環境の比較ウィザードからのリビジョンの作成¶
Solution Manager では、2 つの環境のメタデータを比較できるため、ターゲット環境で必要な変更を特定する場合に役立ちます。比較することで、作成されるリビジョンに必要なエレメントがすべてあり、ターゲット環境で正しく機能するかを確認できるため、必要な依存関係が抜けていたり、新しいエレメントと互換性のない状態になっていたりする状況が回避されます。
環境の比較ウィザードから 2 つの環境のメタデータを比較するには、メニュー [Environments] > [Compare environments] をクリックします。
新しいタブが開き、以下のダイアログが表示されます。

2 つの環境のメタデータを比較するダイアログ¶
このタブでは、メタデータを比較するソース環境とターゲット環境の両方の VDP サーバーと Scheduler サーバーを選択できます。
このタブは 2 つのセクションに分かれています。[Source Environment] セクションでは以下のオプションを選択できます。
Environment: ソース環境の名前。
Virtual DataPort server: ソース環境の Virtual DataPort エレメントのソースとなる、カタログ内のサーバー。
Scheduler server: ソース環境の Scheduler のジョブのソースとなる、カタログ内のサーバー。このフィールドはオプションです。
[Target Environment] セクションでは以下のオプションを選択できます。
Environment: ターゲット環境の名前。
Virtual DataPort server: ターゲット環境の Virtual DataPort エレメントのソースとなる、カタログ内のサーバー。
Scheduler server: ターゲット環境の Scheduler のジョブのソースとなる、カタログ内のサーバー。このフィールドはオプションです。
環境の比較ウィザード¶
ソース環境とターゲット環境の両方で Virtual DataPort サーバーとオプションで Scheduler サーバーを選択すると、2 つのツリーで構成される環境の比較ウィザードが表示されます。
環境間の相違は、どちらのツリーでも以下のようにエレメントの背景色によって示されます。
背景が透明で両方のツリーに表示されているエレメントは、ソースとターゲットのどちらの環境にもあるエレメントです。
背景がオレンジで両方のツリーに表示されているエレメントは、ターゲット環境にはありますがソース環境にはないエレメントで、ターゲット環境では削除候補になります。
背景が緑で両方のツリーに表示されているエレメントは、ソース環境にはありますがターゲット環境にはないエレメントで、ターゲット環境では追加候補になります。
背景が紫で両方のツリーに表示されているエレメントは、どちらの環境にもありますが内部の相違があるエレメントです。
さらに、2 つの環境の間にある相違の数のサマリが、下部の余白に表示されます。

環境の比較ウィザード¶
リビジョンのエレメント候補¶
[Target elements] から、リビジョンに含まれるエレメントとジョブをすべて選択できます。選択できるエレメント候補は、「 リビジョンのエレメント候補 」のセクションで説明するエレメントと同じです。
環境の比較ウィザードからのリビジョンの作成¶
注釈
リビジョンを作成するには、ソース環境に対する Connect 以上の権限、またはグローバル管理者、昇格管理者、昇格ユーザーのいずれかのロールが必要です。詳細については、「 認可 」のセクションを参照してください。
[Target elements] ツリーからエレメントを選択すると、保存ボタンが有効になり、このボタンをクリックして 1 つまたは 2 つのリビジョンを作成できます。作成されるリビジョンは、選択したエレメントによって異なります。
ターゲット環境で追加するエレメント候補 (背景が緑) または変更するエレメント候補 (背景が紫)、あるいは両方の環境にあるエレメント (背景が透明) を選択した場合、 CREATE リビジョンが作成されます。このように保存ボタンをクリックすると新しいタブが開き、作成する CREATE リビジョンの名前と (オプションで) 説明を構成できます。
ターゲット環境で削除するエレメント候補 (背景がオレンジ) を選択した場合、 DROP リビジョンが作成されます。このように保存ボタンをクリックすると新しいタブが開き、作成する DROP リビジョンの名前と (オプションで) 説明を構成できます。
ターゲット環境で追加または変更するエレメント候補、両方の環境にあるエレメント、ターゲット環境で削除するエレメント候補を選択した場合、2 つのリビジョンが作成され、作成後に関連付けられます。
CREATE リビジョンは、追加または変更するエレメント候補、あるいは両方の環境にあるエレメントで作成されます。
DROP リビジョンは、削除するエレメント候補で作成されます。
このように保存ボタンをクリックすると新しいタブが開き、CREATE リビジョンと DROP リビジョンの名前および (オプションで) 説明を構成できます。