。

コマンド QUERY WRAPPER

  • Denodo 8.0 から、 QUERY WRAPPER コマンドは、基本ビューを作成しないでラッパーをクエリできるコマンドですが、廃止されました。

データソース

JDBC アダプター

以下の JDBC アダプターは廃止されました。

廃止されたデータベースアダプター

説明

Apache Spark SQL 1.5

Apache Spark SQL のこれらのバージョンは、すでに商業的にサポートされていません。

Apache Spark SQL 1.6

Apache Spark SQL 2.x

Hive 0.13.0

Hive のこれらのバージョンは、すでに商業的にサポートされていません。

Hive 1.1.0

Hive 1.1.0 for Cloudera

Hive 1.2.1 for Hortonworks

Hive 2.0.0

Microsoft SQL Server 2000

Microsoft SQL Server のこれらのバージョンは、数年前に 延長サポート の期限が終了しています。これは、Microsoft ドライバー (MS ドライバー) を使用するアダプターおよび jTDS アダプターを使用するアダプターに適用されます。

Microsoft SQL Server 2005

Microsoft SQL Server 2008

Microsoft SQL Server 2008R2

Microsoft SQL Server 2014 用の jTDS アダプター

jTDS JDBC ドライバーは SQL Server のこれらのバージョンを正式にサポートしていないので、これらのアダプターは廃止されました。代わりに、Microsoft アダプター ([Database adapter] ドロップダウンで (MS Driver) と表示されているアダプター) を使用します。

Microsoft SQL Server 2016 用の jTDS アダプター

ODBC データソース

Denodo 8.0 から、Virtual DataPort で ODBC データソース を作成する機能は廃止され、デフォルトで無効になっています。この機能は、Java の JDBC-ODBC ブリッジを利用します。Java 8 以降、Oracle は Java 仮想マシンに含まれる JDBC-ODBC ブリッジをサポートしなくなりました。

データベースが JDBC ドライバーを提供する場合、ODBC データソースではなく、JDBC データソースを作成してください。基盤となるデータベースが同じでも、JDBC データソースを使用するクエリは、ODBC データソースを使用する場合より高速に動作します。

これを有効にするには、『Virtual DataPort 管理ガイド』の「 ODBC ソースのサポートの有効化 」を参照してください。

Decrypt フィルタ

Denodo 7.0 から、 Decrypt (PBEWithMD5AndDES) フィルタは非推奨となっています。これは、DF、JSON および XML の各データソースに設定できるフィルタです。

入力ファイルの暗号化方法を選択できる場合、より安全な PBEWithHmacSHA256/512 もしくは AES-256 の使用をお勧めします。これが PBEWithMD5AndDES フィルタが非推奨になった理由です。

ファイル <DENODO_HOME>/tools/db/denodo-crypt-tools/denodo-crypt-tools.zip には、ファイルの暗号化と復号のツールが含まれています。これらのツールは、どちらの暗号化アルゴリズムにも対応しています。

Denodo のストアドプロシージャ

Virtual DataPort に標準で用意されている以下のストアドプロシージャは、非推奨となっています。

上記のプロシージャからは、接続中のデータベースについての情報しか返されないため、新しいプロシージャに置き換えられました。新しいプロシージャ (「GET_...」) では、同じ情報をどのデータベースからでも取得できます。

ロール JMXAdmin

ロール jmxadmin は非推奨となりました。今後は、ロール monitor_admin を使用してください。どちらのロールにも同じ権限が付与されますが、「monitor_admin」の方が能力にふさわしい名前です。

ロール「jmxadmin」を他のユーザーまたはロールに付与した場合、代わりに「monitor_admin」を付与してください。

このマニュアルの手順に従って Denodo 6.0 または 7.0 からアップグレードした場合、6.0 または 7.0 からエクスポートしたメタデータは、「jmxadmin」の代わりにロール「monitor_admin」を使用するようになっています。

Denodo ストアドプロシージャ API: getNumOfAffectedRows メソッド

Denodo 6.0 から、ストアドプロシージャ API のメソッド getNumOfAffectedRows() は非推奨となっており、Denodo Platform の今後のメジャーバージョンで削除される可能性があります。将来のメジャーバージョンとの互換性が失われるのを避けるために、新しいストアドプロシージャでこのメソッドをオーバーライドしないでください。

Denodo 8.0 では、このメソッドは実行エンジンから呼び出されません。このバージョンで古いストアドプロシージャを読み込めるようにするためだけに維持されています。

Denodo カスタムラッパー API: 非推奨となったメソッド

カスタムラッパーの API の以下のメソッドは非推奨となっています。以下のメソッドや定数への参照をカスタムラッパーのコードから削除することをお勧めします。

Denodo 6.0 から非推奨となったメソッド:

  • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.CustomWrapperConfiguration.isDelegateCompoundFieldProjections()

  • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.CustomWrapperConfiguration.setDelegateCompoundFieldProjections(boolean)

  • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.expression.CustomWrapperFieldExpression.getSubFields()

  • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.expression.CustomWrapperFieldExpression.hasSubFields()

Denodo 8.0 では、最初の 2 つのメソッドは実行エンジンから呼び出されません。古いカスタムラッパーとのバイナリ互換性を維持するためだけに保持されています。

Denodo 7.0 から非推奨となったメソッド:

  • コンストラクター CustomWrapperFieldExpression.CustomWrapperFieldExpression(String, List<CustomWrapperFieldExpression>)

  • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.CustomWrapperResult.addRow(Object[], List<CustomWrapperFieldExpression>)

    代わりに、よりパフォーマンスが優れているメソッド CustomWrapperResult.addRow(Object[]) を使用してください。

  • 比較演算子 contains に関連するメソッドと定数。Denodo 8.0 では、これらは実行エンジンから呼び出されません。これらは、このバージョンで古いカスタムラッパーを読み込めるようにするためだけに維持されています。以下が該当します。

    • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.expression.CustomWrapperContainsExpression

    • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.condition.CustomWrapperCondition.OPERATOR_CONTAINS

    • com.denodo.vdb.engine.customwrapper.expression.CustomWrapperExpression.isContainsExpression()

詳細については、「 Contains、Containsand、Containsor および Iscontained 演算子 」を参照してください。

Denodo JDBC ドライバー

Denodo 7.0 から、JDBC ドライバーのパラメータ wanOptimizedCalls は非推奨となりました。

このパラメータは、Denodo 7.0 でのデフォルト値が true であり、false に設定する理由がないため、非推奨となっています。以前のバージョンでのデフォルト値は false でした。true の場合、ドライバーからサーバーに送信されるリモート呼び出しの数が減ります。さらに、アプリケーションで結果セットが閉じられたとき、保留中の結果が残っている場合には、ドライバーは取り消しリクエストのみをサーバーに送信します。false の場合、ドライバーは常に取り消しリクエストを送信します。

Denodo Web サービス

  • Denodo 8.0 から、Java ストアドプロシージャ または VQL ストアドプロシージャ を公開する SOAP Web サービスの作成は、廃止されました。この機能は VQL コマンドまたは Administration Tool (Design Studio ではなく) で実行できますが、実行しないでください。代わりに、プロシージャに対して選択ビューを作成し、このビューを Web サービスで公開します。注: ストアドプロシージャを公開する REST Web サービスを作成することは、これまでできませんでした。

  • Virtual DataPort 4.7 以前のバージョンで作成された Denodo Web サービスは、非推奨となっています。これらの Web サービスでは、SOAP および REST の機能が提供されます。これらの機能は維持されており、その VQL ステートメントを Virtual DataPort 9 に読み込んだり、管理ツールから編集したりすることも可能です。ただし、このタイプの新しい Web サービスは作成できません。

    Denodo 5.0 から、SOAP Web サービスと REST Web サービスは別のエレメントとなります。これは、SOAP Web サービスが操作指向であるのに対して、REST Web サービスはリソース指向であるためです。

バージョン管理システム (VCS)

Denodo 8.0 から、Subversion および Microsoft Team Foundation Server (TFS) との バージョン管理システムの統合 は廃止されました。Git のサポートは、Microsoft Team Foundation Server で管理されている Git リポジトリのサポートを含めて、引き続きフルサポートの対象です。

スクリプト export: 非推奨となったパラメータ

Denodo 5.5 から、ディレクトリ <DENODO_HOME>/bin のスクリプトト export および import の以下のパラメータが非推奨となっています。

  1. --property includeEnvSpecificElements

  2. --property includeNonEnvSpecificElements

  3. --dependencies (「import」スクリプトのみ)

Instead of #1 and #2, use --property includeProperties.

スクリプト「export」のパラメータ --property cluster は非推奨となっています。

同じインストール環境の複数の Virtual DataPort インスタンスの起動

Denodo 7.0 から、「 同じインストール環境の複数の Virtual DataPort インスタンスの起動 」の機能は非推奨となっています。

この機能を使用している場合、代わりに外部データベースにメタデータを保存するように Virtual DataPort を構成してください (「 外部データベースへのメタデータの保存 」を参照)。これにより、全サーバーで同じ外部データベースを共有する Virtual DataPort サーバーのクラスタを作成できるようになります。

なお、非推奨となったこの機能は、同じコンピュータで稼動する 2 つの異なる Denodo Platform インストール環境から 2 つの Virtual DataPort サーバーを起動する機能では ありません 。同じコンピュータで異なるインストール環境の 2 つの Virtual DataPort サーバーを実行することは、別のポートでコネクションをリッスンしていれば可能であり、完全にサポートされています。

Resource Manager

  • Denodo 8.0 から、Resource Manager のプランの Switch query to plan アクションは廃止されました。

Data Catalog

ロール「selfserviceadmin」、「selfserviceexporter」

Denodo の次のメジャーバージョンでは、ロール「selfserviceadmin」および「selfserviceexporter」が削除されます。これらのロールが Denodo 9 に存在するのは、Denodo 6.0 との下位互換性を維持するためですが、今後はユーザーに付与しないでください。代わりに、新しいロール「data_catalog_admin」および「data_catalog_exporter」を付与してください。それぞれ「selfserviceadmin」および「selfserviceexporter」と同等です。

Denodo の以前のバージョン (v7.0) のリリースで、「Information Self-Service Tool」が「Data Catalog」に名称変更されたため、これら 2 つのロールの名称も変更されました。

Scheduler

プライベート Scheduler REST API

リクエスト前のログインとリクエスト後のログアウトを必要とする、プライベート Scheduler REST API は非推奨であるため、使用しないでください。代わりに、新しいパブリック Scheduler REST API を使用してください。

Solution Manager

REST API: セッションを使用する認証

Solution Manager の REST API では、セッションベースの認証方法 (つまり、JSESSIONID クッキーの取得) が非推奨となっています。代わりに、ステートレス認証を使用することをお勧めします。つまり、クライアントからの各リクエストに資格情報を含める必要があります。こちらの方式は、セッションベースの認証よりも単純で、広くサポートされています。

セッションベースの認証 」 (Denodo 7.0) を参照してください。

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