ping スクリプトの使用 (Scheduler)¶
ping
スクリプトは、Scheduler サーバーが「稼働」していることを確認します。このスクリプトは、ディレクトリ <DENODO_HOME>/tools/scheduler
にあります。
構文は以下のとおりです。
ping
スクリプトの構文¶ping [-t timeout] [-h host] [-p port] [-l login] [-P password] [-a authType] [-v]
-t
: オプション。応答を待機する時間 (ミリ秒単位)。この時間が経過してもスクリプトが応答を受信しない場合、エラーを返します。-h
: オプション。サーバーが稼働しているホスト。指定されない場合、スクリプトはデフォルトの Scheduler ホストであるlocalhost
にリクエストを送信します。-p
: オプション。サーバーが稼働しているポート。指定されない場合、スクリプトはデフォルトの Scheduler ポートである8000
にリクエストを送信します。-l
: オプション。サーバーのユーザーログイン。指定されない場合、スクリプトは匿名 ping を実行します。-P
:オプション (-l を使用する場合は必須)。サーバーのユーザーパスワード。先頭にencrypted:
を付加することで、暗号化されたパスワードを入力できるようになります(パスワードを暗号化するにはencrypt_password
スクリプトを使用します)。-a
: オプション。認証のタイプ:local
またはvdp
。指定されない場合、スクリプトはlocal
認証を使用します。-v
: オプション。指定されている場合、スクリプトはステータスと、サーバーからの応答に要した時間を表示します。
ステータスチェックの結果が問題なければ、 ping
スクリプトは 0
を返します。それ以外の場合は、 1
を返します。
ping コマンドの実行例を以下に示します。
例 1:
ping -t 1000 -v
タイムアウト 1 秒の詳細モードで、ping リクエストを localhost
とポート 8000
に送信します。
例 2:
ping myMachine
ping リクエストを myMachine
に送信します。ポートが設定されていないため、スクリプトはリクエストをデフォルトポートの 8000
に送信します。
例 3:
ping -t 9000 -l admin -P encrypted:UjOsIu8972jviqGpcLP3Mg== -h localhost -p 5999
タイムアウト 9 秒で、ping リクエストを localhost
とポート 5999
に送信します。この例ではコマンド encrypt_password.bat mypassword
によって暗号化したパスワードを使用しています。