Denodo Platform 用のカスタム Azure イメージの作成¶
Denodo は、Solution Manager で管理されるように特別に構成され、Denodo Platform 9 が事前にインストールされた、Azure イメージを提供しています。これは、 [Configuration] > [Automated mode] ページの [Default region & Images] セクションで選択するか、 自動モード でクラスタを作成するときに選択するイメージです。
今回提供するイメージでは、オペレーティングシステムは Windows Server です。このイメージのデフォルトのオプションを変更したい場合は、自身で作成することができます。
ここでは、独自のイメージを作成し、Solution Manager で Denodo Platform を管理するように構成する方法を説明します。
重要
イメージを作成して、そこに Denodo Platform をインストールしただけでは、Solution Manager でその Denodo Platform を管理することはできません (つまり、そのイメージに基づく仮想マシンを作成し、Denodo コンポーネントを起動して停止するなどの操作が必要です)。まず、以下の手順に従ってイメージを作成する必要があります。
Denodo がサポートしている Windows のバージョン のいずれかに基づき、仮想マシンを起動します。
インスタンスのタイプを選択するときには、Denodo Platform の ハードウェア と ソフトウェア の要件を考慮してください。
仮想マシンでマネージドディスクが使用されていて、RDP の受信ポート (3389) が許可されていることを確認します。
RDP と、作成時に定義した管理者アカウントを使用して、仮想マシンに接続します。
この仮想マシンに、Denodo Platform 9 のインストーラーと最新の更新プログラム (利用可能な場合) をコピーします。
インストール中に以下の操作を行います。
[Custom Installation] を選択します。
インストールパス:
C:\Denodo\DenodoPlatform9
重要
このインストールパスを使用します。別のインストールパスを使用する場合は、その値を Denodo Azure Service の作成時に指定する必要があります。
License path: Enter キーを押します (何も入力しないでください)。
このインスタンスは、License Manager に接続してライセンスを取得します。
インストールするすべてのコンポーネントを選択します。
残りのオプションにはデフォルト値を使用します。
重要
Windows Service としてのコンポーネントのインストールに関するチェックボックスの チェックをはずします 。
インストールの終了後は、ショートカットを作成しないでください。
重要
インストールは、Solution Manager が自動で構成する場合と同じ暗号化キーで構成する必要があります。これを行うには、次のファイルを削除してください。
C:\Denodo\DenodoPlatform9\conf\denodo-key.keystore
C:\Denodo\DenodoPlatform9\conf\denodo-keystore.json
詳細については、「 インストール暗号化キー 」を参照してください。
OpenJDK アプリケーションがファイアウォールを通過できるように Windows Defender Firewall を構成します。
C:\Denodo\DenodoPlatform9\jre\bin\javaw.exe
とC:\Denodo\DenodoPlatform9\jre\bin\java.exe
の両方のパスを許可する必要があります。Windows セキュリティファイアウォール¶
Windows Defender Firewall で許可されたアプリ¶
Python の最新バージョン 3.9 がインストールされていることを確認します。すべてのユーザーについて、
python.exe
を path 環境変数に追加します。以下を実行して pip をアップグレードし、必要な Python パッケージをインストールします。
> python -m pip install --upgrade pip > pip install requests > pip install pywin32 > pip install azure-core
Windows 用の Denodo Azure Service をインストールします。
> sc.exe create DenodoAzure binPath="C:\Program Files\Python39\python C:\Denodo\DenodoPlatform9\tools\cloud\azure\denodo_azure_srv.py -loglevel=DEBUG" DisplayName="Denodo Azure service" start=delayed-auto > sc.exe failure DenodoAzure reset=86400 actions=restart/5000/restart/5000/restart/5000
重要
Python のインストールパスは、
C:\Program Files\Python39
であることが前提となります。この Python スクリプトは、Denodo Platform が
C:\DenodoPlatform9
にインストールされていることが前提となります。インストールしていない場合は、引数-DENODO_HOME
でインストールパスを指定できます。仮想マシンを一般化する 必要があります。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
> C:\Windows\System32\sysprep\sysprep.exe
[System Preparation Tool] ダイアログボックスで、[Enter System Out-of-Box Experience (OOBE)] を選択し、[Generalize] チェックボックスを選択します。
[Shutdown Options] で [Shutdown] を選択します。
[OK] を選択します。
仮想マシンの Sysprep¶
Sysprep が完了すると、仮想マシンがシャットダウンされます。再起動しないでください。
これで、Azure ポータルに戻り、この仮想マシンを使用して イメージを作成 できるようになりました。