はじめに¶
Denodo Technologies 製品スイートは、適切に構造化されていない場合がある分散した異種ソースからのデータを統合するジョブを時間ベースでスケジュールするための高度な機能を提供します。
Denodo Scheduler では、Denodo Virtual DataPort サーバーで定義されているとおりに、データ抽出および統合ジョブをスケジュールして実行できます。
Denodo Scheduler は、Denodo Virtual DataPort モジュールと組み合わせることで、さまざまな分散した異種ソースからのデータ収集を伴う任意のジョブをスケジュールし、そうした情報を集約して、異なるタイプのリポジトリにエクスポートできます。また、データを定期的に Virtual DataPort キャッシュにプリロードしたり、Data Catalog から使用されるデータのインデックスを作成したりするために使用することもできます。詳細については、「 Virtual DataPort 管理ガイド 」および「 Data Catalog ガイド 」を参照してください。
Denodo Scheduler には、以下の主要な機能があります。
Denodo Virtual DataPort で柔軟なバッチジョブをスケジュールします。
エラーに関する詳細情報を含む、ジョブの実行結果に関する詳細レポートを生成します。レポートは構成済みのアドレスにメールで送信できます。
ジョブによって取得された結果は、CSV ファイル、データベース、またはインデックスにエクスポートできます。また、特定の目的のために開発された新しいエクスポーターを含めることもできます。
クエリ機能が限定されたソースのデータ抽出をサポートします。たとえば、Tax ID に基づいた特定の企業に関する情報の取得を許可する Web サービスや Web サイトなどです。データベースサーバーまたは CSV ファイルの異なる Tax ID を取得し、それらの各 ID を使用して Web サービスや Web サイトをクエリするジョブを定義できます。
永続ジョブ。ジョブの実行中にシステムを再起動した場合、ジョブは正常に実行された最後のクエリから実行を継続できます。前出の例の場合、完全なジョブでは 1000 社の企業から情報を取得しますが、最初の 200 個のクエリの後システムが再起動します。システムの起動後、ジョブを終了時の状態で起動できます。つまり、もう一度最初から始めるのではなく、クエリ 201 から続行することができます。
障害発生時の透過的な再試行。
同じジョブに関連する異なるクエリの並列実行を構成できます。